法人のお客様[法人向け] カメラ 事例紹介 有限会社ザットインターナショナル 様

事例紹介

有限会社
ザット
インターナショナル 様

ショーの興奮を届ける
プロが、印象的な
画作りを求めて
新規配信事業にCinema Lineカメラを活用

アクションショー、ステージショーを愛する仲間たちが集まり、1991年に設立された有限会社ザットインターナショナル(愛知県名古屋市)。創業以来長らく、ステージやイベントの企画、着ぐるみの製作などを中心に活動してきましたが、近年はその幅を広げて、動画撮影事業やスタジオ事業の拡大に力を入れています。数あるカメラの選択肢の中からCinema Lineカメラを選んだ理由について、同社メディアプロダクト部ディレクターの吉田 拓生 様と酒井 幸穂 様にお話をお伺いしました。

目次

    自らコンテンツを
    撮影・発信する
    新規事業に挑戦

    ―まずはザットインターナショナル 様が現在、推進している新規事業について教えていただけますか?

    吉田:創業以来、私たちはお客さまの目の前で行うショーやイベントの仕事を中心に活動していたのですが、2020年から続くコロナ禍でそうした活動が難しくなり、オンラインイベントが主軸になってきました。もしコロナによる規制が緩和されたとしても、今後は新しいイベントの形やエンターテインメントの提案をしていかなければいけないと感じて、新規事業を検討し始めました。

    新規事業の立ち上げに向けては、私たちが培ってきたイベント企画やステージショーでのノウハウを撮影アイデアなどに生かして、コンテンツを撮影・発信していくなど、まさに今もさまざまな取り組みを行いながら模索しているところです。

    その中で具現化した事業が、2022年7月に宣材写真撮影、動画撮影、レコーディングやライブ配信に最適化したスタジオ「Studio Zat」のオープンです。さらに2023年春頃には、イベントをオンライン配信するためのプラットフォームをローンチする予定です。

    ―Studio Zat ではどのカメラを導入していますか?

    吉田:Studio Zatは、静止画撮影・動画撮影・ライブ配信が可能な大きなスタジオと、レコーディングスタジオの2種類があります。大きなスタジオでは『FX6』をメインカメラとして、『PXW-Z190』をサブカメラにしています。レコーディングスタジオでもライブ配信ができるように設備を整えていて、そこでは『FX3』をメインカメラにしています。タレントさんの表情を撮影するために、『ZV-1』を固定の寄りカメラとして使用することもあります。

    Studio Zatのオープン当初は、Cinema Lineカメラ『FX3』とVLOGCAM『ZV-1』のみを導入しました。その数か月後に、よりプロフェッショナルな撮影環境を構築するために、Cinema Lineカメラ『FX6』とプロフェッショナルカムコーダー『PXW-Z190』を追加導入しています。

    ―最初に『FX3』と『ZV-1』を選んでいただけたのはなぜでしょうか?

    吉田:Studio Zatでは、動画撮影やライブ配信だけでなく、静止画撮影も視野に入れていましたので、デジタル一眼カメラにすることは最初から決めていました。その中で『FX3』を選んだ理由は、画質の良さ、レンズのラインアップが豊富に揃っていたことや動画撮影での活用を考えたからです。

    そして何よりハイフレームレート撮影が可能だったことです。ハイフレームレート撮影は、アクションのパフォーマンスを撮る際にものすごく大きな要素であり、『FX3』のその画質と性能は、一歩抜きんでていました。一方、『ZV-1』を選んだのはコンパクトさが主な理由です。付属のシューティンググリップを使ったロケでの手持ち撮影のほか、スタジオ撮影時の手元カメラとして選びました。

    ―それからわずか数ヶ月後に『FX6』と『PXW-Z190』を揃えた理由についても教えてください。

    吉田 拓生 様

    吉田:事業の背景から、まずは静止画も撮影できる『FX3』と『ZV-1』を導入しましたが、動画専用カメラが必要になることは分かっていました。構えやすさ、ケーブルの取り回しやすさ、バッテリーの容量、ハイフレームレート撮影を考えると、動画撮影は『FX6』や『PXW-Z190』が良いと思いました。

    実は、追加導入時に検討していたのは、テレビ番組の撮影などでも使われており、すでに大きな実績を持つ『PXW-Z190』のみでした。ですが、『FX3』で、必要な画に合わせてレンズ交換ができる良さを体験してしまったことで、レンズ交換式のデジタル一眼カメラも追加で欲しくなってしまい、このタイミングで『FX6』も一緒に導入することにしました。

    ソニーのカメラを
    フル活用して、
    高まる配信ニーズに
    応えていく

    ―ライブ配信に関しては、これまでどういった内容の配信をしてきたのでしょうか?

