アジア最大級の国際映画祭「第37回東京国際映画祭」レポート | Feature

※ 本コンテンツは2024年11月現在のものです

アジア最大級の国際映画祭

「第37回東京国際映画祭」レポート

映画好きなみなさまに、もっと映画を身近に感じて、もっと映画を楽しんでいただきたい。そんな想いから、ブラビアはアジア最大級の国際映画祭「第37回東京国際映画祭」（2024年10月28日～11月6日開催）に協賛しました。

今回は、映画祭の舞台挨拶やトークセッションの司会を担当（2015年～）する映画ライターの新谷里映さんに「東京国際映画祭」の様子をレポートいただきました。

映画ライター・コラムニスト　
新谷里映

雑誌編集者を経て現在はフリーランスの映画ライター・コラムニスト・インタビュアー。雑誌・ウェブ・テレビ・ラジオなど各メディアで映画を紹介するほか、オフィシャルライターとして日本映画の撮影現場に参加。2015年より東京国際映画祭の舞台挨拶の司会を担当。2020年より日本映画批評家大賞選考委員。

世界三大映画祭と言われるカンヌ、ベルリン、ヴェネツィアの国際映画祭をはじめ、世界各国では年間を通して数多くの映画祭が開催されています。もちろん日本でも！毎年10月下旬～11月上旬に開催される東京国際映画祭（通称TIFF）は、アジア最大級の国際映画祭として今年で37回を迎えました。
TIFFの特徴は何と言っても、普段なかなか観ることのできない世界の映画と出会えること、一般の方々が参加しやすいことです。上映前と後には舞台挨拶やトークセッションもあり、映画人から貴重な話を聞ける機会もたくさん！今年も国内外から多くの映画人が参加し、ゲスト登壇イベントの本数は178件、連日様々なイベントが開催されました。

ブラビア・ホームシアターオーナー様も観覧。
映画祭の幕開けを告げる、レッドカーペットイベント。

「東京国際映画祭」に参加する俳優や監督など、映画人が一堂に会する映画祭初日のビッグイベント、レッドカーペット。日比谷ステップ広場の特設ステージ前から観覧できる特別な場に、日頃の感謝を込めてブラビア、ホームシアターオーナー様をご招待し、会場の雰囲気をお楽しみいただきました。
ステージには国内外の著名人が登場し、そこから色鮮やかなレッドカーペットを歩き、映画祭のオープニングを飾りました。

第37回東京国際映画祭についてはこちら

東京国際映画祭に連動した、
ブラビアの特別イベントを実施

「東京国際映画祭」会場のひとつ日比谷ステップ広場には、オープントラック内に映像制作を支える機材を展示した『BRAVIA Studio -Behind the screen-』が設置されました。
撮影カメラが捉えた映像をマスターモニターに映す、そこにも厳密な色評価やカラーグレーディングを支えるためのソニーの技術があります。そして、ブラビアに搭載されているスタジオ画質モードによって、映像制作者の意図が忠実に再現された画質で映画を観ることができます。映像制作の裏側をほんの少しですが垣間見ることで、映画祭で上映されている映画と映画制作に興味が湧いてくる、そんなブースでした。

ソニーの映像制作機材は、様々な映画やドラマで採用されています

ソニーストア銀座でも「東京国際映画祭」に連動した鑑賞体験会が開かれました。ソニーの最新エレクトロニクス技術での視聴体験が可能なエンターテインメントシアター「SHIKAKU（シカク）」は、縦横高さ2.4mの立方体の空間です。今回は、その空間でソニー・ピクチャーズの人気映画（6選）のトレーラーを鑑賞。この空間がお家にもあったら！と、ブラビアとソニーのサウンドバーの臨場感に感動しました。

全国5箇所にあるソニーストアでは、お客様のお好きなコンテンツを
最新のブラビアとサウンドバーで体験できる鑑賞会も行っております

東京国際映画祭　来場者の声【ソニー公式】の動画はこちら

For CINEMA LOVERS（ソニーの映画ポータルサイト）はこちら

東京国際映画祭のメインとなるのはコンペティション部門です。110の国や地域から集まった2,023作品から選ばれた15作品がコンペティション作品として上映され、そのなかからグランプリが選ばれます。今年のグランプリに輝いたのは、日本映画『敵』でした。ほかにも、アジアの未来、ガラ・セレクション、ワールド・フォーカス、Nippon Cinema Nowなど、さまざまな部門があり、今年からウィメンズ・エンパワーメント部門も新設されるなど、年々広がりをみせています。10日間の開催期間、日比谷エリアの会場（映画館）で208本が上映され、178のゲスト登壇イベントがありました。

