まずはカメラをひとふりして、実際にパノラマ撮影をしてみてください。あなたはきっと「こんな範囲まで写るのか!」とおどろくハズ。人が風景を見た印象をそのまま表現できるのが、スイングパノラマなのです。それでは、以下の「3つの基本」を踏まえながら、ソニーの新しいパノラマ体験を楽しみましょう。
真横の風景をつなげて写すこともできます! フシギ!(DSC-HX1で撮影)
通常の撮影は風景の一部を切り取る感覚ですが、スイングパノラマは目の前の風景をそのまま写しとる感覚。非常に広い範囲が撮れるため、メインの被写体をどこに置くかなど構図づくりが重要です。液晶に表示できるグリッドラインを目安に、画的にバランスをよい構図を考えながら、どこからどこまでを撮るのか決めましょう。
キレイに撮るコツは、カメラを平行に振ること。液晶画面に表示される矢印に沿って、まっすぐに振りましょう。また、被写体が近距離にいる場合は、なるべくカメラをコンパクトに振ることがポイント。カメラが揺れないよう、足場を安定させることも大切です。
とにかく広い範囲が撮れるため、写真の中に明るい部分と暗い部分が混在する場合があります。そんな時は撮影範囲の中でちょうどよい明るさの部分を見つけて、シャッターを半押し。先に露出などをロックし、回す起点にカメラを戻して撮影します。また、空を入れて撮るときは、少し明るめの部分でロックするとキレイに撮れます。
夜、街を歩いていて出会った、建物のイルミネーション。見上げると上空もライトアップされ、とてもキレイ。そこで撮影したのが、このタテ方向のパノラマ写真。
カメラをスイングさせるのではなく、平行移動させたら、どうなるんだろう? そう思って撮ったのが、この写真。駅のホームがこんなに長く写っていて、自分でもびっくり。
室内空間を広く写せるのも、スイングパノラマの魅力のひとつ。そこで部屋の中でスナップ撮影したのが、こちらの写真。テーブルを囲む家族みんなを、1枚の写真に入れることができました。