事例紹介
ルームクリップ株式会社 様
住まいと暮らしのSNS、「RoomClip」を運営するルームクリップ株式会社は「日常の創造性を応援する」をミッションに掲げ、住生活領域のプラットフォームとしてECやマーケティングソリューション、インテリアブランドを展開しています。クライアント企業向けのマーケティングの一環として、月に1〜2回、暮らしのトレンド情報や活用事例を紹介するライブ配信を行っており、この度メインにCinema Line カメラ『FX3』を使用。ここでは、ライブ配信を担当する竹内優さんと水上淳史さんにソニーのカメラを選んだ理由や『FX3』を使用するに至った経緯などをお伺いします。
ーライブ配信を始めることを優先し、まずは小さな体制からスタート
竹内:RoomClipには企業の皆様に活用いただけるコンテンツが豊富にあるため、その情報を多くの企業様に届けたい思いからライブ配信という手法に興味を持ちました。内製でスタジオを組み、ライブ配信をするという世の中の流れを肌で感じていましたので、まずは小さな体制でも内製でスタートさせてノウハウを貯めていきたいと、動き始めました。
水上:限られた予算の中でやりくりしなければならない状態でしたが、調べを進める中で「自分たちでもできるのではないか」と思い立ち、ライブ配信ができる環境や手法を考え始めました。知識やノウハウはSNSやWebから得ながらスタートし、安定性を高める目的で機材やシステムを追加しながら、手探りで現在まで発展させています。
ーステップアップしてもレンズ資産を活用できるのがソニーの魅力
竹内:ソニーのカメラを選んだ理由は、HDMIスルーが可能でそのままライブ配信に使うことができ、さらに4K動画にも耐えられる仕様だったからです。小さな体制でのスタートだったので、蓄積したレンズ資産を生かせることも決め手になりました。APS-C、フルサイズとセンサーサイズが違ってもレンズ規格が共通しているので、長期的にカメラ本体を乗り換えてステップアップしていってもレンズをそのまま使うことができる。それは大きな魅力でした。
水上:当社の場合は、『α6400』からスタートし、『α7 IV』を経て、今回『FX3』を使用することになりました。ライブ配信に限らず、企業がなにか新しいことを始める上では、人数をかけられませんし、機材を揃えるのも難しいのですが、カメラ本体を乗り換えても、レンズを使い続けられるのはとても助けになりました。
ー1台からでも丁寧に対応してくれたソニーの法人カメラ窓口
竹内:今回、『FX3』を使用することになったのは、当時、なぜか配信中にブラックアウトするトラブルがあり、長時間のライブ配信の撮影による熱対策の必要性に悩んでいました。そこでソニーの法人窓口に相談しところ、動画用カメラとして機能が充実している『FX3』が放熱性も優れているとご紹介いただいた、という流れです。
水上:少ないメンバーで配信しているので、ライブ配信を行うときは僕も竹内も出演しながら手元でスイッチャーなどを操作することがほとんどです。そのためブラックアウトがライブ配信中に起こっても、対応がどうしても遅れてしまいます。竹内が話しながら手元のPCでスイッチングした時に黒い画面が出て、ようやく気付く。タイミングを見計らってカメラの電源の入れ直しなどを行うのですが、完全な対策にはまったく至っていませんでした。
竹内:ご紹介いただいた『FX3』についていろいろ調べてみると、ライブ配信にも役立つ動画に特化した機能が充実しているとわかり、僕らのような体制には特に向いている、使ってみたい、と思ったわけです。
法人窓口への機材相談は大口の案件しか受け付けてもらえないと僕は思い込んでしまっていたのですが、ソニーの法人窓口は1台からでも丁寧に対応してくれて、とても助かりました。
ー切実な問題だった熱によるブラックアウトが一切なくなった
竹内:ライブ配信でのブラックアウトは本当に切実でしたが、実際に『FX3』を使ってみたところ、それが一切なくなりました。カメラ内部にファンが付いているのですが、温かい風が出てくると「がんばって熱を放出しているな」と安心します。
水上:熱による対策はかなり気遣いながら撮影していたので、そこに対する不安がなくなるだけで気が楽になりますし、制作に集中できるようになりました。安心して長時間の連続撮影ができることに感動しています。しかもこのファン、まったく音の影響を感じませんね。
ー撮影時のミスを最小限に抑えられ、撮影が快適に
竹内:僕らはライブ配信だけでなくユーザーさんのご自宅を訪問取材するなどの目的でもカメラを使います。取材時は『FX3』のタリーランプには助けられますね。元々は素人集団だったようなチームで撮影しているので、複数人で撮影している時は「今はどっちのカメラで撮っているの?」ということもありますし、恥ずかしながら録画のオン・オフを誤認識している時もあったりして。撮影時に赤いタリーランプが付いているだけで共通理解に役立ちます。
水上:どのカメラも液晶モニターで録画状態かどうか確認はできますが、映像に集中しているとそこに目がいかないこともあります。撮れていると思っていたのに録画ボタンを押せていなかった、といった失敗はほぼなくなりました。
竹内:あとはインスタ用に撮影する時に縦位置で三脚に固定できるネジ穴があることや、録画ボタンが複数あるところも良かったです。
水上:録画ボタンが複数あるのはいろいろ便利なんですよね。最近はジンバルを使って撮影するシーンも増えてきて、手が届かないくらいカメラを高く構えることも多くあります。その状態で上から録画ボタンを押すと力が入って画角がズレてしまうこともあって。でも、別のボタンがあればズレを回避できますから。
ー他のメンバーも気づいた画質の向上
竹内:撮影機材を『FX3』に変えたところ、画質もかなり良くなった印象です。階調表現が豊かになって表現力が増し、暗い環境下で撮影してもノイズが気になることがなくなりました。ライブ配信を見ていた他のメンバーも「画質が良くなったように見えるんだけど、なんで?」と見てすぐにわかるほどの変化があったようです。
水上:カメラを変えたことは他部署のメンバーには伝えていなかったのですが、「映像がきれいになった」という反響が複数あり、カメラの進化はダイレクトに画質に表れるのだと実感しました。
ースモールスタートができたのはソニーのカメラのおかげ
竹内:今でこそ、ライブ配信や動画制作が我々のマーケティングの重要な取り組みになっていますが、最初は実績がなかったので内製によるスモールスタートでなければ、挑戦したいと進言しても会社は認めなかったのではと思います。リスクが少ない状態でスタートでき、成功体験を得ながら環境をアップデートできたのはソニーのカメララインアップのおかげです。
ーライブ配信に必要な表現力を持ち合わせている『FX3』
竹内:マーケティングにおいては、合理性や効率性の追求も必要だと思いますが、ブランドやプロダクトの価値を正しく、最大限魅力的に表現することがその手前にあるスタート地点だと私は考えています。自分なりのイマジネーションを表現できるツールとして、ソニーのカメラは最適だと思いますし、今後もそういった存在でいてくれたらうれしいです。
水上:正直なところ、最初から『FX3』であれば今までにたくさんあった「小さなつまずき」もなかったのではないかと思います。そう思ってしまうくらいライブ配信や動画制作をオールマイティーかつ最大クオリティで表現できるカメラですね。
竹内:僕らは今もミニマム体制で試行錯誤しながらアップデートを続けています。『FX3」の表現力はライブ配信や動画制作を格段に進化させることができると思うので、僕らと同じような規模のチームにとっても強い武器になるのではないかと実感しています。
使用機材紹介
ルームクリップ株式会社
※本ページ内の記事・画像は2024年1月に行った取材を基に作成しています。
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