* 掲載内容は2023年8月時点のものです
森トラスト株式会社 様
全国で展開する不動産事業、ホテル&リゾート事業、投資事業を三本柱としている同社。総合デベロッパーという立場からオフィスを供給するだけでなく、「働き方」を追求する事業者として、「働く場所」の飽くなき進化を目指しています。2023年4月に本社を移転させた「東京ワールドゲート 神谷町トラストタワー」のオフィス空間は、同社のオフィスビジョン「DESTINATION OFFICE」をカタチにしたものです。
■導入の目的
■法人向けブラビアで実現!
リモートワークの普及は、オフィスの役割が見直されるきっかけになりました。自宅でも仕事をすることが可能になった一方で、組織ではコミュニケーションの減少や創造性の低下、個人では運動不足やストレス増加といった課題が発生したからです。このため弊社では「DESTINATION OFFICE」というコンセプトを掲げ、社員が自然と集まり、社員同士の出会いをつくり出す仕掛けがある、そんなオフィスの提案に取り組んでいます。オフィスが魅力的であれば、そこは『目的地(DESTINATION)』になるということです。
重要なのは「ハード面、ソフト面、機能面」という3つのポイントがあり、いずれの側面でも利用者の目的やニーズを考えた価値があること。私たちは今回、これを自らの本社で具現化しました。ハード面では「オフィスが自宅よりも快適」であることが必要だと考えています。しかし、以前のオフィスでは会議室にディスプレイがなかったり、画面が小さかったりで、社員はストレスを感じていたようです。
「Web会議なら自宅から参加したほうが快適だ」といった声も耳にしていました。このため、新しいオフィスでは多様なサイズの会議室を設け、各室に最適なディスプレイを設置して、社員の皆が会社へ来たくなるような環境をつくりたいと考えました。
会議室に大型のディスプレイを積極的に導入しました。より多人数で打ち合わせを行う広い会議室にはディスプレイを2台並べて設置しました。Web会議ではディスプレイにリモート参加者の顔と一緒に、図面などを映し出すことが少なくありません。その際、1台のディスプレイで分割表示すると図面表示も小さくなってしまいます。そこで1台を図面専用にすることで、建築関連の図面ならではの細かい数字なども見やすくしています。もう1台には人の顔を大きく映すことで、参加者の存在や反応がより感じられ意思疎通も図れるなど、臨場感のある会議ができていると思います。
また、当社のもっとも広い会議室には100V型のディスプレイを設置しました。当初は4台を縦横につなぎ一枚の大画面(4面マルチ)として見せることを考えていました。しかし、この会議室では社内イベントなどを開催する際にもディスプレイが使用されるため、ディスプレイのベゼル(枠)が気になりました。ソニーに相談したところ、100V型の製品があることを紹介いただき、費用的にも手ごろ感があったため採用を決定。その後、この会議室では各部署のマネジメント層が経営陣に計画をプレゼンテーションするなど、大画面を活かした使い方がされており、一定の業務効果があったのではないかと考えています。
100V型を設置した大会議室。ここでもサブモニターを設置している。
ディスプレイの選定は決してコストだけでは決めず、性能や機能とのバランスを重視しました。社員に快適な会議空間を提供し、ストレスなく仕事をしてもらうことが最大の目的だからです。具体的なポイントとしては、入力切替に対する「応答速度」や、「映像クオリティー」でした。この2点で確かな性能を持ちながら、コスト面でも経営層が納得するレベルであることを追求した結果、もっとも高く評価できたのが法人向けブラビアでした。
以前のオフィスで問題となっていたのは、パソコンをディスプレイにつないで表示させるまでに時間がかかっていたのですが、法人向けブラビアならパソコンを接続するだけでHDMI信号を自動検出し、電源が自動でONとなり、スムーズに会議を始めることができます。逆にケーブルを抜けば自動でOFFとなり、省エネにもつながっています。以前はディスプレイのリモコンが見つからず入力切替ができないため、会議が始まらないといった事態もよく起きていました。
そして、映像の品質も重要でした。弊社では大規模な建築物を扱うことが多いのですが、そういった建築物の図面は非常に細かいものになります。その点、法人向けブラビアなら、細かい文字などの潰れや表示の滲みなどがなく、「輝度」が高いため明るい会議室内でも鮮明ですし、「視野角」も広いので大きな会議室での視認性がとてもよいと感じています。
こうした総合的な画質評価でもブラビアは他社製品より優れていると判断したのですが、その確認にNSFエンゲージメント*のショールームを利用させてもらいました。大型ディスプレイに資料などを映し出しながら会議をされているところを見せていただき、「これこそ自分たちのやりたいことだ」と腑に落ち、理想の環境を実現できると思いました。100V型ブラビアの実物もそこで初めて見ましたが、分割ではない1枚画面の美しさや、そのシンボリックな存在感は代えがたいものがあると強く感じました。実物や実際の利用シーンを見ておいたことで、社内決裁も自信をもって進められましたし、経営層にも説得力をもって話ができたと思います。NSFエンゲージメントへ見に行った甲斐は非常にありました。
*「株式会社NTTファシリティーズ」と「ソニーコーポレートサービス(現ソニーピープルソリューションズ)株式会社」のファシリティマネジメント&ワークプレイスソリューション事業等に関する合弁会社
導入後3カ月が経過し以前は出社しているのに自席からリモートで会議に参加している社員が多くいましたが、「会議室へ行って参加しよう」という意識に変わったのには、大きく鮮明なディスプレイがあることが大きいと思っています。ディスプレイが起動しないとか、画質が悪いといった話は一切聞いたことがありません。
重要なのは「社員が会社へ訪れる意味」や「社員同士が顔を合わせる理由」となる仕掛けを、オフィスの運用に組み込んでいくことです。細かく社員のペルソナを考えながらオフィスの仕組みや機能を整備し、多様なニーズに応えていきたい。ハード面では、自宅より快適な環境を提供することが必要です。今後のオフィスには法人向けブラビアのような鮮明な大型ディスプレイがある会議室は不可欠ではないでしょうか。
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FW-BZ40J/BZ
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