良質な客室映像空間を提供するホテル
4Kブラビアは「選ばれるホテル」の必須ツール
https://www.superhotel.co.jp/s_hotels/kanazawa/
大阪を拠点に国内外で156軒を展開する、日本屈指のホテルグループ(株)スーパーホテル。同社は1989年の創業から『安全、清潔、 ぐっすり眠れる』をモットーに、そして近年は地球環境に優しい「ロハス」をコンセプトとして打ち出し、ビジネス層を中心に広く支持を集めてきた。さらに 2018年からは、東京・銀座を皮切りに、一層「ロハス」を追求し、「ナチュラル」「オーガニック」「スマート」という三つのコンセプトを深化させた上位ブランド「スーパーホテル Premier」を続々開業。「SDGs」が世界的に叫ばれる今、社会貢献の姿勢が、従業員のモチベーションアップや、女性やファミリー層の獲得につながっている。そんな同社が 9月5日、JR金沢駅から徒歩7分というホテル激戦区に「スーパーホテル Premier 金沢駅東口 天然温泉鼓門の湯」を開業。コロナ禍で生まれたニーズをいち早く取り入れる、ニューノーマル時代のホテルの姿を牽引する設備と取り組みに、業界内外から注目が集まっている。
HOTERES 週刊ホテルレストラン 2020年10月2日号より転載
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(株)スーパーホテル
建設企画部 課長代理
泉尾賢司氏
日本を代表する大手ホテルチェーンの一つ、(株)スーパーホテルは9月、JR金沢駅前に、上位ブランド「Premier」10軒目となる「スーパーホテル Premier 金沢駅東口 天然温泉鼓門の湯」を開業した。同ホテルでは宿泊のみに留まらず、“ニューノーマル時代”と地方創生を見据えた仕組みが取り入れられ、その中で4Kテレビブラビアを核としたソニーマーケティング(株)が提案したシステムが重要な役割を果たしている。ここでは、施設の概要やコンセプトとともに、ブラビアを主とした仕組みについて、(株)スーパーホテル 建設企画部課長代理 泉尾賢司氏に聞く。
コロナで日常の在り方が様変わりする今、ホテルへのニーズも大きく変わりつつある。この変化をいち早く受け入れ、“新しいホテル” の姿を具現化したのが、「スーパーホテル Premier 金沢駅東口 天然温泉鼓門の湯」だ。「Premier」は、同社全体を通じてのコンセプト「Natural、Organic、Smart」をより深めたブランド。そして、コロナ禍で生まれた多様な用途での利用と、マイクロツーリズムを通じた地方創生につながる空間の提供である。その狙いについて泉尾氏は、「多くの企業がテレワークやワーケーションを推進する中、オン・オフの切り替えのためのデイユース需要は高まり、すでに私どもグループも専用プランを販売しています。その環境をより整えるとともに、同じく高まるマイクロツーリズムの推進にもつながるよう、新しいホテル作りを目指しました」と語る。
新たな仕組みでは、例えばロビーラウンジでは、入り口すぐの壁面に4Kテレビブラビア 65V型を2台並べて設置。2台をまたがるピクチャーウィンドウで映し出される、石川・金沢の臨場感あふれる自然や名所の画像が次々に目に入り、旅の期待値を高める。画像は四季で入れ変わり、今後はDMO(観光地域づくり法人)との協力で、よりニッチなスポットの紹介も予定。地域の特色を発信することで、ホテルを拠点に街へと循環する仕組みを創り、活性化につなげる狙いだ。さらに、PCとHDMIケーブルでつなげば、この大画面を使ってのテレワークやワーケーションが、カメラをつければ WEB会議にも利用可能。ロビーラウンジはシェアオフィスや会議室目的としても使えるよう、Wi-Fiと複数のコンセント、連結可能なテーブルセットを備えている。
また、地域の特色の発信は画像だけに留まらない。スーパーホテルの特長とも言える大浴場には、加賀市「別所新加賀温泉」の湯を使用。朝食会場では、地元の食材を積極的に取り入れるほか、テーブル天板に能登のヒバ材を使用し、棚にも地域の作家の作品を展示するなど、施設内随所に取り入れられている。「現在、この天板の伐採から製材、天板となるまでのストーリーを追った動画や、周辺エリアの飲食店マップも製作中です。より街へ足を運んでいただけるコンテンツをブラビアで流していきたいですね。いずれはタッチパネルをつけてタッチ操作で、気になるスポットの情報を選んでいただけるようにしたいと思っています」と泉尾氏は次なる展開を見据える。
客室は、「ぐっすり眠れる」という創業からのポリシーを守るべく、基本は12.2〜13.1㎡とミニマムながら、木目を多用した、シンプルでいて快適な空間に。ちょうどいい固さや寝姿勢を追求した、マットレス専門メーカー、(株)弘樹と共同開発したオリジナルベッドは、全く同じ寝心地と高さを実現するソファベッドを用意し、ツイン利用でも、同じ満足感を得られる客室も用意されている。
そんな客室でひと際存在感を放っているのが、49V型のブラビアだ。ブラビアと連携するクロスバリュー(株)の客室インフォメーションの導入により、4Kの高画質はもちろん、「Netflix」「Prime Video」など幅広いネット動画の視聴やアプリ活用も可能なうえ、電源の ON・OFF で各サービスにログイン時の個人情報がクリアになるため情報漏洩の心配もない。アンドロイド、iPhone のキャストにも対応しており、スマホやタブレットのミラーリングもスムーズなため、旅の思い出の写真や動画のシェアなど、さらなる滞在時間の充実につなげられる。
その上、操作性も抜群だ。トップページにある「TVを見る」「Chromecastを楽しむ」などのメニューから直感的に操作が可能。さらに、「朝食会場」「温泉」「ランドリー」の混雑状況が確認できるため、3密を回避して安全に、効率的に行動できる。数ある4Kテレビの中でブラビアを選んだ動機について泉尾氏は、「アンドロイドとの互換性、インターネット動画の豊富さ、HTMLファイル表示のスムーズさなど挙げればきりがありません。一般的なテレビのニーズが減り、自由に動画を楽しむ人が増える今、私どもでは、新たなホテル出店時には高付加価値として、ブラビアを導入しています」と自信を見せる。
もう一つ特筆すべきは、バックヤードでもブラビアを活用している点だ。事務所に導入して本部とつなぐことで、出張が難しいこの時代ながら、密なコミュニケーションが素早く図れているという。10月には全グループホテルでこの体制を整えるべく準備を進めているそうだが、そのコストメリットはかなり大きい。しかも、ホテル設置と同型のため、初期費用は抑えられるという。
ホテルはまだ開業したばかりで反響はこれからだが、今後について泉尾氏は、「例えば、お客さまが撮影した写真をスライドショーで流したり、SNSにアップしてホテルにタグづけしてもらったり、石川・金沢のコンテンツがどんどん蓄積されると同時に、グローバルな拡散にもつながります。インバウンド復活に向けて、このようなコンテンツを増やすと同時に、インスタライブなどを通じて魅力を発信していきたいですね。それがリピーターや顧客の囲い込み、ひいては地方創生につながるのではないでしょうか。お客さま、地域の皆さま、私どもの三位一体で、楽しみながら持続できる取り組みを進めていきたいと思っています」と意気込みを語った。他に先駆けたこのような取り組みが、2015年の北陸新幹線延伸開業から需要が高まり、ホテルが乱立する金沢駅近の激戦区において今後どう作用していくのか。動向に注目したい。
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