導入事例

音から映像を生成し、魅せる展示に大画面ディスプレイを

JR浜松駅の新幹線コンコース小展示場で、『音を“見る”MUSIC EMOTION』と題した体験型デジタルインスタレーションを、2022年7月9日より1年間の予定で展示しています。

“音質”にこだわったからこそ、“画質”にもこだわりたい

背景の壁一面を映像で埋め、一枚の絵のように見せたいと考えていました。その装置としてプロジェクターやLEDビジョンなどを検討する中、株式会社シルバーアイへ、よりインパクトのある展示にできないかと相談し、紹介いただいたのがソニーのブラビアでした。75V型の4K液晶ディスプレイを横に3台つなげると、ちょうど壁の横幅と同じサイズになり、まずはサイズのニーズに合致しました。

そして、映像の美しさです。設置しているピアノは音質に大変こだわっており、それと合わせるビジュアルにも、やはり質の高いものを求めたい。ソニーの4Kブラビアなら高精細なのはもちろん、高輝度なため明るいブースの中でも鮮明な映像を見せられます。プロジェクターの場合、明るい環境下での投影に対する調整にハードルの高さを感じました。また、LEDビジョンと比較しましたが、明るさや発色で違いが歴然としていました。

導入前に今回の映像をブラビアの4K液晶ディスプレイで試写させてもらったのですが、自分のパソコンで見ていた映像と大違いで驚きました。フレームレートの高いブラビアでの映像は本当に滑らかな動きでした。

導入コストや保守サービスでも納得

しかも、コスト面でもプロジェクターや他社のLEDビジョンよりメリットがあり、予算内に収めることができたことも大きかったです。プロジェクションマッピングの費用とは大きな差がありました。

このような展示では、現場での運用における利点も重要です。まず、システム電源は駅のブレーカーに連動していて、日々自動で稼働・終了していますので、特に手が掛かることはありません。運営がとても楽です。

そしてソニーの場合、専用のサポート窓口があり、修理の相談も専門のスタッフに対応いただける点や、万が一製品が故障した際には修理エンジニアがオンサイトで修理対応くださるので、このようなイベント会場でも安心して展示ができました。保守サービスやアフターサポート面での安心は大きいと思っています。

設置から半年ほど経ちましたが、地元メディアに取り上げられただけでなく、有名なYouTuberにもイベントブースにて演奏いただいています。一般の方々もご自身のSNSなどに体験映像をアップしてくださっていて、それらをまとめると100万回以上再生されているようです。現場では、お子さんが楽しんで弾いているのを親御さんが撮影するという光景がよく見られます。

このような「音を可視化して感じてもらう」という企画は、河合楽器としては先進的な試みであり、一つのチャレンジでした。実現できたこと自体が喜びです。社内的にも、若い人を中心に一定の評価が得られたのではないかと感じています。

会社や店舗内外のイベントで、ブラビアをタッチポイントに

今回のような展示活動は、全国へ広げたいと思っています。弊社には直営店やショールームが各地にありますので、恒常的にイベントを開催してブランドのプロモーションにつなげていきたいです。また、この3台のブラビアは外部のイベントなどにも積極的に持ち出し、多くの方々とのタッチポイント創出にも利用したいと思います。

弊社はもうすぐ創業100周年を迎えます。次の100年を見据え、ソニーやシルバーアイとも一緒に、何か新しいことへ積極的にチャレンジしていきたいと考えています。