法人のお客様業務用ディスプレイ・テレビ[法人向け] ブラビア 導入事例 ソニーグループ株式会社 Startup Acceleration部門

業務用ディスプレイ・テレビ[法人向け] ブラビア

導入事例

会議用途やサイネージ用途として法人向けブラビアを導入

ソニーグループ株式会社 Startup Acceleration部門

ソニーグループ株式会社 Startup Acceleration部門

「Sony Startup Acceleration Program(SSAP)」は、アイデア創出から事業化までをワンストップで支援するプログラム。スタートアップの創出と事業運営を支援するソニーの社内プログラムとして2014年にスタートし、2018年より社外にもサービスを提供し始めました。オープンイノベーションの加速を目的に、2020年12月にオープンした交流型オフィス「SSAP Open Innovation Village」には、法人向けブラビアが採用され、講演会やワークショップなど、さまざまな用途で利用されています。

Sony Startup Acceleration Programについて詳しくはこちら別ウィンドウで開きます

■SSAPによる法人向けブラビアの活用

  • ・レクチャースペースには85V型を天吊りで設置。大画面・高画質・広視野角で画面が見やすい
  • ・会員向けオフィススペースには、Web会議のマルチ画面も見やすい65V型を設置
  • ・ミーティングの場所に自由に移動できる、32V型の可動式ディスプレイを4台導入
  • ・接続を検知し自動で電源をオン・オフするなど、直感的に使える会議用ディスプレイパックを採用

新規事業開発を支援するSSAP

「SSAPはソニーの社内起業用の仕組みとして2014年に開始したのですが、共通の課題を持った社外の方々から多数のお問い合わせをいただき、これまでの経験とノウハウを整備し、2018年より社内に加え社外へのサービス提供も開始しました。現在、スタートアップだけでなく、大企業の新規事業開発の支援も行っており、先日、社外へのサービス提供数は100件(16産業)を突破しました」というのは、ソニーグループ株式会社 Startup Acceleration部門 Open Innovation & Collaboration部 Business Design Teamの林 慶太氏。SSAPはこれまでに、スマートウォッチ「wena wrist(ウェナ リスト)」や産業用ドローンの「エアロセンス」、ロボットトイ「toio(トイオ)」など、ゼロから17の事業(2021年3月時点)を生み出しています。

オープンイノベーションを加速するため、SSAPは2020年12月にソニー本社オフィス内に「共創」をコンセプトにした交流型オフィス「SSAP Open Innovation Village」を開設しました。多様なスキルとアイデアを持つ社内外のメンバーが集い、共同で事業を創出するための会員用施設として利用されています。

SSAP Open Innovation Villageには、情報交換したりブレストしたりするときに使える「チャットラウンジ」や、大型モニターを設置した「レクチャースペース」、SSAPが支援している企業や団体が事業開発に専念できる専用オフィススペース「プロジェクトオフィス」などが用意されています。

「チャットラウンジ」にはどこでもミーティングができる移動式ラック×32V型ディスプレイを設置 「プロジェクトオフィス」には離れた席からでも画面が見やすい高画質・高視野角の65V型ブラビアを設置(左)「チャットラウンジ」にはどこでもミーティングができる移動式ラック×32V型ディスプレイを設置
(右)「プロジェクトオフィス」には離れた席からでも画面が見やすい高画質・高視野角の65V型ブラビアを設置

「それぞれのスペースでブレストやミーティングするためには、ディスプレイが必要です。法人向けブラビアは、高画質で視野角も広いので、たとえばプロダクトデザインを検討するときなども細部まで鮮明に見えます。SSAP Open Innovation Villageができたのは2020年12月なので、設計当初からフィジカルディスタンスや安全性を考慮しており、離れた席からでもディスプレイ画面が見やすいという点は重視していました」(林氏)

法人向けブラビアは4K高画質プロセッサーを搭載しているため、精細感、色の鮮やかさ、コントラストも鮮明に表現することができます。さらに、ハイビジョン映像を4Kにアップコンバートして映すことも可能です。

チャットラウンジには、移動式ラックにセットされた32V型の法人用ブラビアがあり、自由に移動できるようになっています。

「チャットラウンジは合計4台の法人向けブラビアを配置しています。それぞれ移動できるので、必要に応じて使えます。少人数のミーティングや気軽なブレストの際に使いやすいので、非常に好評ですね」

イベントでも使われるレクチャースペースには、85V型の法人用ブラビアを天吊りで設置。設置場所を工夫し、講演会やワークショップの際にも、どこからでもその画面を見えるようにしました。

会議用ディスプレイパックで生産性を向上

SSAPが導入したのは、会議用ディスプレイパック。HDMIケーブルを差すだけでパソコンの接続を検知し、自動でディスプレイ電源がオンになります。

「会議用ディスプレイパックはリモコンが不要で、HDMIケーブルを抜き差しすれば、自動で電源のオン・オフが切り替わります*1。リモコンを探す時間がなく、ミーティングをスムーズに始められるというのは一見小さいことのように思えますが、新規事業開発に集中してもらうにはこうした利便性が大事だと考えています」(林氏)

「レクチャースペース」に設置している法人向けブラビアは、デジタルサイネージとしても使われています。

「法人向けブラビアは、コンテンツを保存したUSBメモリを差すだけでサイネージとして使えます。運用しやすく、コンテンツの更新も簡単なので、非常に助かっています。*2」と林氏。

画像385V型に映しているコンテンツ例

画面にはSSAPの取り組みなどの映像が流れており、社内外のメンバーの交流のきっかけになることも多く、SSAPのブランディングにも貢献しています。

社内向けスペースに設置されている法人向けブラビアには、社員間で共有したい情報などを表示。各会員の活動状況や、開催予定のイベントの告知などディスプレイを見るだけで必要な情報を得られるため、社内の情報共有も進んでいます。

また、SSAPが支援する企業のためのオフィススペースにも65V型の法人向けブラビアを導入。機密性と利便性に優れ、フィジカルディスタンスにも配慮された空間で、ディスカッションができるようになっています。

多様なアイデアとスキルを持つ人同士が活発に交流し、新しいビジネスを生み出すには、場所そのものにも偶発性を刺激するクリエイティブな仕掛けが必要です。ブレストの場をフレキシブルに作るための可動式ディスプレイやレクチャースペースの使い方など、SSAPにはこれからのオフィス作りに参考になるヒントがたくさんありそうです。

*1:別途設定が必要。設定後、HDMIを抜いた後、最短1分で電源オフに。
 *2:シンプルサイネージパックを採用