デジタルカメラの眼とも言える撮像素子には、ソニー独自開発の有効910万画素、1/2.4型CMOSセンサー「Exmor(エクスモア)」を搭載。これにより、被写体の細部まで描きだす高い解像力と、質感をとらえた豊かな階調表現を手に入れました。この先進のCMOSセンサーが、Gレンズの優れた描写力を余すところなく受けとめ、被写体の美しさを1枚の作品へと定着させます。さらに、センサーチップ内にAD変換する「オンチップ・カラムAD変換」と「デュアルノイズリダクション」を内蔵することで、高速読み出しとともに、徹底した低ノイズ化を実現。従来のアナログ処理で起こるノイズ混入もなく、なめらかでクリアな画質で被写体を表現できます。また、CMOSセンサー「Exmor」の高速読み出しと、画像処理エンジン「BIONZ」の高速処理により、秒間10コマの高速連写に加え、高画質でこれまでにない新しい撮影機能を実現しています。
CMOSセンサーからの映像信号を高速処理し、高解像度かつ高品位な画像データを生成する、画像処理エンジン「BIONZ(ビオンズ)」。解像感・色再現性・階調再現・低ノイズを高次元で達成し、美しく深みのある画像を再現します。また、CMOSセンサー「Exmor(エクスモア)」の高速読み出しと、「BIONZ」の高速演算処理のリレーションによって、秒間10コマの高速連写を実現。さらに、高速連写した6枚の画像を1枚に合成してノイズを低減する撮影モードなど、従来にない撮影機能の搭載を可能にしています。
CMOSセンサーから画像処理エンジンに至るすべてのプロセスで徹底した低ノイズ設計を施しています。CMOSセンサー内では「オンチップ・カラムAD変換」と「デュアルノイズリダクション」により、低ノイズのデジタル信号を出力し、プロセス前半でのノイズを抑制。プロセス後半の「BIONZ」内では、画像処理前のRAW段階でノイズ低減処理を行うRAWノイズリダクションを実施。画質低下の大きな要因となるノイズを抑え、より高品位な画像を生成します。
CMOSセンサー「Exmor(エクスモア)」と画像処理エンジン「BIONZ(ビオンズ)」の搭載によって、最大画像サイズ(9M)で秒間最大10コマの高速連写を実現(*1)。さらに、メカニカルシャッターを使用した連写のため、高速で動く被写体を撮影する際でも、一般的な電子シャッター方式で起こる「ゆがみ」が発生しません。また、再生時は連写画像が自動的にグループ表示されるので、画像の確認が容易です。さらに、連写画像を解析してベストピクチャー(*2)を選択し、グループの代表画像として表示することが可能です。
逆光など明暗差が大きなシーンで起こる被写体の黒つぶれや、白とびを防ぐ「Dレンジオプティマイザー」。撮影した画像データを瞬時に分析し、シーンに最適な露出と階調表現に自動補正。見たままの自然な写真を撮影できます。さらに、画像全体を均一に補正する「スタンダードモード」に加え、画像を細かな領域ごとに分けて、より高精度な補正ができる「プラスモード」も追加され、逆光時での黒つぶれや白とびを大幅に軽減できます。
高感度による高速シャッターでは、ブレは防げるが、ノイズが目立ってしまう。そこで、ノイズの心配がなく高画質のまま補正できる「光学式手ブレ補正」を採用。シャッターを押す際のわずかな手の揺れも内蔵ジャイロセンサーが感知し、シフトレンズで手ブレをしっかりと補正します。