法人のお客様[法人向け] カメラ 事例紹介 株式会社ギフトホールディングス 様

事例紹介

株式会社ギフトホールディングス 様

PDF版ダウンロード

思いや温もりを表現できる『α7S III』で、
企業理念が深く伝わる動画に

横浜家系ラーメンを提供する「町田商店」など、ラーメンチェーン店の運営やプロデュース業を行っている株式会社ギフトホールディングス。社内には「映像制作浸透課」が設けられ、『α7S III』をメインカメラとして導入。社内外に向けての情報発信を目的に動画制作などを行っています。映像制作浸透課の田中英章さんと大柴夏美さんに、『α7S III』でどのような動画を制作し、どのような表現を目指しているのかをお伺いしました。

社内広報用の
制作を内製化して
企業理念が伝わる
コンテンツに

ー社内広報用の動画を制作・発信する映像制作浸透課

株式会社ギフトホールディングス
直営店運営本部 営業推進部 映像制作浸透課 田中 英章 様

田中:映像制作浸透課では、月に2本ペースでリリースする10分ほどの動画版社内報「ギフトTV」や、年に1度開催される社内表彰をメインとした総会「ギフト祭り」、社員やアルバイトに向けたドラマ風の教育動画、他部署から依頼された案件など、社内全体の動画に関わる仕事を一手に担っています。2人のみの部署で、多岐にわたる動画全般の運用・撮影・編集・企画をすべて行っているため、クリエイティブでやり甲斐の大きい部署です。

ー企業理念を染み込ませる活動に内製化は必然

株式会社ギフトホールディングス
直営店運営本部 営業推進部 映像制作浸透課 大柴 夏美 様

田中:当社が内製での制作にこだわった理由は「社内のメンバーがつくる」ということに大きな意味があると考えたからです。当社は「シアワセを、自分から。」という企業理念に基づき、笑顔や活気を大切にしています。スターティングメンバーとして入社した頃は、ただがむしゃらに動画を作る日々でしたが、いま確かに感じることは、どんなに高度な編集や撮影技術を持っていても、この理念をしっかり理解し、日々触れている私たちにしか作れない画があるということです。

大柴:企業理念を直接的に押しつけるのではなく、他の店舗の活躍や姿勢を見ることで、間接的に会社の思いや魅力が少しずつ染みついていくようにできればと思っています。そこは私たちの部署の大きな仕事だと自負して、やりがいを持って進めています。

ー「伝わる動画」をつくるこだわり

田中:私は「伝わる動画をつくる」ことに一番こだわっています。そのため、内容に合わせて「何を伝えたいかがわかる動画」を意識しています。当社で働く仲間たちの素敵な「笑顔」やあふれる「活気」が伝わるよう、どのように撮影・編集するか、また、商品であるラーメンの魅力をどう撮影したらより熱く、美味しそうに見えるか、照明の角度なども重要です。

柔らかで温かみのある
表現ができる
『α7S III』と
『FE 24-70mm F2.8 GM II』

ー求めていたのはフルサイズで高感度、写真も撮れるハイブリッドカメラ

田中:厨房などの照明が十分ではない場所での撮影は比較的多く、そのような時でも社員の「表情」をしっかりと記録でき、クオリティーの追求も考えて、フルサイズモデルで暗所にも強い高感度のカメラが欲しいと思っていました。実際の買い替えにあたっては、他部署から写真撮影の需要もあるため、動画と写真のハイブリッドで使えるカメラで検討を始めました。そこで、最初に候補に挙がったのがソニーでした。私は映像制作会社に在籍していた経験があり、当時『PXW-FS5』や『PMW-F5』を使っていたため、ソニーは操作性が良く画が美しい、という印象を持っていました。

多くのラインアップの中から『α7S III』を選んだ理由は、第一にフルサイズで、その中でも優れた高感度性能を備えていること、写真撮影もできるという要件をクリアしていたこと。さらには、Web記事やSNSの口コミレビュー動画などをかなり見て判断しました。特に、SNS上ではカメラマンなど映像制作に携わるプロの方からも好評で、市場評価の高さも決め手となった要因です。

ー理想の画や雰囲気を引き出す『α7S III』と『FE 24-70mm F2.8 GM II』

大柴:実際に使ってみて「撮影した画はとても柔らかな表現ができる」という印象を持ちました。スタッフがラーメンを提供するシーンを『α7S III』と『FE 24-70mm F2.8 GM II』で撮影すると、肉眼で見るよりも雰囲気が柔らかく温かみが描写されているように感じました。私たちが発信したいと思っている「人の温かさ」にも繋がり、自分が撮りたい画や雰囲気を引き出してくれるカメラだと実感しました。動画制作に関してはまだまだ初心者の私でも、『α7S III』ならば、きれいな画が撮れて自分が求めた表現を実現できたことで、モチベーションが上がり、さらにカメラが好きになりました。