映画祭の会期中にはイベントもたくさん開催されます。そのひとつが、日比谷ステップ広場で開催された屋外上映会。大型ビジョンで名作映画が鑑賞できる、誰でも参加可能な無料の上映会です。今年のラインナップは、往年の名作から比較的新しい作品まで29本。映画祭会期中のステップ広場は、連日多くの方で賑わっていました。

そんな屋外上映会で上映されていた映画の中から、
おすすめの 3作品をピックアップ！

『未知との遭遇　ファイナル・カット版』

映画人に「どんな映画に影響を受けてきましたか？」というテーマで話を聞くことがあります。幾度となく出てくるタイトルのひとつが『未知との遭遇』。アカデミー賞の撮影賞と特別業績賞（音響効果編集）の2部門を受賞している、スティーブン・スピルバーグ監督の言わずと知れた名作です。現代はCG技術によって宇宙船も描ける時代になりましたが、この映画が公開されたのは1977年。当時のCG技術はまだまだ発展途上ですから、47年前にあの映像と世界観をつくり出している、それがどれほど凄いことか。この映画を初めて観たのはレンタルビデオでの鑑賞でしたが、ビデオ鑑賞であってもクライマックスで宇宙船マザーシップが登場するシーンは、どうなるの？何が起きるの？とワクワクドキドキの緊張感、地球外生命体とコミュニケーションをとる音と光のあの交信は、まるで自分もその場にいるような臨場感でした。もしも宇宙船に遭遇したら──という想像の先をリアルな映像で見せてくれた、未知なる体験をさせてくれた映画です。今は、あらゆるモノがデジタルでつくられる時代ですが、多くのクリエイターがこの映画に影響を受けてきたのだろうなあと感じる“原点”が『未知との遭遇』にはいくつもあります。また、音楽は映画音楽の巨匠と言われるジョン・ウィリアムズですから、音響のいい環境で観ると、より一層世界に浸れると思うのです。

『マイ・ガール』

どれほど号泣したことでしょう。『ホーム・アローン』で一躍時の子役となったマコーレー・カルキンが、その翌年に世界中を泣かせたのが『マイ・ガール』です。10歳そこそこなのに、こんなにも素晴らしく演じ分けができるなんて、ほんとに天才なのねって驚きましたし、映画の主題歌になっているテンプテーションズの『My Girl』もこの映画にぴったりでした。描かれるのは、マコーレー・カルキンとアンナ・クラムスキーが演じるトーマスとベーダの淡い初恋と成長ですが、子どもが主人公の映画とあなどるなかれ。子どもの視点を通して大人になると忘れてしまいがちな大切なことを思い出させてくれる、そういう映画でもあるのです。葬儀屋の子どもとして生まれたベーダは、日頃から死を身近に見ていて、さらに自分を生んで亡くなってしまった母親への罪悪感を抱えて生きている。少しおませで大人びた女の子です。そんな彼女に恋をするのがトーマス。ベーダは担任の先生に恋をしていますが、そんな彼女にトーマスは「僕も候補だよ、先生にフラれた時の」と、大人顔負けの言葉を投げかける、とてもピュアでとても優しいラブストーリー。そして、人生には悲しいけれど突然の別れもあって、それでも遺された者は生きていかなければならなくて──想い出は大切な宝物である、というメッセージも込められています。映画の最後で、ベーダが朗読する詩がまた素晴らしく心に響くのです。

