■業種:教育機関 ■用途:教室用ディスプレイ
※画像は2018年12月時点
滋慶学園グループ・東京コミュニケーションアート専門学校様は、新校舎のパソコンルームとエントランスおよびプレゼンテーションルームに、法人向けブラビアを導入されました。
滋慶学園グループは、専門学校、高等専修学校、大学院大学など全国に70校以上の教育機関を展開、運営するカレッジグループ。医療、福祉、スポーツ、アート、クリエイティブ、環境、エコ、音楽、美容、調理など、幅広い分野の専門教育を展開しています。東京コミュニケーションアート専門学校(東京都江戸川区)様は、その中の1校。
「世界で活躍できる人材を育成するため、学習環境を整えています。この新校舎の建築にあたっては、グローバルで活躍する企業の社屋を研究し、学び舎としてふさわしい建物を追求しました。」と学校法人滋慶学園・東京コミュニケーションアート専門学校・副校長・教務部部長の大竹豊氏は話します。
同校のデザインは、Googleなどのオフィスを手掛けた「ゲンスラー・アンド・アソシエイツ・インターナショナル・リミテッド」によるもの。学生やプロ講師、クリエイターが自由に集い繋がる街角を意味する「クリエイターズコーナー」がコンセプトです。
「活躍しているクリエイターは、どんどん自分の意見を共有し“ものづくり”をしていきます。新校舎には、そのようなコミュニケーションを促進するさまざまな仕掛けを用意し、日本を支える人材を育てる土台を整えました」(大竹氏)
新校舎のパソコンルームは制作物を共有したり、プレゼンテーションを実施したりする重要なコミュニケーションの場所。そのパソコンルームには49V型・4Kの法人向けブラビアが各ルーム2台ずつ(8ルーム・計16台)導入。また、エントランスとプレゼンテーションルームには85V型・4Kの法人向けブラビアがそれぞれ1台ずつ導入されました。
「パソコンルームは縦長の形状なため、後方の座席では、前方のスクリーンが見えにくい、という課題がありました。そこで、どの座席からも見やすいように、部屋の中央付近にサブモニターとして法人向けブラビアを設置しました」と語るのは、東京コミュニケーションアート専門学校の情報システムの企画・運用・管理を行っている株式会社国際教育センター VISTA ARTS・ITソリューション推進部・テクニカルサービス課・課長の松葉諭氏。
「パソコンルームは天井高が低いため、大きなディスプレイでは学生が頭をぶつける危険性があります。かといって、小さいディスプレイではプレゼンテーションの内容が見づらい。小さすぎず、大きすぎず、最適なサイズのディスプレイを設置する必要がありました」(松葉氏)
法人向けブラビアは、場所やニーズに合わせて最適なサイズを選べる豊富なラインアップがあります。そのなかには、ベゼルが細くコンテンツの表示の邪魔をしないものもあります。
さらに松葉氏は、次のように続けました。「法人向けブラビアには、テレビチューナーが搭載されていないモデルもあります。パソコンルームではテレビを見ることはないので、チューナーレスモデルを選択しました。一方、エントランスとプレゼンテーションルームに設置された法人向けブラビアは、チューナー内蔵モデルを選び、平常時は、本学に関連するさまざまなコンテンツの表示や、学生が作成した4Kコンテンツを表示したりしています。しかし、災害時にはテレビ放送に切り替わります。このように、使い方にあわせてさまざまなタイプが選択できるのも、法人向けブラビアのメリット」と、松葉氏は語ります。
本システムを納入したのは、キヤノンマーケティングジャパン株式会社様と、共信コミュニケーションズ株式会社様です。
「法人向けブラビアは、高品質なのに低コストで導入でき、保証期間も3年間と長い。さまざまなディスプレイサイズが用意されているので、お客様に提案がしやすいのも魅力。非常に優れた業務用ディスプレイだと思います」と言うのはキヤノンマーケティングジャパン株式会社・エンタープライズビジネスユニット・文教営業本部・文教第二営業部・文教営業第一課・主任の吉田英一氏。
キヤノンマーケティングジャパン様はさまざまな法人向けディスプレイを取り扱っていますが、「法人向けブラビアを「指名」するお客様も少なくありません」(吉田氏)とのこと。
今回、同社が法人向けブラビアの設置工事に要した期間は2週間ほど。授業開始に間に合わせるため、短期間での構築を行ったとのことです。
「ソニー様とは細かく打合せをさせていただいていたため、調達なども問題なく行う事ができました。情報の共有や支援も手厚いので、非常にありがたかったですね」と、法人向けブラビアの設置工事や調達などを請け負った共信コミュニケーションズ株式会社・営業部門・システム営業第二部・文教課・統括課長の種石純也氏は当時を振り返ります。
製品の豊富なサイズや画質、サービス・サポート品質に加え、調達の面でも法人向けブラビアのメリットがあったということでしょう。
インタビューの最後に、東京コミュニケーションアート専門学校様からソニーへの期待の声をいただきました。
「ソニー様は、プロダクトデザインでユーザーの生活を一転させた企業です。ウォークマンは、その好例。当時の人々にとって、音楽を気軽に持ち出せるという体験は非常に素晴らしいものでした。当校からも、そのような社会を変える人材を輩出していきたいと思っています。ソニー様の製品を通じて、“ものづくり”や“デザイン”を学生に感じ取ってもらいたいですね」(大竹氏)