ソニーでは、これまでもデジタル一眼カメラ「α」シリーズのメンテナンスやサポート、体験会など、さまざまなサービスを提供してきましたが、昨年12月にこれを「α Plaza」という形で一元化。これまでなかった新たな取り組みも含め、αにまつわるサービスをワンストップで提供する体制を構築しました。
そこでここでは、ソニーストアの直営店舗でαユーザーをお迎えするスタッフがαプラザで何を目指そうとしているのかを語ります。
αプラザとは?
(左)ソニーストア 銀座 αプラザ担当スタイリスト
(右)ソニーストア 銀座 αテクニカルアドバイザー
まずは「αプラザ」とは何なのかを教えてください。
一言で言うと「αオーナーの創作活動を支援する場」です。新製品体験をはじめとした、製品購入前のご相談から、メンテナンス、セミナー、購入後のサポートやレクチャー、さらには作品を発表、鑑賞するギャラリースペースまでを1つの場所にまとめています。その多くは、従来も独立した形で提供していたのですが、今回、これらを「αプラザ」に統合することでご利用いただきやすくしています。
(左)ソニーストア銀座 α Plaza担当スタイリスト
(右)ソニーストア銀座 αテクニカルアドバイザー
αプラザはどこにあるのですか?
東京・銀座、大阪・梅田、愛知・名古屋、福岡・天神、そしてこの4月からは北海道・札幌にもオープンしました。すべて、ソニーストア内の1コーナーとして展開しています。
どういったお客様を対象としているのでしょうか?
αプラザでは、年齢層、性別、技術レベルを問わず、あらゆるお客様にお越しいただきたいと考えていますし、そうしたサービスを展開しています。もちろん、まだαをお持ちでない、現在検討中のお客様も大歓迎です。
αプラザとなって、新たに追加されたサービスはありますか?
メンテナンスの分野では、新たに対面でのセンサークリーニングなどを行うようにしました。これまでは一旦お預かりしていたのですが、αプラザなら約1時間ほどでお戻しできますから、お客様の創作活動を止めることがありません。また、「体験会」という形で実施していたセミナーについても大きく拡大。「αアカデミー」を開校し、本格的に“学べる”環境を提供いたします。
そのほか、αプラザの見どころについて、アピールしたいことがあれば。
ソニーストアの中にあるため、店頭ですべてのαボディとレンズを、お好きな組み合わせでお試しになれます。展示にもこだわりがあり、ただ製品を並べているだけではありません。展示台中央にテスト用の被写体としてその季節ごとの植物をあしらっており、実際にどのように写るか、どのように動作するのかを体験いただけます。たとえば今の季節であれば桜ですね。また、配置されているレンズも、被写体に合わせて最適なものを用意するようにしているんですよ。
店内に設置してあるαボディ・レンズの展示台で、それぞれの商品の画質や使い心地、ぼけ味を実際に体験できる
また、店内モニターでは、αの魅力を伝えるさまざまな映像やスライドを流しています。近くに遊びにいらした際には、ふらっと寄ってくださるだけでも充分に楽しんでいただけると思いますので、ぜひお越しください!
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「αメンテナンス」など、
充実のサポート体制で
お客様に
「安心」を届けたい
αプラザで受けられるメンテナンス、サポートについて説明をお願いします。
αプラザでは、高度な知識と技術を有した、αに特化した専任スタッフ「αテクニカルアドバイザー」が常駐し、お客様のご相談に対応いたします。新たな取り組みとしてスタートした「αメンテナンス」では、これまでお預かり対応となっていた「センサークリーニング」などを、その場で行なえるようにしています。
「αメンテナンス」についてもう少し詳しく教えてください。
「αメンテナンス」は、デジタル一眼カメラ「α」の状態を適切な状態に保つための点検、清掃や、ソフトウェアアップデートなどを行う有償のサービスです(要・電話でお申し込み)。「イメージセンサークリーニング」と、これに点検・清掃・ソフトウェアアップデートを加えた「αメンテナンス ライトコース」をその場で実施するほか、より本格的な、画質性能に関わる部分(オートフォーカスセンサー精度など)の点検、調整も含めた「αメンテナンス フルコース」の受付および商品のお預かりも行っています。
なお、これらはあくまで「メンテナンス」であり「修理」ではありません。故障の場合はどのようなものでもお預かりすることになりますのでご了承ください。
どういったお客様が利用されるのでしょうか?