    吉田:いままでに実施した内容は、タレントさんを主軸とした番組や、マスコットキャラクターのダンスといった、2-3台のカメラを三脚に立ててドリーで動かして撮影するバラエティー番組に近いものです。直近ではチアガールさんのパフォーマンスなども配信しました。

    ―配信においてカメラの使いやすさは何かありましたか?

    酒井 幸穂 様

    酒井:『FX3』も『FX6』も、三脚やドリーに付けた状態でバッテリーの交換ができることと持ちやすさの点で、使い勝手が良いです。また、配信中に急にカメラを動かすとなったときでも、軽量なので三脚から瞬時に外して動かせるため便利です。

    吉田:広いスタジオでは『FX6』と『PXW-Z190』の使い勝手が良いですが、レコーディングスタジオのような狭い部屋の場合は、コンパクトで場所をとらないので『FX3』が良いと思います。そのほか、HDMI端子が『FX6』は後方についているので、いきなり手持ち撮影になったとしても、すぐに動ける点が良いです。

    最前線の画作りに
    挑戦できるカメラ

    ―導入したカメラについて、それぞれの感想を聞かせていただけますか?

    吉田:まず『PXW-Z190』ですが、やはり実績のあるカメラだけあり、どんなものでもきれいに撮れてしまう点がすごいですね。ズームも強力で、使い勝手が良いところも気に入っています。

    『PXW-Z190』に対して『FX3』と『FX6』は、レンズ交換やダイナミックレンジの広さなどによって画作りの幅が広くて、フルサイズイメージセンサーとレンズが生み出すぼけ感が本当に素晴らしい。現在、プロモーションビデオやドキュメンタリーの世界で、ぼけ味を生かした映像が流行っている影響で、今後はライブ配信を含めて、あらゆる映像でもそういった印象的な画作りが当たり前に求められるようになるのだろうと思っています。将来を見据えて、私たちは、ぼけ味を生かす撮影に慣れておく必要があると強く感じています。

    ―そのほか、カメラの感想がありましたら教えてください。

    酒井:『FX6』の電子式可変NDフィルター機能は便利だと思いました。被写界深度を変えずに露出を調整できるので、室内から屋外に出たときや、晴れた空を撮るときなど、撮影した画が合わせやすくて重宝しています。

    吉田:『FX6』のNDフィルターはスタジオでダンスパフォーマンスを撮影する際にも役立ちます。スタジオでは舞台照明を入れているため、とても眩しい瞬間や、急に照明の色調が変わっても素早く被写体に合わせてくれるので助かっています。

    ―最後に今後、ザットインターナショナル 様がソニーのカメラを用いてどんな挑戦を行っていくのかを聞かせていただけますか?

    吉田:冒頭でお話したように、2023年春頃に、オンラインイベントのためのライブ配信プラットフォームをローンチします。その最大の売りは、リアルとオンラインを連携させたハイブリッド型のイベント開催を実現できることです。配信についてはまだチャレンジ中のところもありますが、リアルのイベントのノウハウはどこにも負けない自信があります。

    我々のプラットフォームは、ザットインターナショナルが30年以上に渡って培ってきたノウハウを盛り込むことで、リアルとオンラインの双方をカバーできるようにし、オペレーションの一元化やお客様の納得のいくサービスの提供を目指しています。

    使用機材紹介

    FX6

    Cinema Line カメラ
    FX6

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    FX3

    Cinema Line カメラ
    FX3

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    PXW-Z190

    XDCAMメモリーカムコーダー
    PXW-Z190

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    ZV-1

    デジタルカメラ VLOGCAM
    ZV-1/ZV-1G

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    有限会社
    ザットインターナショナル

    https://www.zat.co.jp別ウィンドウで開きます

    ※本ページ内の記事・画像は2022年11月に行った取材を基に作成しています。

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