良質な客室映像空間を提供するホテル
4Kブラビアは「選ばれるホテル」の必須ツール
HOTERES 週刊ホテルレストラン 2020年10月2日号より転載
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MUNI KYOTO 総支配人
石川眞大氏
古都京都・嵐山。渡月橋を間近に臨む好立地に8月1日、本物を知る大人のためのスモール・ラグジュアリーリゾート「MUNI KYOTO」が開業した。客室21 室のみに限定した館内で貫かれるのは、ほかの追随を許さない品質と、徹底して無駄をそぎ落とす、引き算の美学。そして、その客室に採用されているのが、ソニーの4Kテレビブラビアである。各社しのぎを削る4Kテレビの中で、なぜブラビアだったのか。総支配人の石川眞大氏に聞いた。
一歩足を踏み入れれば、目に入るのは一面の窓の向こうに広がる嵐山の自然と渡月橋の風景。室内には、「シモンズ」のベッドに「B&B Italia」のソファ。いずれも華美ではないが最高級とひと目で分かるインテリアが最低限に配置されている。和・洋の漆喰で一面ずつ塗られたニュアンスのある壁面、木目が美しい床材や、造りつけのデスクも一歩引いた美しさで、嵐山の雄大な景観が主役になるよう計算されている…。そんな贅を尽くした客室の中で、55V型というサイズながら、ブラビアは際立つことなく、すっきりと部屋になじんでいる。総支配人を務める石川氏は、「どれだけ無駄をそぎ落とせるか、という私どもホテルの空間の美学で見たとき、ブラビアのデザイン性と77mmという薄さは圧倒的でした。さらに私自身、以前からソニー製品への信頼が厚く、高画質と豊富な機能性に引かれたことも理由です」と、その選定理由を語る。
その機能性とは、例えば、アンドロイドとiOSのデバイスとのミラーリングへのキャストでの対応だ。ゲストはその日スマホで撮影した写真や動画 を、スムーズに大画面に映して楽しめる。さらに、実は設計士による外観への美的判断から、TVアンテナが設置できないというこのホテルで必須である、光テレビに対応していること、そして「Hulu」「Netflix」ほか、ニーズが高まるネット動画が豊富に見られることも決め手となった。しかも、ログイン時に入力する必要なIDとパスワード、視聴履歴も電源のON・OFF で自動削除されるため、スタッフの手間を取らずスムーズに機密保持も可能である。
また、今後再び急増するであろうインバウンドに向けて、クロスバリュー(株)のホテル向けVODシステムを標準搭載していることも大きな魅力だっ た。VODには誰でも初見でスムーズに使える操作性が備わっており、英語、中国語など外国語5言語への対応も可能。トップページには現在、ホテルロゴと、嵐山らしい竹林の画像、そして「インフォメーション」「テレビ一覧」「アプリ一覧」など明快なメニュー表示がなされているが、今後はさらに京都らしい動画やコンテンツを追加するなど、自在にカスタマイズして付加価値を高めることができる。
一方で、ホテルがこれから予定しているサービスとソニーマーケティング(株)が提案したブラビアとのシナジー効果も大きかった。「私たちはゲストに、この京都という街で古来より育まれて来た“本物”を体験していただきたいと思っています。例えば、すぐ近くには、『黄櫨染(こうろうぜん)』という古くから皇室の方ご用達の染物を研究されている工房がありますし、茶道、華道、芸子・舞妓さんなど、独自の文化、芸術は多種多様にあります。隣接しており、江戸時代から近代まで、MUNI KYOTOは京都の芸術文化を発信する拠点になっていきたいと考えています」と石川氏。今後は匠の工房の見学など京都の本物の芸術文化に触れていただく体験ツアーも実施していくというが、その様子を4Kの高画質で流すだけでも、ゲストが大いに引き付けられることは間違いない。また、ソニーマーケティング(株)は現在、京都市観光協会と協力して、「吉兆」「祇園さゝ木」など名だたる名店の動画や店主自らのコメント、舞妓さん、大原三千里の風景などを盛り込んだ京都全体のPRコンテンツを作成しているそうで、それを流すこともまた、京都という街への興味と期待値を大いに高めるだろう。
さらに、客室にはソニー製品がもう一点採用されている。まるで目の前で生演奏を行なっているかのような、リアルでクリアなサウンドが楽しめる「グラスサウンドスピーカー」だ。スマホとBluetoothでつないで、好みの音楽を高音質で楽しめるこのスピーカーは、一見とてもスピーカーには見えないアートのようなたたずまいで、小粋な存在感を放っている。小さなロウソクを灯したような光は温かく、「夜はぜひテラスに持ち出して、お酒を飲みながらムードある時間に浸ってほしい」と石川氏。まさに滞在の価値を高める、名脇役と言えるだろう。
今後について石川氏は、「地域の皆さま、ソニーマーケティングさまの力も借りて、モノがあふれる時代、本物を知る賓客の皆さまに感動を与えられる、京都ならではのアクティビティーやコンテンツをどんどん増やしていきたいですね。そうすることで、訪れるたびに京都を好きになり、何度も訪れるリピーターになっていただければと思います。インバウンドのリピーターは5泊以上の滞在の方も多いので、ぜひゆったりと京都を楽しみ尽くしてもらえたらうれしいです。また、その方たちがSNSで写真や動画を発信して、それをブラビアとリンクさせられれば、世界中に京都の魅力を発信でき、地域貢献にもつなげられるのではないでしょうか」と語った。現在は40〜70歳代、国内のカップルやご夫婦でほぼ推移しているそうだが、インバウンドが続々と訪れ、ブラビアに高画質で映し出される京都の芸術や文化に触れ、体験に感動するその日が待ち遠しい。
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