購入後メンテナンスをされていないため、イメージセンサーの汚れが気になるというお客様や、イメージセンサーのクリーニングと合わせてソフトウェアのアップデートも実施したいというお客様、撮影に備えてフルコースのメンテナンスで、カメラの動作確認をしておきたいといったお客様がいらっしゃいます。
これから桜のシーズンが始まり、5月の連休、夏休みと、“写欲”が高まる時期の直前には混み合うことが予想されますので、気になる方は早めのご予約をお願いいたします。
「αメンテナンス」実施日以外は、店頭に立ってお客様からの相談に対応しています。また、私以外にも多くの専門知識を持ったスタッフが常駐しておりますので、気軽にお声がけください。
どういった相談が多いのですか?
これから撮りたい被写体について、どういうレンズが良いのか、どう撮れば良いのかという相談が多いですね。過去には実際に撮った写真を印刷してお持ちになり、その写真をどうすればよりイメージに近づけることができるのかとお尋ねになるお客様もいらっしゃいました。最近、特に印象的なのは女性のαオーナーが増えたということですね。特に高画質でコンパクトな『α7シリーズ』が、気軽に持ち運べるフルサイズ機ということで、人気を集めているようです。
メンテナンスで心がけていることがありましたら教えてください。
メンテナンスサービスを提供する際に、強く念頭に置いているのは、お客様に「安心」をお届けしたいということ。お客様は愛用しているカメラに問題が発生していることに不安を感じていらっしゃいます。機械をただ直せば良いというのではなく、それを使うお客様の不安を取り除くためのコミュニケーションが、何より大切なことだと考え、これらの業務に取り組むようにしています。
「αメンテナンス」など、充実のサポート体制でお客様に「安心」を届けたい にいいね
カメラを“学びたい”
という人のための
αアカデミーがこの春開校!
αプラザの目玉の1つとも言える「αアカデミー」とは一体どういうものなのでしょうか?
ソニーストアでは、αプラザができる前から「αカフェ体験会」を行ってきましたが、それは1回あるいは2回で終わる、比較的ライトなものでした。この4月から開校する「αアカデミー」はその体験会を内包しつつ、もっときちんと“カメラを学びたい”という人に向け、講座(無償・有償)を提供するというものです。
どういった内容の講座を、どういった方が教えてくれるのですか?
「αアカデミー」では、従来の体験会の延長線上となる「体験」レベルから、「入門」「初級」「中級」「上級」までの5レベルで講座内容を分類し、αオーナーの皆さまが、それぞれ自分の技術と目的に合わせて講座を選べるようにしています。講師は、普段のお仕事でもαを活用されているプロのフォトグラファーの方々を中心に、社内の専任講師となります。
講座内容についてもう少し詳しく教えてください。
基本的にはαプラザ内にある教室スペースで行いますが、講座によってはαプラザを飛び出し、実地で撮影を学ぶというものもありますね。講座は露出などの基本的な使い方を学ぶ「撮影基本講座」といったものから、ポートレートや風景、花火など、特定の被写体に特化した「テーマ別撮影基本講座」などまでさまざまです。講座の詳細はαアカデミーのウェブサイトで確認・申し込みができますので、そちらをご確認ください。
αアカデミーウェブサイトサイトの予約画面。講座のレベルや開催校舎で絞り込み、自分にぴったりの講座を探すことができる。
最後に、αオーナーの皆さんにメッセージをお願いします。
「αアカデミー」は、好評だった体験会を発展させ、カメラのことをもっと知りたい、学びたいと考える人のために開校しました。愛用されているαをもっと使いこなしたい、もっと思い通りの写真が撮りたいと考えている方にお越しいただきたいですね。まだ「写真・カメラをプロから学ぶにはちょっと……」という方は、まずは「体験」レベルの講座に来ていただきたいです。皆様の写真力向上に「αアカデミー」をぜひご活用ください!
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αプラザは東京・銀座をはじめ、
日本5都市にて展開中です
αプラザは日本各地のソニーストア内に併設。すべてのαボディとレンズを実際に手にとって触っていただけるほか、その場でご購入いただくこともできます。