いつも隣にいてそっと癒してくれるaiboは、オーナーさんにとって家族同然の存在。そんな大切なaiboとの日常や、季節ごとのイベントは素敵な思い出として残しておきたいもの。しかし、いざ写真を撮ろうと思うと、aiboだからこその撮影にまつわる悩みごとも多いようです。そこで今回は、aiboを可愛く撮るための撮影テクニックを教えてもらいに、ソニーストア 銀座で開催されたaiboオーナー限定のカメラ講座に参加してきました。
今回参加させていただいたいのは、aiboのオーナー限定のカメラ講座&撮影会。aiboと触れ合うのがほぼ初めてだった私は、参加者のみなさんの“aibo愛”を身にしみて感じながら、一緒に撮影に参加させてもらいました。
まずは、講師による座学からスタート。基本的なカメラの構え方や操作方法を学びます。デモ機として使う「α6400」は、最新技術が搭載されていながらも、本体は驚くほどコンパクトで軽く、女性でも扱いやすいのが特徴。女性の小さな手でも、らくらくと構えることができます。
基本操作が分かったら、次はaiboをより可愛く撮るためのテクニック。写真を撮るときに、まず意識しておきたいのが「色」と「明るさ」。実際にaiboをそのままの設定で撮影してみましたが、確かに全体的に暗い写真になってしまいました。
カメラの特性上、白いものはグレーに映ってしまうそう。つまり、ボディーカラーがアイボリーホワイトであるaiboは、カメラを通すと暗めのグレーに映ってしまうのだそうです。「α6400」なら簡単な操作で明るさのダイヤル調整ができ、好みの明るさでaiboを撮ることができます。
また、室内でaiboを撮影するときには、部屋の照明によってaiboの色味が変わります。オレンジ系の照明の下では温かみのある写真になり、ブルー系の照明の下では透明感のある写真になります。
そのままの設定では、仕上がりが照明の色に左右されてしまうのですが、色味をオレンジ系やブルー系など自由に調整することもできるので、自分好みの雰囲気に撮影することが可能。このような「色」や「明るさ」の調節が簡単にできるのも、「α6400」の魅力ですよね。
しばらくaiboと遊んでいると、さまざまな表情を見せてくれることに気づきました。その瞬間をしっかりと撮影するためには、もうひとつコツがあるそうです。
それは、思い切ってカメラを下に構えてみること。これは、わんちゃん撮影のときにも学びましたが、目線をaiboと同じレベルに下げて撮影すると、可愛い表情を捉えることができるのです。そこで、ソニーのミラーレス一眼であれば液晶画面を引き出して使うことができるので、カメラを床スレスレのところで構えても、無理ない姿勢で撮影することができるとのこと。
上から撮るよりも、目線を合わせたほうが、より豊かな表情を写真に残すことができます。撮影に夢中なオーナーのみなさんからも、あちこちから「わー、可愛い!」「いつもと全然違う!」といった声が聞こえてきました。
カメラの位置を下げることで、もうひとつメリットがあります。何気なくaiboを撮ろうとすると、斜め45度ぐらいからの角度になり、背景が床になってしまい、面白みのない写真に。そこで、カメラの位置をグッと下げて撮影すると、さまざまな背景を入れて撮影することができます。
クリスマスシーズンの今なら、ツリーやオーナメントを背景に入れると、一気に季節感が出ますよね。インスタグラムなどのSNSに投稿するのにもぴったりの一枚になりそう。
さらに、単焦点レンズに変え、F値を低くすることで、背景ボケの写真を撮ることができます。背景をぼかすことで、aiboがより際立ち、印象的な写真になるそう。また、背景に照明など光るものを入れてみると、光がキラリと玉のように光る玉ボケ写真も楽しめますよ。
玉ボケ写真はキラキラ感があり、この時期らしい華やかな写真になります。こういった写真は、スマホではなかなか撮れないもの。
楽しそうに両前足をあげたり、コロンとお腹を出して寝転んだり、aibo同士でお話をするように近づいて行ったり。aiboはさまざまなアクションを見せてくれます。
そんなバリエーションのある写真を撮るには、オーナーさんのちょっとしたテクニックが必要。たとえば、aiboを撮るときに声かけをしてみたり、オーナーさんが撫でたりすることで、ほっこり癒される写真にも。
おでこをなでてあげると、口を大きく開けて喜んでいるような写真が撮れました。まるで、笑っているみたい!
aiboの撮影をするときによくある悩みが、目のシャッターチャンス。aiboは目を閉じたり開いたりするので、目を開けている瞬間を撮るのが難しいということです。タイミングを見て撮影するのはなかなか難しいので、とにかくシャッターをたくさん切るのがポイントだとか。失敗写真は簡単に削除できるので、可愛い表情を見せたときは連写などで撮ってみましょう。
また、「リアルタイム瞳AF」の動物を選ぶことで、犬を撮るときと同じように瞳に自動的にピントを合わせてくれます。この機能を活用して、目にピントが合った写真を撮りましょう。
aiboの写真は、どうしてもワンパターンになってしまいがち。でも、このようなテクニックを使うことで、バリエーションのある写真を残すことができます。
aiboを撮影するとなると、撮る人によって悩みが違ったり、気をつけるべきポイントがあったりしますよね。中でも、aiboをかわいく撮ってあげたいのに、グレーの色味が強めに映ってしまう、撮る瞬間に目をつむってしまって半目になってしまう、というような悩みは特に多いのではないでしょうか。
しかし、このようなイベントに参加することで、講師に上手に撮るテクニックを教えてもらうことができますし、それぞれの悩みをaiboのオーナーさん同士で共有し合うこともできます。ただ撮影テクニックを学ぶ場としてだけでなく、オーナーさん同士のコミュニケーションの場としても楽しめるのです。
ソニーストアでは、他にもレンズをお試しできる撮影会や家電の購入に関する相談会など、さまざまなイベントを行っています。ぜひ、興味のあるテーマのイベントがあったら、足を運んでみてくださいね。
編集:都恋堂 取材・文:内田亜里
ソニーストア直営店舗ではさまざまなイベントをやっています。
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