商品情報・ストア Feature 特集記事 ソニーのカメラ技術の粋を集めた超高感度デュアルカメラ搭載 開発陣が紹介する「Xperia XZ2 Premium」
ソニーのカメラ技術の粋を集めた超高感度デュアルカメラ搭載 開発陣が紹介する「Xperia XZ2 Premium」

ソニーのカメラ技術の粋を集めた超高感度デュアルカメラ搭載
開発陣が紹介する「Xperia XZ2 Premium」

国内Androidスマートフォン市場で大きな存在感を放つ、ソニーモバイルコミュニケーションズ「Xperia™」シリーズから、2018年夏モデルが登場。5月より順次、『Xperia XZ2 Premium』『Xperia XZ2』『Xperia XZ2 Compact』の3製品が国内携帯電話キャリアから投入されます。見た目から機能まで、あらゆる点が生まれ変わった新しいXperia。その見どころを開発メンバーが語ります。

新しいXperiaが目指したのは、
「変化」を感じさせる「進化」

まずは、今回の新しいXperiaにおける企画の狙いを教えてください。

ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社
商品企画担当 市野
商品企画 市野:今回のXperiaは、「進化」だけではなく「変化」を作りたいという想いで企画・開発しました。Xperiaは新機種の度に着実に「進化」を遂げてきておりますが、今回あえて「変化」を意識したのは、近年、スマートフォンがコモディティ化(同質化)しつつあり、進化していても新鮮味を感じにくくなってきているから。そうした大きな流れがある中で、今までのXperiaとは違う、新しいXperiaを期待してくださっている方々の声に応えて、「変化」を感じていただけるような「進化」をご提案したいという気持ちがあったのです。

『Xperia XZ2 Premium』『Xperia XZ2』『Xperia XZ2 Compact』のそれぞれの位置付けについては、どのようになっているのでしょうか?

市野:『Xperia XZ2』は、今シーズンのXperiaが提供する新しい「体験」や「デザイン」を、3製品のうちで最もバランス良くまとめたモデル。『Xperia XZ2 Compact』は、それを損なうことなくコンパクトにまとめたモデルとなります。一方、『Xperia XZ2 Premium』は、スマートフォンのテクノロジーの限界に挑戦したモデル。最先端の技術を追求するソニーのチャレンジを評価してくださる感度の高いユーザーに向けた製品という位置付けですね。2017年に発売した『Xperia XZ Premium』はHDR(広ダイナミックレンジ)対応の4Kディスプレイを搭載し、最新テレビの技術を備えた高いクオリティーのディスプレイをスマートフォンで実現しましたが、今回の『Xperia XZ2 Premium』ではさらに、デジタル一眼カメラのクオリティーのカメラをスマートフォンで実現することを目指しました。

もの作りの手法として、やや挑戦的にも感じる「変化」を意識したという新商品ですが、製品のコンセプトについて、もう少し詳しく教えてください。

市野:海外のマーケットにおいては「Entertainment to the Extreme」というメッセージで表現しているのですが、最新モデルではハードウェア的な機能向上だけでなく、「体験」として、これまでのスマートフォンでできなかったことを実現していこうとしています。特に体験の核となる「コンテンツ」の魅力をいかに最大限引き出すかについて、徹底的に追求しました。

その1つが「撮る」ということ。今はコンテンツをユーザーが創る時代ですから、いかに表現力を高め、表現の幅を広げるかをテーマに、カメラを作り込んでいます。さらに「観る」についても、新しい試みにチャレンジ。美しい「映像」と「音」に加え、「振動」という要素を掛け合わせることで、これまでとは次元の異なるコンテンツ体験を提案しています(後述の「ダイナミックバイブレーションシステム」)。

