法人のお客様業務用ディスプレイ・テレビ[法人向け] ブラビア 導入事例 株式会社ササキ 様

業務用ディスプレイ・テレビ[法人向け] ブラビア

導入事例

生産の現場に大画面ディスプレイを設置して進捗状況を見える化。
ライン内の注意喚起も画面に表示し、情報共有がスムーズに

株式会社ササキ

* 掲載内容は2023年9月時点のものです

株式会社ササキ 様

ワイヤーハーネスの製造や電子機器組立などの事業を、本社のある山梨県と宮城県で展開。製品は主に半導体製造装置や工作機械、自動車レース用部品などで使われていることから、多品種少量ニーズに応えられる生産体制を構築。また、短納期に対応できるよう完全な国内生産も実現。製造は一品ずつ人が手で仕上げているため、スタッフ一人ひとりに高い技能が求められ、それが同社の強みとなっています。

■導入の目的

  1. 生産の進捗状況を、もっと簡便に把握・共有したい
  2. 生産現場によくある、注意書きなどの張り紙をなくしたい
  3. 会議室まで行かずにライン内でミーティングを行いたい

■法人向けブラビアで実現!

  1. 進捗を大画面に表示し、作業をしながらでもわかるように
  2. 注意事項も表示し、視覚的な注意喚起ができるようになった
  3. 資料をキャストしてライン内でミーティングを実施

円滑な生産のための進捗確認における課題

代表取締役 佐々木氏代表取締役 佐々木氏
代表取締役
佐々木氏

多品種少量生産が特徴のメーカーですので、製品が流れていくライン生産方式ではなく、何人かで構成するグループをいくつか設け、それぞれで異なる製品や工程を担っています。重要なのはグループ内での連携で、個々の作業状況を皆で情報共有すること、そして個々のスタッフには自分の仕事を遅れずに進めることが求められます。

ワイヤーハーネス製造の様子ワイヤーハーネス製造の様子
ワイヤーハーネス製造の様子

そのため、スタッフは製造の計画と進捗状況を見て、いま何をすべきか意識しながら作業をする必要があり、現場ではスタッフが生産管理システムを共用のラップトップPCで閲覧してきました。しかし、複数人で一緒に閲覧する際には画面が小さく不便です。また、閲覧のために持ち場を離れる必要があり、その間は作業が停滞します。加えて、共用PCですので、誰かが調べものなどで使用していれば閲覧できません。生産性のさらなるアップを望んでいましたので、この状況を何とか改善したいと考えていました。

生産ラインに設置したブラビアで大きく表示し、個人の意識から周知に変わる

山梨本部の工場新設にあわせて課題を解決したいと、販売店にご相談。さまざまな案が出た中、大画面ディスプレイを設置するという結論に至りました。情報を大きく表示することで、スタッフが離れた場所から「いつでも、持ち場を離れず」進捗状況を確認できると考えたわけです。情報を主体的に見ようとしてこなかったスタッフの目にも触れさせやすくなり、個人の意識を高めることができています。

溶着後のチェック作業を忘れないよう促すメッセージ溶着後のチェック作業を忘れないよう促すメッセージ
溶着後のチェック作業を忘れないよう促すメッセージ

運用方法としては、自動表示にすることで、生産管理システム画面を人が呼び出す手間が省けます。そして内容を自動ループ切替とすることにより、複数グループで1台を共用できます。このような運用をするには、ディスプレイは各グループの皆から目につきやすい場所へ設置することが大事で、天井から吊り下げる方式を採用しました。天吊りにしたことで、ディスプレイの下が空き、現場のスペース効率も上がりました。

また、皆から目につきやすいディスプレイなら、サイネージとしても利用できると考えました。一般的に工場内には「安全第一」や「省エネ週間」といった、注意喚起などの張り紙をしているものですが、これを止めて見た目にも現場をすっきり整然とさせ、環境の改善をしました。休憩時間には、自社ホームページのお知らせや地域活動の案内なども表示させ、オン・オフで有効活用ができています。