田中:シネマティックな表現ができるカメラが欲しいと大柴とも話していたのですが、正直、「シネマティック」に対するイメージは漠然としたものでした。『α7S III』と『FE 24-70mm F2.8 GM II』で撮ってみて、非日常感やぼけ表現が誘う柔らかく温かな画が、シネマティックな表現に繋がっている、と思いました。完全に個人的な見解になりますが、『α7S III』のおかげで、「シネマティックとは何か」という理解度が少し上がった気がします。

ー夜間・屋外撮影で高感度性能と『FE 24-70mm F2.8 GM II』が活躍

大柴:先日、当社が地方にキッチンカーを出した時に撮影で同行したのですが、その時にも『α7S III』を使いました。キッチンで調理している活気あふれるシーンやスタッフの真剣な表情、お客様がうれしそうにラーメンを召し上がっているシーンなど、お客様や店員の笑顔をしっかり撮影できました。また、キッチンカーの全景、のぼりが風にはためいているところなど、何を撮ってもいい雰囲気に仕上げてくれて、本当に良かったです。夜間の撮影もあったのですが、暗所撮影は革新的に良くなったと感じています。

田中:低いISO感度でも明るく映るので、高いISO感度を設定する必要がなく暗所でもきれいな映像が撮影できて驚いています。いままでは、ノイズが乗ったら編集で処理をすればいい、と諦めていた部分がありましたが、今はノイズ処理をしなくてもきれいなので、編集も時短できました。

レンズ交換の間に撮り逃すことを避けるため、レンズは最高峰のズームレンズ『FE 24-70mm F2.8 GM II』を選びました。「単焦点が3本入っているようなクオリティー」という評判を聞いて購入を決めましたが、本当にその通りで、素晴らしい描写力でした。さらに、超解像ズームが意外と便利で70mmからもう少し寄りたい時によく使っています。初めて超解像ズームでグッと寄ってみたときは解像度を維持したまま「こんなに寄れるのか!」と感心しました。“単焦点3本分”という評判でしたが、寄ってもきれいなので個人的には4本以上が入っているような感覚でした。レンズを交換せずに1本で広角から望遠域まで撮ることができてこのサイズですから、レンズ交換に時間を取られることなく撮影に集中できる、本当に素晴らしいレンズだと思います。

ー表情に目線が行く美しいぼけ感が社内で高評価

田中:『α7S III』で撮影した動画は社員やスタッフからも好評で、「映画みたいでいいね」や「表情がいいね」、と感想を言われるようになりました。素人目でも明らかに違いがわかるのでしょう。人物を撮る時は背景をぼかすことが多いので、余計な情報が削ぎ落とされて表情にパッと視線が行くようになった気がします。また、ぼけのきれいさや、柔らかい雰囲気を感じ取ってくれたのだと思います。

エンゲージメントの向上で、
動画の創作意欲が
掻き立てられる

ー動画の配信が社内エンゲージメントの向上に

田中:当社はニューヨークやベトナムなど、海外にも出店しており、その告知を含めて出店先の都市のさまざまな風景を動画で発信できれば、会社の拡大状況を理解しやすくなると思います。スタッフがそういった動画を見てもっと自身が働いているこの会社を好きになってくれるとことを願っています。

社内への広報活動を通じてエンゲージメントが上がることはとても重要だと考えています。自分自身も当社が好きで、働く中でどんどん愛着が湧いています。その思いを共有したい、という気持ちもあります。動画を発信することで「うちの会社ってすごいな」「仕事を頑張ろう」と、社員やスタッフがモチベーションに繋げてもらえるとうれしいです。

大柴:映像制作浸透課というからには、将来的にはプロと遜色ないように撮れるようにならなければいけないと思っています。最近は社内向けのみならず、人財募集のためのSNS動画や、店舗紹介に使うデジタルサイネージ用の動画など、社外向けも手掛け始めています。今後はαでいろいろ経験を積んで、トライアンドエラーを繰り返しながらスキルアップを目指したいと思います。いままで以上に、当社の企業理念をしっかりと伝えられるようにいろいろなことに挑戦していくので、社内外ともに発信された動画に注目していただければと思います。

使用機材紹介

α7S III

デジタル一眼カメラ
α7S III

商品情報 別ウィンドウで開きます

※デジタル一眼カメラサイトにリンクします

FX30

デジタル一眼カメラα[Eマウント]用レンズ
FE 24-70mm F2.8 GM II

商品情報 別ウィンドウで開きます

※デジタル一眼カメラサイトにリンクします

株式会社ギフトホールディングス

https://www.gift-group.co.jp/別ウィンドウで開きます

※本ページ内の記事・画像は2024年6月に行った取材を基に作成しています。

ソニー製品の業務活用の導入事例や製品情報などをご紹介する
メールマガジン「ソニー法人ニュース」をお届けします

メールマガジン登録はこちら

使用機材はこちら