『ア・フュー・グッドメン』

トム・クルーズが出ている映画は、ほぼ観ています。彼が出ている映画は観ておかないと！見逃してはいけないぞ！と引き寄せられる力がトム・クルーズにはあると思うんです。最近は『ミッション：インポッシブル』シリーズの“不可能に挑戦し続ける男”のイメージが強くて、トム・クルーズ＝アクション映画の人っぽくなっていますが、個人的には『カクテル』『レインマン』『7月4日に生まれて』といったドラマ寄りの映画が好きだったりします。『ア・フュー・グッドメン』もそのひとつです。公開当時は、トム・クルーズとデミ・ムーアが共演しているというミーハーな気持ちで観た映画でしたが、蓋を空けてみたら、軍法会議サスペンス。いわゆる社会派にカテゴライズされる映画で、10代の私には少し難しかった記憶があります。キューバにあるグァンタナモ米軍基地を知ったのもこの映画でした。でも、巨大な権力に立ち向かうトム・クルーズは本当に格好よかった。20代の時にもう一度映画を見直したときは、こんなにも深い話だったのかと感動し直しましたし、ジャック・ニコルソン、ケビン・ベーコン、キーファー・サザーランドも出ていたのか！と驚きました。往年の映画を見返すと、自分にとっての新しい発見があったりするんですよね。

すでにご覧になったことのある作品でも、
時を経て新たな発見があるかもしれません。
ブラビアでも、映画を楽しんでみませんか。

スパイダーマン：アクロス・ザ・スパイダーバース
© 2023 Sony Pictures Animation Inc. All Rights Reserved. MARVEL and all related character names: © & ™ 2023 MARVEL

ソニー・ピクチャーズコアに関して詳しくはこちら

4Kテレビブラビア

最新のブラビアはこちら

映画館で感じる感動を、自宅のリビングでも体験しませんか。

映画館で体験する圧倒的な映像美とサウンド。あの臨場感が自宅での映画鑑賞でも再現できたら嬉しいですよね。映画館の大きなスクリーンには、実はとても細かい無数の穴が開いていて、スクリーンの真後ろにスピーカーを配置することで、セリフや音が映し出される映像に重なって聞こえるように設計されています。
ブラビア^＊1にソニーのサウンドバー^＊2を接続することで、センタースピーカーとしてテレビからも音が出るため、定位感が向上し、より臨場感のある感動の映画体験が可能になります。
実際に映画館で感じる感動を、自宅のリビングでも体験しませんか。

＊1 アコースティックセンターシンク対応ブラビアについてはこちらをご確認ください

＊2 対応ホームシアターシステム／サウンドバー： HT-A9M2、HT-A9000、HT-A8000、HT-A3000

※イメージです

360立体音響による臨場感のあるサウンドと
洗練されたデザインを両立したフラッグシップサウンドバー
〈大迫力13基のスピーカーユニット搭載〉

サウンドバー

HT-A9000

360立体音響による臨場感のあるサウンドと
洗練されたデザインを両立したプレミアムサウンドバー
〈大迫力11基のスピーカーユニット搭載〉

サウンドバー

HT-A8000

リビングに溶け込むデザインで360立体音響を楽しめる
進化した新スタイルサラウンドシステム

ホームシアターシステム

HT-A9M2

家族やまわりの環境を気にせず、
大迫力のサウンドで映画を楽しみませんか。

大きな音が出しづらい環境──たとえば家族が就寝中に映画を観たいときなどにおすすめしたいのは、ネックスピーカー。耳をふさがないので、家族の声などの周囲の音も聞きながらテレビや映画鑑賞ができ、自分の好きな音量で映画を楽しむことができます。

※イメージです

肩にのせれば、そこがシアター空間になる

ワイヤレスネックバンドスピーカー

HT-AN7

要予約

最新ブラビア特別視聴体験会

ソニーストアの各店舗では、最新ブラビアとサウンドバーとの組み合わせを1組様ずつじっくり体験できる特別視聴体験会を実施しています。ぜひご予約の上ご来店ください。

●お客様のお好きなコンテンツの視聴

※ ディスクのお持ち込みも可能

●BRAVIA 9（XR90シリーズ）/ BRAVIA 8（XR80シリーズ）/ BRAVIA 7（XR70シリーズ） / A95Lシリーズの画質・音質体験

●サウンドバーによるドルビーアトモス音声など立体音響を体験
ご予約はこちら

ゴーストバスターズ：SONY PICTURES COREで視聴可能＆デジタル配信中／Blu-ray＆DVD発売中 ©1984 COLUMBIA PICTURES INDUSTRIES, INC. ALL RIGHTS RESERVED.
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