- 調査対象:
- マイナビニュース アンケート会員
- 実施期間:
- 2024/9/12〜2024/9/17
- 調査手法:
- インターネット調査
- 問合わせ:
- マイナビ TECH+
(news-techplus-contact@mynavi.jp)
オフィスの会議室におけるディスプレイの意義を改めて考える
TECH+編集長 小林行雄(以下、小林):まずは2人の担当されている業務の紹介をお願いします。
本社総務統括部 統括部長 山田智子(以下、山田):会社設備の環境整備に管理者の立場で関わっています。
同部 大越拓馬(以下、大越):私は山田のもと、実際に現場でオフィスのレイアウト工事を担当しています。
株式会社マイナビ
コンテンツメディア事業本部
TECH+編集長 小林 行雄
小林: ハイブリッドワークを導入している企業も多い中、会議にオンライン参加する社員も当然います。ところが画面が大きくないディスプレイを使用すると、表示される資料も顔も小さくなってしまう。それが今回のアンケートでの「画面の大きさ」に対する不満の多さに表れていると感じました。
大越: 総務としては、導入するディスプレイのサイズは会議室の収容人数をもとに検討するのですが、以前はオンライン会議での使用を想定したディスプレイ選定はしていませんでした。
山田: 「だいたいこのぐらいのサイズでいいかな」という感覚でディスプレイを選定し、いざ導入してみたら意外と小さかった、という失敗も正直あります。実際の会議室で現物を見て選ぶケースはなかったですね。
株式会社マイナビ
本社総務統括部
統括部長 山田 智子
小林: 私も身をもって実感していますが、歳を重ねると小さな文字が見えにくくなります……。そうすると、もっと大きなサイズのディスプレイへのニーズも当然出てきます。
山田: オンライン会議ではやっぱり参加者の表情を見たいじゃないですか。当社は現状、パソコン画面上でのオンライン会議が多いので、細かな反応や表情の動きがよく見えないと感じることが多いです。
株式会社マイナビ
本社総務統括部 大越 拓馬
“理想の会議室”に近づくディスプレイ選定のポイント-
小林: とはいえプロジェクターでは場所を取ったり、運搬や設置、操作の手間がかかる場合も多いですよね。
山田: 確かに以前は、「プロジェクターが映らないので何とかしてほしい」という問い合わせに対応するために、若手社員が時間を取られることも多かったですね。
小林: そうした手間も総務にとってはコストですから、その意味ではオフィスの会議室には手間をかけずに済むディスプレイがやはり適していると思います。
山田: アンケートの結果、利用率が最も高かった7〜12人の会議室では、50〜60インチ程度のディスプレイでも、離れたポジションから見ると文字や表情が小さくなってしまいます。ですので、それよりも大型のディスプレイがいいのかなと思います。
小林: ほかに、会議室で使用するディスプレイに求められるのはどんな要件なのでしょうか。私としては、細かな資料でもしっかり読み取れるように高精細なディスプレイが望ましいと思います。
山田: そうですね。くわえて、ディスプレイが明るいことは大事な要件だと思います。オフィスの照明は細かく調光できませんし、時間帯によっては外光の加減で見えにくくなることもあります。そのたびに見え方を調整するのはストレスになるので、やはり明るくて見やすいディスプレイが理想ですね。
小林: 見やすい大画面ディスプレイを導入すれば、会議で表示される資料を確認するときはそのディスプレイを見るだけで完結できるので、ペーパーレス化が進みコストダウンにつながる可能性もあります。会議室に関するコストの考え方、さらには会議のあり方自体も変わっていくのではないでしょうか。利用しやすいのは大前提として、その場で新しい発想やイノベーションが生まれる会議室こそが、これからの“理想の会議室”になるのではと想像します。
98V型の法人向けブラビア「FW-98BZ53L」を実際に会議室で体感した結果は?