実機で確認、使い勝手と管理負担軽減の両立

情報システム部情報システム1Gr マイスター 中澤氏情報システム部情報システム1Gr マイスター 中澤氏
情報システム部
情報システム1Gr
マイスター 中澤氏

当初は27V型くらいのディスプレイを、グループごとに1台ずつ置くことを考えていました。しかし、大画面にしてグループ間で共用すれば、先ほどお話した大画面であることのメリットに加え、台数を減らしてコストや管理負担を軽減できることもわかりました。

そこで複数メーカーの大型ディスプレイを実機で確認しました。映像を見た瞬間に誰もが「これがいちばんキレイだね」と注目したのがブラビアでした。やはり画質は大事な要素です。細かい部分もはっきりわかる高精細な表示や、明るい工場内で遠くからでも鮮明に見える輝度の高さが、現場には有効です。正面だけでなく角度のあるところからでも見やすい、視野角の広さなども有効だと確信しました。

あとは他社製品に比べ、1台あたり数万円もの違いがあるわけではありません。「運用コスト、スペースの効率化、満足度を総合的に考えると高くない」と導入を決めました。

導入後の新たな使い方で、さらなる効率化を実現

55V型のブラビアを、3フロアある生産現場に各4台ずつ、計12台を導入しました。進捗状況をより良く表示しようと、現在、システムの開発中で、実装や運用を今後予定しています。サイネージとしての利用は始まっており、張り紙が無くなったことで、イメージしていたとおりすっきりとした環境になり、より視覚的な注意喚起ができるようになりました。

また現場でのメリットは、PCから画像を転送してブラビアに表示させられる「キャスト機能」を利用し、グループミーティングができるようになったことです。以前ならちょっとした打ち合わせでも会議室を予約し、皆で移動していました。今は現場に短時間で人が集まり、手軽に資料をブラビアへ表示させて話し合い、終了したらすぐに作業へ戻れる。とても効率的になり、生産性も上がっているはずです。また、多人数でブラビアの前に集まると横へ広がることも多くありますが、広視野角なブラビアですので、端の人からもよく見えているようです。現場は細かい作業がしやすいよう照明が明るいのですが、はっきり見えているのは輝度が高いからだと実感しています。

資料をキャストすることによりラインでミーティングを実施資料をキャストすることによりラインでミーティングを実施

会議室にも大画面のブラビアを積極的に導入会議室にも大画面のブラビアを積極的に導入

拠点をつないだ全体集会にも活用拠点をつないだ全体集会にも活用

また、会議室にもブラビアを導入しました。社員教育に力を入れているため、多人数が集まった際にも見やすい大画面にして正解でした。高精細なため、プログラミングコードをレビューする際の細かい文字列なども大変見やすく、スムーズな会議ができています。

そのほか、通路や食堂などにもブラビアを設置しています。そこでは生産現場とは違い、工場内の施設利用案内、社内イベントの告知やレポート、人事異動など、社内報で扱うような情報を流しています。これらを以前はインフォメーションボードへ掲示していましたので、たくさんの紙が貼られていて見るのも大変でした。

「大画面×ライブ」での見える化を実現し、いっそうの生産性アップへ

情報システム部情報システム1Gr マネージャー 松永氏情報システム部情報システム1Gr マネージャー 松永氏
情報システム部
情報システム1Gr
マネージャー 松永氏

現在、宮城工場でも導入トライアルをしています。山梨本部と宮城本部とで同期生産をしていまして、それぞれの進捗を現場の管理者がライブで確認できると有効だからです。そして、そこではブラビアの設置方法をスタンド式で試しています。スタンド式ですと情報がより間近で表示されるので、スタッフへの情報伝達力を強化できると考えています。進捗状況によってアラートなどが表示されるシステムの開発も考えています。設置場所の最適化を図っていくことで、いっそうの生産性アップ・効率化につなげていきたいと思っています。

導入いただいた商品について
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