■業種:フィットネスジム ■用途:インフォメーション
※ 画像は2017年12月時点
株式会社東急スポーツオアシス様は、全国に展開している店舗向け施策を本部で運用・管理するため、新宿店や梅田店、恵比寿店など合計6店舗、23箇所に法人向けブラビアを導入しました。
「当社はこれまでも、キャンペーン情報や各種施策の告知のために、大型モニターからDVD映像を流したり、ポスターなどの販促物を掲示したりしていました。しかし最近は掲示スペースの不足を課題に感じていました。
また、販促物については他の課題もあります。当社は、各店舗の要望を受け、本部で販促物を一括して制作し配布しています。多種多様な販促物を短時間で制作する必要があるため、表記をしっかり吟味する時間がとれず、誤字が残るケースが散見されました。誤字がある販促物を掲示するわけにはいかず、かといって修正するにはコストと手間がかかります。これが大きな課題となっていました。
これらの問題を一度に解決する方法としてデジタルサイネージが使えないかと考えたのが、そもそものきっかけです」と説明するのは、マーケティング企画部の稲田氏。
デジタルサイネージは、さまざまなコンテンツを切り替えて表示できるため、スペースメリットが高いという特長があります。また、表示するコンテンツがデジタルデータであるため、間違いが見つかった際も容易に修正可能です。つまり、デジタルサイネージは東急スポーツオアシス様にとって、掲示スペースの問題と業務課題とを一度に解決する絶好のソリューションだったのです。
法人向けブラビアは、スタンドアロンはもちろん、ネットワーク配信にも対応。そのため、東急スポーツオアシス様のように、本部でコンテンツを制作・管理・運用し、全国の店舗に展開する、というニーズに最適です。
今回、東急スポーツオアシス様に採用された配信システムは、クラウド配信ソリューション「Will-Sign for ブラビア」(Will Smart社製)。シンプルで直感的に操作でき、カスタマイズにも対応。パワーポイントやHTML、動画、写真、テキスト、PDFなどのコンテンツを自由に配置して表示できる配信ソリューションとなっています。
「コンテンツの配信ができるのは、とてもありがたいです。もう1つ嬉しかったのは、アプリの追加が不要という点。当社の場合、セキュリティポリシーの関係で、アプリの追加は難しいのですが、"Will-Sign for ブラビア"はクラウドサービスなので、そのような問題もありません」(マーケティング企画部 針谷氏)。
こういった点を踏まえ、さまざまなデジタルサイネージソリューションを検討した結果、法人向けブラビアと"Will-Sign for ブラビア"との組み合わせが最も適していると判断。新店舗の出店やリニューアルなどのタイミングで、法人向けブラビアを導入することに決めました。
「法人向けブラビアはラインアップが豊富で、目的や設置環境によって4K、フルHD、サイズなどが選択できます。今回導入した法人向けブラビアは、4K対応モデルでした。そのため、小さい文字もにじまずはっきりと表示されます。容量の関係から、動画コンテンツは2Kで制作していますが、法人向けブラビアに搭載されているアップコンバート機能のおかげで、非常にきれいに表示されます。既存コンテンツをそのまま有効活用できるのは助かりました」(針谷氏)。
本システムを納入したのは株式会社Will Smart様です。
「東急スポーツオアシス様は、店舗によって画面サイズや設置の向きが異なります。また、既存のモニターを再活用したいという要望もありました。Will-Signなら、縦置き/横置きのどちらにも対応できますし、弊社が提供しているSTBを使うことで、既存のモニターと法人向けブラビアとを同時に管理/運用できます。運用工数も低減できるため、東急スポーツオアシス様の要望を満たすシステムとなっているのです」(営業部 堀切氏)。
また、東急スポーツオアシス様が全国展開しているという点も考慮しました。
「全国展開しているお客様の場合、設置のたびに現地の設置業者などを探す必要があります。その点、当社のパートナー"都築テクノサービス"は全国各地での設置を、高品質かつ均質に対応できるので、そのような心配は必要ありません。
また、法人向けブラビアは民生機ベースのため、短い納期でも対応可能です。今回の事例では、お問い合わせから納入まで2カ月ほどしかかかっていません。お客様が求めるスケジュールにも対応しやすく、非常に助かっています。
ソニー/Will Smart/都築テクノサービスといったパートナーシップにより、コンサルティングから設置、運用・保守までワンストップサービスを提供できるのは大きなメリットだと感じています」(堀切氏)。
このように、法人向けブラビアと「Will-Sign for ブラビア」を使うことで、お客様のニーズに応えた配信の仕組みを作ることができたのです。
「デジタルサイネージは、本格稼働のフェーズに移りつつあります。そのため、リニューアルや新規出店のタイミングで、必ず設置されていくことになるでしょう。今後、デジタルサイネージを広告スペースとして活用することも視野に入れており、非常に期待しています」(稲田氏)