小林: ここからは、今まで話してきた会議室の課題を解決する可能性を持つソニーの法人向けブラビア98V型モデル「FW-98BZ53L」を実際に体験しながら話を進めます。まず、ファーストインプレッションはどうですか。
山田: 定員10人の会議室に98V型のディスプレイが入ると、もっと威圧感を受けると思っていたのですが、意外にしっくりきますね。会議室のディスプレイは画面の下端が机上面より上にくるものを選ばなければいけません。その点、これだけの大画面にもかかわらず机に隠れませんし、天井にもかからないのがいいと思います。
大越: 明るく高精細で、細かい文字もはっきり表示されていて見やすいというのが最初の印象です。
山田: 確かに、オンライン会議の参加者の顔を映しながらでも資料がしっかり読める! 近くだけでなく一番奥の席からでも、表情や小さな文字がきちんと見えますね。オンラインで参加している社員を画面の中で一緒に表示しても一人ひとりの表情がわかります。通話相手の様子を表情から推し量れるので、顔がしっかり見えることは本当に大事です。
小林: とにかく明るくて広色域なので、動画などクリエイティブ系素材を表示して話し合うような使い方にもフィットするでしょう。 近くだけでなく一番奥の席からでも、表情や小さな文字がきちんと見えますね。オンラインで参加している社員を画面の中で一緒に表示しても一人ひとりの表情がわかります。通話相手の様子を表情から推し量れるので、顔がしっかり見えることは本当に大事です。
大越: 本当に、これを入れたら社員のリアクションは良さそうですね。これだけ大きくても壁掛けできるというのも、設置スペースの面で総務にはありがたい。音についても、社員のプレゼン内容がきれいに聞きとれる。この会議室よりも大きなセミナールームなどで使用するときにも、別途スピーカーを用意せずに運用できそうな気がします。
山田: 使用する機材が多いと壊れたり、設定が分からなかったり等で時間や工数がとられる確率が上がるので、法人向けブラビア「FW-98BZ53L」 1台ですべてを完結できるのは大きなアドバンテージですね。
小林: こんなディスプレイがあったら、社員としても「うちの会社すごい」と思えるんじゃないでしょうか。
山田: 家にいるより会社の設備を使うほうが業務効率がいいといった理由で、出社頻度があがるかもしれません。
小林: 資料も細かなところまで見えるということは、社内会議の資料を細部まで気にして作ろうと考える社員が増えるかもしれませんね。
大越: 何より、オンライン会議の参加者ともリアルで会っている感覚に近い会議ができると感じました。
山田: ある程度の人数がオンラインで参加していてもリアルで会議をしているのと近い感覚を実現できるということは、例えば20人程度の規模の会議室はわざわざ作らなくてもいいといえます。オフィス最適化の観点からも、リアルで会議を行っているのと近い環境を社員に提供することは重要だと改めて痛感しました。
小林: 出社して会議室で参加している人とオンラインで参加している人がシームレスに、空気感を共有しがら行う会議がやはりこれからは求められると思います。この法人向けブラビア「FW-98BZ53L」のような大画面でありながら高画質・設置性も高いディスプレイがあれば、人と情報を1カ所に集め、一体感のある会議を実現できるので、“理想の会議室”に近づけるのではないでしょうか。
“理想の会議室”をつくるうえで、ソニーの法人向けブラビア「FW-98BZ53L」は見逃せない選択肢となるはずだ。ソニーマーケティングでは、導入を検討している企業向けのデモに積極的に対応し、実機を見ながら検討することもできるという。是非導入を検討してみてはいかがだろうか。
小林: “理想の会議室”がテーマですが、そもそも今、オフィス環境を良くしなければ人材をなかなか採用できなかったり、社員のエンゲージメントも高まらないという状況があります。その中で、2人のような総務部門担当者の役割は重要性を増していると思います。アンケートを見るとオフィス回帰の傾向が明確に出ており、会議室づくりにも改めてフォーカスする必要があると感じました。
山田: いわゆる「新しい働き方」が広がる以前の会議室には、とにかく多くの人を集められる場としての役割が求められていました。そうなると会議室は当然広くなりがちで、映像表示装置としてはプロジェクターが主流でした。ところが最近では、大人数が集まる場は本当に必要なのかという話になり、社員にもヒアリングしたところ、打ち合わせ時の使い勝手を考えれば10人程度かそれ以下の人数で使用する会議室へのニーズが強いことがわかりました。