株式会社ラクス 様
株式会社ラクス様は中小企業向けのクラウドサービスを展開している企業。交通費・経費精算サービス「楽楽精算」や請求書発行システム「楽楽明細」をはじめ、労務、勤怠、販売管理など企業に必要なシステムをクラウドサービスとして提供しています。
■課題
■法人向けブラビアで解決!
株式会社ラクス様は、会議用ディスプレイおよび社内サイネージ用途として、法人向けブラビアを導入されました。
「オフィス移転の際に会議用ディスプレイとして採用したのが最初にブラビアを導入したきっかけです。それ以前は、プロジェクターを使うことが多かったのですが、映し出すまでに時間がかかることや、故障の心配、ランプのランニングコストなどを課題に感じていました。『もっとスマートに会議を始めたい』とネットで情報を検索し、法人向けブラビアを見つけました。こだわったのは、日本のメーカーであることとサポート面の充実です。ブラビアは納入もスムーズでしたし、3年間の保証が付いていて、万が一故障してもオンサイトで修理してくれるのも心強いですね。今もオープンスペースにプロジェクターは置いてありますが、会議室はブラビアを採用しています」と、技術本部情報システム部部長の小川典嗣氏は語ります。
法人向けブラビアはHDMIケーブルでPCと接続するだけで起動し、PCの画面を表示。資料の映写に手間取ることなく、スムーズに会議を始められます。
「当社には『リアルに集まり、ともに仕事することで企業文化が醸成される』という考えがあります。新しいことを始める場合は人の意見を数多く聞いたほうがよいと思いますし、随時、進捗を確認していくことが重要です。とは言え、複数拠点の人が頻繁に集まるのは難しいので、拠点間のミーティングはテレビ会議を活用しています。テレビ会議では資料や相手の顔などを映してマルチ画面にして使うことがありますが、ブラビアは小さい文字も見えやすいのがいいですね。情報システム部として、全国の拠点に対して、ディスプレイはブラビアを推奨しています」
「会社の成長と共に、社員数も増加しています。そこで問題になったのが社内の情報共有です。メールで事務部門がスタッフに連絡しても確認漏れが多発して困っていました。必要な情報を周知する方法を模索し、社内サイネージが有効ではないかと考えました」(小川氏)
確認漏れの原因は、それぞれの社員がコア業務に集中しており、社内の連絡事項に意識が向かなかったため。そこで、必要な連絡事項を目に付きやすい社内用のデジタルサイネージに掲示することにしました。
「会議室にブラビアを導入していましたが、サイネージとしては活用していませんでした。当社の代表から『コンテンツを入れたUSBを差すだけで、デジタルサイネージとして使えるディスプレイがあるのだから、これで運用すればいいのではないか』という話があり、早速デモ機で検証し、大型ブラビアの導入を決定しました。さらに調べたところ、HTMLサーバーからコンテンツを配信してSTBなしで表示できると知り、USBメモリーのコンテンツの入れ替えも不要であるとわかりました。STBが不要であれば、電源用・接続用のコードも少なく、すっきり設置できます。東京オフィスには、3台のデジタルサイネージ用ブラビアが導入されています」(小川氏)
デジタルサイネージにはディスプレイ以外にSTBやパソコンを必要とするものもありますが、これらの機器を設置するには、そのためのスペースが必要です。オフィスを拡張する際に、ディスプレイとSTBのレイアウトをあれこれ悩まず、ディスプレイの設置だけを考慮すればよいブラビアであれば、設置の自由度が高まります。
さらに、ブラウザを内蔵しているディスプレイであれば、必要な情報をまとめたWebサーバーを用意するだけで、デジタルサイネージシステムを構築できます。法人向けブラビアはHTML5対応のブラウザを搭載しており、本体だけでWebサイトにアクセス可能。USBの差し替えなしで、情報を更新できます。
「デジタルサイネージの運用は、法人向けブラビアにCMSを使って制作したWebページの情報を表示しています。簡単な操作で情報共有でき、誰でも使えるのがいいですね。現在では、他の拠点にも横展開しています」(小川氏)
「エンジニアがいる拠点では、小型の汎用PCと組み合わせ、複数のサイトから情報を取得・表示したり、動画サイトにある当社のCMを組み合わせて表示したりといったケースもあります。HTML5を扱える技術力があれば、法人向けブラビアだけで様々な情報を掲示できます」(小川氏)
株式会社ラクス様は、法人向けブラビアの機能面に加え、サポート面も高く評価されています。
「当社は全国に展開しているため、どの地域でもきちんとサポートしてもらえるのはメリットです。ソニーは調達や搬入についても、こちらの要望を汲んでもらえます。そのため内装業者とのスケジュールの調整もしやすくなりました。今後もオフィスを拡大する際には、ブラビアを導入していく予定です」(小川氏)