法人のお客様[法人向け] カメラ Camera Remote Toolkit Camera Remote SDK 導入事例 自動スキャンで車両品質検査

導入事例CASESTUDY

事例紹介

海外事例紹介
DeGould 様

自動スキャン技術で
車両品質検査に革命を起こす

― DeGould社とは

DeGouldは、自動車に特化した検査システムを提供しています。主力製品は車両品質検査で、外装のキズやへこみ、塗装の欠け、ホイールの擦りキズなどの手作業による検査を、AI技術で軽減できます。OEMや完成車物流会社が、自動車ごとに仕様書と突き合わせて品質検査をするために使っています。

車両品質検査システム「オートコンパクト」は、厳密に設計した照明環境の中、超高解像度で自動スキャンします。そのスキャンデータは自動でクラウドに送られ、AIアルゴリズムが解析して検査します。検査結果は1分以内にPCのダッシュボードに記録されるので、すぐに確認できます。

DeGouldは、すでに世界中の大手自動車メーカーやサプライチェーンにこれらの車両品質検査を導入しており、現在も既存のシステムに合わせた技術開発を続けています。

― DeGould社が「α」を採用した理由

「オートコンパクト」は、車両を機械に通さなければならない「オートコンパクトドライブ」と、コンベアトラックの上に設置する「オートコンパクトトラック」の2種類があります。いずれも、暗視野と明視野の構造化された照明環境とさまざまなカメラを組み合わせて、数秒のうち数百枚も高解像度で自動スキャンします。カメラはソニーのα7R IVとα9 II、純正レンズを使用しています。純正レンズのモデルは、システム内のカメラの位置に合わせて選択しています。

たとえば、小型のマシンビジョンカメラだけを使用した画質では、AI技術による微細な不具合の特定が困難です。しかし、ソニー独自の61MPフルフレームイメージセンサーを搭載するα7R IVなら、考えられるあらゆる不具合を特定し、分析することが可能です。さらに、イメージセンサーに届く光量を最大化するため、定評のあるソニーG Masterレンズを採用して、画質の高解像度化を実現しています。

また、ソニーのカメラはスマートで、特にアダプティブISOが重要です。OEMでは、黒い車、赤い車、白い車を連続スキャンするケースがあります。そのような環境下でも、アダプティブISOが車体の色の変化に対応しながら画質を維持します。ソニーの品質は一般的なマシンビジョンカメラでは実現できません。

加えて、ソニーのミラーレスカメラのリモート制御機能も非常に重要です。当然ながら車両品質検査システムは運用面での安心を求められます。しかし、万が一問題が発生した場合、すぐにアラートを受け取ることができ、問題を解決することができます。DeGouldが採用しているソニーのカメラ技術は、OEMの用途に理想的です。

― ソニーの「α」と「Camera Remote SDK」がビジネスにもたらすメリット

OEMや完成車物流会社は、人間の目では発見できないような異常を検知するために、より新しく、より高度な検査プロセスを求めています。一方、ソニーは技術や品質において妥協がないことを知っています。このような理由から、DeGouldはソニーの最新のフルフレームミラーレスカメラ「α」をフル活用しています。「α」の技術は、OEMのお客様に真の価値を届け、お客様がDeGouldを選ぶ付加価値になっています。

Camera Remote SDKは、スキャンデータを個別フォルダーへ転送してくれます。スキャンとAI解析という2つのプロセスは独立して動作していますが、スキャンはAIが車両の不具合を正確に特定するための必須条件です。そして、ソニーのカメラによる高画質・高解像度だからこそ、AI技術の高さを実現でき、精度の高い品質検査データ取得が可能になります。