■業種:会議室 ■用途:会議用ディスプレイ
※画像は2019年1月時点
花王 作成部門様は、通常の会議の他、部門のミーティングや、制作会社と制作物の確認などをおこなう会議室に、法人向けブラビアを導入されました。
「これまでの会議室にはプロジェクターを設置していました。しかし、プレゼンテーションを受けるときは照明を落とし、商品パッケージやポスターなどの制作物を確認する際はその都度照明を明るくするなど、煩わしい思いをしていました。また、投影される映像のクオリティがさほど高くはないことも課題でした。」と、作成部門・クリエーティブ推進部の柳谷学氏は話します。
花王様は、商品パッケージや、CF(コマーシャルフィルム)・ポスターなどの広告、ウェブサイトの多くを自社で作成しています。その担当である作成部門の会議では、パッケージやCFの色味の確認・調整といった校正を繰り返します。しかしプロジェクターでは運用面、映像品質の面から課題を感じていました。
「商品の魅力を伝えるためのパッケージや広告では、“ファンデーションの色”や“髪の流れや光の反射”といった繊細な表現が重要です。しかし、プロジェクターの映像には限界があります。また、投影しているスクリーンが空調の風で波打ってしまったり、投影面が歪んだりすることは、制作に関わる部門として許容できず、現場から問題提起もありました。」
そこで同社が注目したのが大型の業務用ディスプレイ。明るさやコントラスト、解像度などは申し分なく、空調で表示が乱れることももちろんありません。パッケージや広告・CFの繊細な表現の確認や運用面でのプロジェクターの課題を解決できると考えたのです。
「市場では100インチオーバーといった大型のディスプレイも登場しており、プロジェクターの代替としてディスプレイを使える環境が整っていました。そこで何社かのディスプレイを比較・検討し、75インチの法人向けブラビアを導入することにしました」
ディスプレイの選定で注視したのは「色づくり」。「法人向けブラビアは、色味がきれいに表現され、黒もきっちりと引き締まっていました。表示されるコンテンツを見て最も“わくわく”したのはブラビアでした。」
現在、法人向けブラビアは花王様社内の多くの会議室に導入されています。
「2017年に作成部門の会議室を一新した際、すべての会議室に法人向けブラビア“会議用ディスプレイパック”を導入しました。小会議室には43V型を、中会議室には75V型を導入しています。また、CFの試写などはブラビアでおこなうことを制作会社に通知しています。お客様がテレビでご覧になる映像はブラビアの映像を基準に作成しています。」
「法人向けブラビアは、マニュアルを読まずに使えるほど取り扱いが簡単で、非常に助かっています。」
今回ご採用いただいたのは、法人向けブラビアに会議用途向けの設定を施した”会議用ディスプレイパック“。ブラビアに繋がったHDMIケーブルをパソコンに差すと自動でブラビアの電源が起ちあがり、パソコン画像を映し出します。プロジェクターのように起動に時間がかかったり、本体ボタンで入力切替をしたりというような煩わしさがありません。また、USBメモリに保存したコンテンツやウェブページを表示することで社内掲示板として使えたりできます。
「導入後、ブラビアに関する現場からの苦情はありません。画質にも運用にも満足しているのだと思います」と柳谷氏は話します。
法人向けブラビアを導入し、会議・ミーティングの効率・生産性を向上させた花王様。プロジェクターの運用に課題を持つ企業にこの事例は役立つことでしょう。