新しいXperiaが求めたのは、「進化」ではなく「変化」 にいいね

“画質”も“楽しさ”も妥協しない、
新しいXperiaのカメラ機能

まずは多くのユーザーが注目しているであろう、カメラ機能の強化について教えてください。

市野:カメラ機能の強化には2つの軸があります。1つが「クオリティー」、もう1つが「ファン&クリエイティブ」です。新モデル3製品に共通する進化として、前者の「クオリティー」軸では、世界初の4K HDR動画撮影対応という機能向上を果たしました。『Xperia XZ Premium』で、4K HDRコンテンツの「表示」に対応したのですが、今回、それをスマートフォンで「撮影」できるようにしています。4K HDRは、高解像度な4K映像の色域とダイナミックレンジを大きく拡張することでさらにリアリティーを高める、映画業界で標準となりつつある技術。新しいXperiaでは、そうしたプロのような表現力の高い映像をスマートフォンで気軽に撮影することができるのです。

また、後者の「ファン&クリエイティブ」の軸については、『Xperia XZ Premium』で好評だった960fpsのスーパースローモーション撮影を、フルHD解像度に向上(従来はHD画質のみ)。インパクトのあるスローモーション動画を、水しぶきの一つ一つまで映し出す、高精細な映像で楽しめるようにしています。人の顔や物をスキャンして3Dのデータを作って遊べる独自機能「3Dクリエーター」についても、新製品ではフロントカメラで“自撮り”できるようにするなど、使い勝手を高めています。

世界初の4K HDRを実現するに際し、どういった技術的なブレイクスルーがありましたか? 4K HDR動画撮影はビデオカメラ専用機でも、ハイエンドの一部機種でしか実現していません。それをスマートフォンでいち早く実現できたのはなぜなのでしょうか?

ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社
商品設計担当 井上

商品設計 井上:実は、カメラのセンサー自体は以前のモデルから4K HDR動画撮影が可能な性能を備えていましたが、これまではチップセットが対応していなかったため、4K HDR動画撮影が実現できていませんでした。しかし、新モデルでは最新チップセットの搭載により、これを実現。ついにセンサーのフルポテンシャルを引き出せるようになりました。

ただし、4K HDR動画撮影時は負荷が高くなるため、その消費電力と熱に耐えられる設計をしなければなりません。サイズに制約のあるスマートフォンの中でそのバランスを取るのが、最も苦労したところですね。世界初の4K動画撮影対応モデル『Xperia Z2』(2014年夏モデル)以降、ノウハウを蓄積し続けてきたからこそ実現できたのだと考えています。

いち早く4K動画撮影を実現してきたからこそ、4K HDR動画撮影も先んじて実現できたというわけですね。では、静止画撮影についてはいかがでしょうか? まずは今回の3製品に共通する機能改善がありましたら教えてください。

ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社
カメラ担当 後藤

市野:Xperiaの静止画撮影機能は従来から極めて高い評価をいただいているのですが、一部のお客さまからは、薄暗いところのわずかなノイズや、解像感について向上して欲しいというお声をいただいていました。

カメラ担当 後藤:そこで今回は、映像エンジン「BIONZ® for mobile」のアルゴリズムを大幅に刷新。ノイズの処理性能を飛躍的に向上させることに成功し、低ノイズでディテール感のある写真が撮れるようになりました。また、素早く動き回る被写体をブレずに撮れるような処理も追加しています。

薄暗い場所での画質がさらに良くなったというのは、室内で撮ることの多い人にはうれしいところですね。さて、ここまでは「3製品共通」のカメラ機能についてお話を伺いましたが、ここからは『Xperia XZ2 Premium』だけの新機軸である「デュアルカメラ」について、そのメリットを聞かせていただけますか?

市野:複数のカメラを組み合わせて撮影するというアイデアは、数年前から登場しており、スマートフォン市場では既に多くの製品で採用されています。ただ、ソニーモバイルとしては、カメラの複眼化はあくまでカメラ機能を向上させる手段の1つと捉えています。複眼ありきではなく、どうすれば美しい写真が撮れるかを軸に考えており、これまでの製品では、結果として単眼を採用していました。事実、我々は従来製品においても、コンパクトデジタルカメラ並みの1/2.3型の大型イメージセンサーと、「BIONZ for mobile」の組みあわせにより、ISO 12800相当(静止画撮影時)の高感度撮影を実現しています。

