株式会社資生堂が開設した、次世代を担うリーダーを育成するための人財開発施設『Shiseido Future University*』。当施設を創業の地である銀座に開設するに伴い、同ビル内3階の『資生堂花椿ホール』を、動画撮影機能を有したホールへとリニューアル。ホール正面に設置するメインの大型映像装置として、ソニーの『Crystal LED』が採用されました。
* Shiseido Future University は、本社 銀座オフィス(東京都中央区銀座7-5-5)の6~10F
ホール正面に設置されたCrystal LEDと横9mを超える側面のワイドプロジェクションウォール
今回は、資生堂花椿ホールを拠点とした配信イベントの実施や、会場内で動画を撮影する際の被写体背景としても機能する高精細さと臨場感を備えたディスプレイが求められました。そのため、実機によるデモや見学などを行い、Crystal LEDの映像の美しさを高く評価いただき採用へと至りました。動画撮影時も通常の利用時もスタイリッシュなプレゼンテーション演出ができるよう、ステージを設置した際に足元から映像が立ち上がって見えるように設計しています。会場の利用用途によってはステージの高さが40cmと60cmの場合が考えられるため、40cmを基準として、60cmの場合でも縦(2,160)がドットバイドットで収まるよう、キャビネットの枚数を縦11枚としました。
Crystal LEDの設置だけでなく、演出システムから内装デザインまでをソニーPCLが担当しました。これまで白基調だった内装を、黒を基調とした先進的なデザインに一新。また、動画制作や動画配信で背景を合成するためのクロマキー撮影設備も搭載しました。資生堂花椿ホールから資生堂の主要拠点や各種配信プラットフォームへリアルタイムに配信することができ、時代のニーズにマッチしたマルチパーパスに対応するホールへと生まれ変わりました。
現在、Crystal LEDは主に社内イベントや広報イベントなどで活用いただいています。今後はさらに幅広いイベントや動画撮影時の背景としての活用が期待されています。
Crystal LED ZRD-B15A
サイズ:横6.08m × 高さ3.76m キャビネット数:10 × 11=110キャビネット
解像度:3,840px × 2,376px
ZRCT-300 × 2台
Crystal LEDは、ソニーが開発したスケーラブルな高画質LEDディスプレイシステムです。独自の高画質化技術により、高コントラスト、広色域での映像を追求し、圧倒的なリアリティーで没入感と臨場感あふれる映像表現を実現。さらに、ベゼルフリーで目地のない大画面と、軽量かつ壁掛けやカーブした場所などへの柔軟な設置性を両立しています。ショールームやロビー、会議室など、さまざまな空間デザインの可能性を広げると同時に、クリエイターの創造力を刺激する先進の映像体験をお届けします。
Crystal LED
ZRD-B15A