良質な客室映像空間を提供するホテル
客室のソニー4Kテレビ「ブラビア」を体験
https://www.grandbach.co.jp/ginza/
ホテル激戦地の歌舞伎座近くに展開、15階建て、144室規模で全館バッハの音楽で彩られている。料飲施設もウェルネスキュイジーヌを提案。1階には「トシ・ヨロイヅカ」のスイーツコーナーも設け、館外客も誘客する。施設全体の品格で独自性を打ち出している。
月刊ホテル旅館2022年3月号より転載
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総支配人・総料理長
佐藤敏浩氏
チェックインして客室に一歩足を踏み入れると、遮光ロールスクリーンが上がると同時にシースルーのシェードが下がり、ブラビアの画面がつき、バッハの「G線上のアリア」が客室に流れる。すばらしく感動的なホテルライフの幕開けが体験できる「ホテルグランバッハ東京銀座」は、その名の通りバッハにインスパイアされたホテルだ。開業は昨年11月30日。コンセプトはズバリ「バッハとウェルネスキュイジーヌで心身が癒されるステイ」。銀座の地のエネルギーと歴史に培われたエリアに進出している。
運営は(株)グリーンホスピタリティーマネジメント。シティホテル、宿泊主体型ホテルと多彩な宿泊施設を展開しているが、上質なデザイン性を際立たせているこのホテルグランバッハはすでに京都、熱海、仙台に進出済み。そして満を持して銀座に開業するに至っている。施設全体には音楽性と多彩なアートワークを重視した設え、ウェルネスキュイジーヌを提供する料飲、スイーツプロデュースの担当は鎧塚俊彦氏と、施設の隅々に独自性を生かしきっている。
また、バッハに関してはクラシックソムリエの田中泰氏が選曲。そして、施設のコンセプトにマッチさせた形で同ホテルの全室にソニーの「ブラビア」を導入。ブラビアのデザイン性、音質と画質の良質性にさらにヤマハのサウンドバーも備え、「音」の連動に徹底的にこだわっている。
ブラビアと連動する客室インフォメーションシステムでバッハの選曲、画面やネット動画視聴機能、chromecast機能、客室インフォメーションなどブラビアならではの互換性を高く評価。銀座情報 やイベント情報も発信し、非常に好評を博している。またフロントに隣接するエリアでサロン・コンサートを定期的に開催し、そのライブ配信を客室のブラビアでも楽しめるようにしている。
同ホテルの総支配人兼総料理長の佐藤敏浩氏は「ホテルコンセプトにマッチしたブラビアの機能を利活用しながら、銀座で『食と音楽』を静かな環境と設えで丁寧に提供していきたい」と語る。この心意気で名にし負うホテル激戦地でもある銀座で全く新しい可能性の鉱脈を見出していくつもりである。