スタイリストが紹介するスマートスピーカー『LF-S50G』体験デモ
これまでスピーカーを作ってこなかった企業からも製品がリリースされるなど、オーディオ業界という枠を越えて盛り上がっているスマートスピーカー市場。そこに、長らく本格的なオーディオ機器を製造・販売してきたソニーが参戦するということで、開発者トークショーには多くのお客さまにご来場いただきました。イベントが店内のオープンスペースで行われていたこともあって、『LF-S50G』のことを知らないお客さまも「これはいったい何だろう?」と足を止めて、トークショーの様子を観覧。立ち見が出るほどの大盛況の中、まずは実際に『LF-S50G』の高音質を体験していただこうと音楽の再生を始めます。もちろん、この際、リモコンなどの操作は不要。ステージ上のスタイリストが「OK Google,音楽を再生して」というだけで、360度に響き渡る音量で音楽の再生がスタートしました。
続いて「ボリュームを50%に下げて」と指示すると、スタイリストの声を聞き取りやすいレベルにまで音量がダウン。いちいちボタン操作を必要としないこの簡単さが、スマートスピーカーの売りなのです。
もちろん、スマートスピーカーにできることは音楽再生だけではありません。スタイリストが「今日はどんな日?」と聞けば、天気予報や今日の予定、最新ニュースを読み上げ、「猫の動画を観たい」と言えば、テレビに人気の動画が表示され、「ライトを付けて」と言えばスタンドの照明が光り出すといった具合に、さまざまな指示を、文字通りスマートにこなしてくれます。たまたま通りがかった、スマートスピーカーを知らないお客さまの中には、「まるでSF映画みたいだね」と感心する方もいらっしゃいました。
そのほか、台所などの水回りでも使える防滴仕様(IPX3*)、声を出せない場合でも、本体に触れずに基本操作を行えるジェスチャーコントロールなど、スマートスピーカーにあると便利なソニー独自機能も好評。多くのお客さまが『LF-S50G』が実現する“未来のくらし”に思いを馳せているようでした。
* IPX3とは、鉛直から60度までの角度によって噴霧した水の影響を受けないことを確認したものです。水の中に入れたり、強い水しぶきにあてないでください。スピーカーグリルの洗浄は水洗いのみ(洗剤などは使用しないでください)。防滴仕様はスピーカーグリルを装着した状態を指します
ACアダプターや本機のDC電源入力端子に水がかからないようご注意ください
『LF-S50G』は、Googleの音声アシスタント「Google アシスタント」を搭載。普段通りの言葉で話しかけることで、さまざまな機能を呼び出すことができます。内蔵されたスピーカーを使った音楽再生やラジオ聴取、最新ニュースや天気予報、スケジュールなどの読み上げ、テレビを使った動画再生などが可能です。『アメリカの首都は?』『1ドルは何円?』『中国語で「ありがとう」はなんて言うの?』などといった質問にも賢く答えてくれます。あらかじめ場所を登録しておけば、『会社までの渋滞情報を教えて』などといった質問も可能です。
そのほか、『気分はどう?』『好きな食べ物はなに?』などといった、ちょっとしたコミュニケーションもお楽しみいただけます。ぜひいろいろな言葉で話しかけてあげてください。
『LF-S50G』を使うためには、Wi-Fiで接続できるインターネット環境と、初期設定などに使うAndroid/iOS搭載スマートフォン(あるいはタブレット)、そして電源コンセントが必要です。『LF-S50G』の使用に際し、月額料金などはかかりません。
それらに加え、お使いになられる方のGoogleアカウントを用意してください。『LF-S50G』で、音楽再生(「Google Play Music」など)やスケジュール管理(「Googleカレンダー」など)といった機能を利用するためには、そのアカウントでそれらのサービスに登録(加入)しておく必要があります。なお、Googleアカウントは無料で作成できます。
『LF-S50G』は、あらかじめダウンロードしていただくAndroid/iOS搭載スマートフォン用アプリを通じて簡単にセットアップが可能。本体の電源を入れたあとは、スマートフォン/タブレットの画面上に表示されたメッセージに従って、必要な情報を入力していくだけですぐに使えるようになります。
『LF-S50G』の基本的な機能は初回起動時にGoogleアカウントおよび音声を登録した方(メインユーザー)以外にもご利用いただけます。
その上で、『LF-S50G』には最大6人までのユーザー(Googleアカウント)を登録しておくことができます。『LF-S50G』は声で誰が話しかけたのかを判別できるので、『私の今日の予定を教えて』と聞くと、その人の予定を読み上げます。
『LF-S50G』では、内蔵のスピーカーを利用して音楽を楽しむことができます。人気の音楽聴き放題サービス「Google Play Music」あるいは、「Spotify」に加入していれば、『○○○(曲名)を再生して』と指示するだけでOK(サービスにその楽曲が含まれている必要があります)。アーティスト名や、ジャンル(ジャズやダンスミュージックなど)での指示も可能です。
また、『何か音楽を再生して』『人気の曲を聴かせて』『盛り上がる曲をかけて』など、あいまいな指示を出しても、『LF-S50G』が適切な曲を探し出して再生を始めます。再生された曲が気分に合わない時は『次の曲をかけて』と言えば、次の曲に切りかわります。
