普段はRX100 IIIと一眼レフを使用しています。メインは一眼レフですが、同じカメラだけを使っているとどうしても自分の写真がマンネリ化してくるので、気分転換も兼ねてRX100 IIIを使っています。元々周りの方がRX100やRX100 IIを持っているのを見て、自分も欲しいなと思っていたんです。RX100 IIIでは内蔵ファインダーが搭載されたのが嬉しくて、「買うしかないな」という気持ちになりました。集中して撮るときにはファインダーを覗きたくなりますね。

実は撮影時は明るいシーンで、RAW現像で写真全体を暗くして夜のような雰囲気を出しています。撮影するときは内蔵されている「NDフィルター機能」を使用しました。絞り値にすると3段分、1/8の光量まで調整できるので、明るい場所でシャッタースピードを遅くしたいときにすごく便利ですね。

こちらは千葉県の最南端、野島崎灯台で撮影した写真です。椅子の部分が明るくなっていますが、これは場所がポイントです。灯台が近くにあって、椅子の部分に光が当たるんです。星空を撮るときは開放で、シャッタースピードは8秒〜10秒くらいです。赤道儀は持っていないので追尾はせず、カメラを固定したままどう撮るかにこだわっています。最小F値がF1.8と明るいのに、センサーサイズが1インチなので一眼レフより被写界深度をある程度稼げるのは、夜景撮影においてはある意味でメリットですよね。

ローアングルで絞り開放にし、背景をぼかして撮影しました。RAW現像でアンダー部分を持ち上げてみたら、自分の想像以上にディテールが残っていて驚きました。こんなに小さいカメラなのに、RAW現像で追い込めば追い込むほどいいものが出来ます。それに耐えうるRAWが撮れるという点が気に入っていますね。

近所にちょっとした買い物に出るときなど、いつでもカメラを持っていたいタイプなんです。スマホだとボケの大きい写真は撮れないし、一眼レフやミラーレスでも大きいなと思ってしまうんですが、RX100 IIIならカバンの隅に気軽に入れておけますよね。いつでもカメラを持っていれば、急なシャッターチャンスも逃さない。これからもRX100 IIIをずっと持ち歩いて行こうと思っています。