写真や動画によるコミュニケーションは、SNSやYouTubeを中心にますますの盛り上がりを見せています。スマートフォンのカメラ機能を利用されている方の中には、ワンランク上の表現ができるデジタル一眼カメラが気になっている方も多いのではないでしょうか。ただ、専門用語の難しさや、商品の種類の多さで、どのカメラが自分に向いているのかわかりづらい……という悩みも。
そこで今回はソニーストア 銀座に伺い、「αじっくり体験・相談サービス」で経験豊富なスタイリストにアドバイスをお願いすることにしました。その様子をレポートします。
「αじっくり体験・相談サービス」は、デジタル一眼カメラαについて専門知識の高いスタイリストがマンツーマンで接客してくれるサービス。わかりやすい解説を交えて、カメラ本体やレンズをとことん体験し、じっくりと比較検討できます。しかも無料なので気軽に利用でき、予約をしておけば、混雑する時間帯でもスムーズに体験できます。
ストアに着くと、担当のスタイリストがにこやかに出迎えてくれました。さっそく私の好みや希望を具体的に確認してくれます。
そこで、普段の撮影スタイルや好んで撮る対象物などに加え、「ネットでいろいろ調べたものの、知識がないからよくわからなくて……」と初心者であることも正直に伝えました。
「そうですよね。コンパクトで持ち歩きやすいもの、大きいけれど性能が良いものなど、たくさん種類があります。ご自身に合った機種を一緒に探していきましょう」(担当スタイリスト)
これまで一人で調べている間に抱いてきた不安がサッと消えました。
さっそく、実機を手に取って商品を体験していきます。まずは「イメージセンサー」の違いについて。イメージセンサーとはカメラの「目」にあたる部分で、αには、「APS-C」と「フルサイズ」の2種類があります。このセンサーサイズが大きいほど高画質な写真が撮影できるといいます。
「スマホのイメージセンサーは小指の爪ほどの大きさですが、APS-Cはその12倍、フルサイズは30倍ほどあるんですよ」(担当スタイリスト)
そこで私へのおすすめとして提案されたのは、APS-Cの「VLOGCAM ZV-E10」と、フルサイズの「α7C」。実際に手に持ってみると、ネットじゃわからなかったサイズや重さ、そしてグリップ感がよくわかります。どちらもスマホからのステップアップで選択する方が多いそう。レンズを付け替えて使えるので、一眼カメラらしい楽しみ方ができそうです。
どちらが好みか迷っていると、担当スタイリストから「どちらも人気ですが、将来もっといい写真が撮りたいと思うかもしれないのであれば、フルサイズを選んでおく方がおすすめです」とアドバイス。
たしかに、私は凝り性なので今後APS-Cでは物足りなく感じる時がくるかもしれません。将来的なことを考えてフルサイズの「α7C」で第一候補にすることに。
また、購入した後に気づくような、実際の使い勝手や方法についても教えてくれるのが、うれしいポイントです。
「α7C」は、可動域が広い「バリアングル液晶モニター」が魅力なのだそう。
「モニターを自分側に向けると簡単に自撮りができますし、高層ビルやグラスのように縦長のものを撮影する時にも便利ですよ」(担当スタイリスト)
具体的なシーンや被写体を例にしながら教えてもらえるので、自分が今後活用しそうな機能かどうか、想像しながら試すことができました。
他にもαの機能・性能をいろいろ体験させてもらえます。
例えば、オートフォーカス(AF)の性能はどこまで自動で合わせてくれるのか。
αには、人や動物の「目」に自動でピントを合わせる「リアルタイム瞳AF」という機能があります。そこで、一度ピントを被写体の猫の模型に合わせてから、わざと模型を画面の上や隅に移動してみることに。それでもピントをバッチリ合わせてくれるのを確認できました。これなら、どんな構図でも元気に動き回るペットの姿をしっかり撮影できそうです。
さらにガラスケースの中にある巨大な望遠鏡のようなレンズを指して「望遠レンズも体験してみますか?」と提案してくれたので「ぜひ!」と即答!
大きなレンズを付けたカメラは、ずっしりとした重量感。天井でくるくると回り続ける鳥の被写体模型に向かってシャッターボタンを押すと、これもまた瞬時にピントが合います。こんなプロ仕様のレンズでも気軽に試せるのは、ソニーストアならではですね。
交換レンズにも興味が湧いてきたところで、私の嗜好に合わせたおすすめのレンズを提案してもらうことに。
「『α7C』はキットレンズの汎用性が高く、これだけでもいろいろな写真が撮れます。ただ、一眼カメラらしいきれいに背景がぼけた写真を撮りたいなら、単焦点レンズがおすすめですよ」(担当スタイリスト)
そう言って提案してくれたレンズは、焦点距離35mmの「FE 35mm F1.8 」と55mmの「Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA 」。「α7C」のキットレンズは28〜60mmなので同じ構図の写真は撮影できるのですが、単焦点レンズだとよりきれいに背景をぼかすことができ、さらに明るい写真になるのだそうです。
まずは広角寄りの35mmで撮影してみます。なるほど、これはプロっぽい。背景がすごくぼけて、主役が際立ちます。
何枚か撮影するうちに、背景にキラキラした丸い光が入った写真が撮れました。この「玉ボケ」があると、「やっぱりスマホとは違うな」と実感できます。まるで自分の写真の腕がぐっとレベルアップした気分です。
続いて55mmのレンズでも撮影してみることに。レンズの種類を焦点距離「mm」で言われても、イメージしにくかったのですが、実際に体験してみると、35mmに比べて“寄り”の構図になるのがよくわかります。
雰囲気のあるボケ感を演出できる単焦点レンズは、やはり魅力的。一通り撮影を楽しんだあと、担当スタイリストに聞いてみると、やはり一眼カメラを始める方にも人気があるレンズとのこと。
「キットレンズに加えて、単焦点レンズ1本を購入される方は多いです。迷っている場合はまずキットレンズを使ってみて、35mmと55mm、どちらの画角を使うことが多いか把握してから買い足してもいいですね」(担当スタイリスト)
いろいろなαやレンズを試しているうちに、気づくとあっという間に1時間が経過。さまざまなレンズや機能を試す中で、写真を撮る楽しさを改めて実感できました。
これまで一眼カメラは未知の世界でしたが、話を聞く中でカメラの基礎知識が自然と身についた気がします。担当スタイリストの納得感のある説明でナビゲートしてもらえたおかげで、自分に合うカメラとレンズを検討できました。一人では、ここまでじっくり比較することは難しかったと感じます。
試したカメラやレンズの情報は、最後カードにメモして渡してもらえるので、家に帰ってから検討する時も安心です
カメラを購入する動機も、撮影したいものも、人それぞれ。「αじっくり体験・相談サービス」では初心者から上級者まで、担当スタイリストとのマンツーマンでの会話の中で、一人ひとりにぴったりのカメラやレンズを紹介してもらえます。また、オンラインや電話でも体験可能。店舗が遠い、外出を控えたいなどで足を運ぶのが難しい場合にもうれしいサービスです。
ソニーストアでは現在、店舗で「αじっくり体験・相談サービス」を体験した方を対象にしたノベルティキャンペーン中(なくなり次第終了)。また家族写真撮影のワークショップなど、さまざまなイベントも開催しています。カメラやレンズを検討したい、写真をもっと上手に撮りたいという方は、ぜひ気軽に足を運んでみてはいかがでしょうか。
ソニーストア 直営店舗では、知識豊富なスタイリストがマンツーマンで接客。α本体やレンズを実際に手に取ってじっくり体験・相談いただけます。電話やオンラインでの相談も可能です。
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