写真を見ながらRX100シリーズを概観してきました。最後にお二人に、RX100 IVについて、開発ご担当として、福田さんにはいち早くお使いいただいたひとりのユーザーとして、皆さまへのメッセージをお願いいしたいと思います。

皆見　RX100 IVは、次世代のプレミアムコンパクトとして導入できたと思います。自分の意思をしっかり反映して撮れるカメラです。このカメラで静止画も動画も、これまでになかった新しい撮影表現が生まれることも楽しみです。一度手に取っていただき、これを撮ったらどうなるんだろうとか、今まで撮れなかったけれど表現したいということに、ぜひチャレンジしていただきたいと思います。

福田　私はRX100シリーズが一貫して持っているしっかりとした作り、心地いい重みが好きです。道具として持っていても頼りがいのあるカメラなんです。使う側としては、この機能をフルに生かして、自分も納得するし、見る人もすごいなと思ってくれる、何かを感じてくれる作品を生み出していきたいと思います。あとは、徹底的に使い倒して、どこまで踏み込めるかです。スーパースローモーションも、どんどん撮っていきたいですね。

皆見　今でもRX100の初号機を大切に使ってくださっているお客様がたくさんいらっしゃいます。そのお客様が、RX100 II、RX100 III、RX100 IVと新たに出たとしても、変わらないデザインやサイズ、使い勝手のことをご理解いただき、ご自分が持っているRX100は決して古くはないのだと感じていただければと思います。良いものはいつまでも良いということ。それが、私たちが一番大切にしている考えかたなのです。