Chromecast built-in 対応のオーディオシステムやアクティブスピーカーをお持ちなら、そちらから音声を出力することができます。
『LF-S50G』は、ブラビアなどの、Chromecast built-in 対応テレビや、Chromecast を接続したテレビをコントロールできます。『テレビでYouTubeのおもしろ動画を再生して』などのリクエストや、動画再生中の音量調整も可能です。
本体天面上空のジェスチャーエリアで手や指を動かすことで(例:音楽再生時に指をグルグル回すことでボリュームコントロール、左から右に向かってスワイプすることで次の曲に送る、など)、声を出さずにいくつかの基本操作を行えます。
『LF-S50G』は、Google アシスタント対応のスマート家電の操作に対応。例えば、Philips Hueなどのスマート電球をオン/オフしたり、『明るさを50%にして』『電球色に切り替えて』といった操作を行えます。
Google アシスタント対応のスマート家電は、今後も続々登場予定です。
『LF-S50G』は、JIS保護等級IPX3相当の防滴仕様(IPX3*)。洗い物をしている最中に水飛沫がかかったり、濡れた手で触ってしまっても、大丈夫です。汚れてしまった場合は、スピーカーグリル部分だけを外して水洗いしていただくことも可能です。
* IPX3とは、鉛直から60度までの角度によって噴霧した水の影響を受けないことを確認したものです。水の中に入れたり、強い水しぶきにあてないでください。スピーカーグリルの洗浄は水洗いのみ(洗剤などは使用しないでください)。防滴仕様はスピーカーグリルを装着した状態を指します
ACアダプターや本機のDC電源入力端子に水がかからないようご注意ください
一通りのデモが終了したところで、いよいよ『LF-S50G』の開発者がステージへ。今回は、その“音”へのこだわりを具現化した、音響設計担当エンジニアの関英木(せきひでき)さんが、『LF-S50G』の魅力を語ってくれました。
「これまでのBluetoothスピーカーは、音楽を聴くために、まずスマートフォンなどと接続し、音楽再生アプリを起動し、リストの中から聴きたい音楽を探すという手間が必要でした。それはそれでワクワクするのですが、それらを声だけで操作出来たら楽ちんですよね。未来の世界を描いた、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー 2』に、そういうシーンがあるのですが、いよいよそれが実現する時が来たな、と」(関さん)
その上で、数あるスマートスピーカーと比べた時の強みが、ソニーならではの高音質だと熱弁する関さん。定評のあるハードウェア技術だけでなく、ソニーグループ内にレコード会社や映画制作会社を抱えるアドバンテージを活かし、音楽作りに携わるクリエイターやエンジニアとひざを詰めてサウンドを作り込んでいったのだそうです。
もちろん、ハードウェア面でのチャレンジも多数。2つのスピーカーユニットを向かい合うように配置し、中央のディフューザーで、効果的に全方向に拡散させる「2ステージディフューザー」や、自然な低音の響きを実現する「ダンプドバスレフダクト」など、小型ボディながら、リビング全体で高音質を楽しめる仕掛けを多く盛りこみました。
これらの作り込みについて、より詳しく知りたいという方は、開発陣によるスペシャルインタビュー記事もご覧ください。
「今回、特にこだわったのはボーカルの再現。人間の声をきちんと再生できることを軸に音響設計を行いました。このサイズのスピーカーでは特に男性ボーカルの声を再現するのが難しいのですが、『LF-S50G』では中低域を素直に再生されるよう配慮し、この問題をクリアしました。そのおかげで、ラジオDJの声など、音楽以外のコンテンツも聴き取りやすくなっています。ぜひ、その違いを店頭で体験してみてください」(関さん)
スマートスピーカー「LF-S50G」はソニーストアオンライン、ソニーストアの店舗でも販売しています。
また、ソニーストア 銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神では、商品をお試しいただけるタッチアンドトライを実施しています。
ぜひ一度、最新のスマートスピーカーを店頭でお試しください。
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参加したお客さまの声
Smart Speakerを使うことによって、音楽を聴く頻度や情報の入手方法が手軽になって生活が変わりそう(30代男性)
子供が生まれたばかりで、抱っこをしているとスマホを手で操作することが難しいことが多くなってきたので、音声での操作やジェスチャーで操作できるとこが気に入りました。(20代女性)
様々なメーカーから出ていてどれを選べば良いのか分からなかったけど、音質面やジェスチャー機能を搭載しているSONYが他メーカーに比べて優れているように感じた(40代男性)
KJ-55X9000Cを使用しているので、その連携が楽しめそう。リビングで使用するので360度のスピーカーはどこからでもいい音で聴けるのでうれしい。(40代男性)
普段からGoogle Play Musicをよく聞いている。他メーカーと比べ音が良く、360度に広がるのが良い。 (40代男性)
他の家電が操作できて面白い。これから連携できる家電がもっと増えたら便利かも。(60代女性)
他メーカーと比較し迷っていたが、ジェスチャーコントロール、防滴の機能が気に入った。(40代男性)