そして今回、『Xperia XZ2 Premium』では、カラーとモノクロ、2つの1/2.3型大型センサーを組み合わせたソニー独自のMotion Eye™ Dualカメラを初搭載することで、デジタル一眼カメラ並みの高感度撮影を実現。静止画でISO 51200相当、動画でISO 12800相当の超高感度撮影ができるようになりました。これによって、暗い場所でもクリアに、動きの速い被写体もブレなく撮影できるようにしています。

ISO 51200相当、動画撮影時でもISO 12800というのは、まさに一眼カメラ級ですね! また、数値だけでなく実際の作例を見ても、暗所撮影時の画質が向上していることを感じられます。こうした高性能を実現できた、『Xperia XZ2 Premium』搭載デュアルカメラの技術的な優位点についてさらに踏み込んでお話しいただけますか?

井上:『Xperia XZ2 Premium』のデュアルカメラは大きく3つのパートに分かれています。CMOSイメージセンサーを搭載したカラー/モノクロのカメラモジュール、「AUBE™(オーブ)」と名付けた新開発の画像融合処理プロセッサー、そして、進化した映像エンジン「BIONZ for mobile」という、三段構えで高画質を実現しているのです。

3製品に共通する「BIONZ for mobile」の強化については先ほど後藤から説明しましたが、デュアルカメラではソニーグループの半導体部門やカメラ部門の全面協力のもと、カメラモジュールも一新。高感度を実現するため、カラーのカメラではF1.8、モノクロのカメラではF1.6という、明るいレンズを新設計しています。

そして最大のキモとなるのが、カメラモジュールから出力された2つの映像信号を融合させる、「AUBE」というプロセッサーの新規開発。これによって、従来は実現できていなかった、複数のカメラによるインプットのリアルタイムでの融合処理ができるようになりました。動画でもデュアルカメラのメリットを享受できるようになったのが、『Xperia XZ2 Premium』最大の技術的アドバンテージだと考えています。

Xperia XZ2 Premiumの超高感度撮影 比較ムービー

後藤:このMotion Eye™ Dualカメラシステムは、「One Sony」の賜物。半導体デバイスの開発を行っているソニーセミコンダクタソリューションズ、画像認識・画像センシング技術の研究開発を行っているソニーの研究開発部門、カメラ機器の開発を行っているソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズなど、ソニーグループが一体となって開発したんです。その効果は実際の映像をごらんになっていただければ一目瞭然。はっきりとクオリティーの差を感じていただけるはずです。

“画質”も“楽しさ”も妥協しない、新しいXperiaのカメラ機能 にいいね

映像と音、そして振動で、
コンテンツを“感じる”

今回の新しいXperiaは、全体的に大画面化したことも共通した特長ですが、画面のアスペクト比(横縦比)については、『Xperia XZ2 Premium』が16:9、『Xperia XZ2』と『Xperia XZ2 Compact』が18:9と、異なる比率になっています。これにはどういった理由があるのでしょうか?

市野:最近のスマートフォン市場では18:9などの縦長ディスプレイが流行っているのですが、製品のサイズや特性によって、どんなディスプレイが最適かは異なります。ですから、今回も3製品それぞれがターゲットとするユーザー像と提供する体験に合わせて、それぞれにベストな形状、サイズを選択しています。
18:9のメリットをより感じていただけるのは、スマートフォンのコミュニケーションツールとしての側面を重視しているユーザー。最近のSNSは上下にスクロールするUIが主流になってきているので、縦方向に長く表示できることで一覧性が高まるというメリットがあります。

一方で、16:9は視聴体験を重視しているユーザーに適します。テレビ番組や映画などのプロフェッショナルコンテンツから、ユーザーが自分で撮った動画まで、動画コンテンツは現状、16:9がスタンダード。18:9のディスプレイでは余白ができてしまうため、ディスプレイ面積に対し、実際に表示される視聴コンテンツサイズは小さくなってしまうんです。そこで、16:9の4K HDR動画を「撮る」から「観る」まで楽しめることを重視した『Xperia XZ2 Premium』では、16:9のディスプレイを選びました。

他社では前面上下のベゼルを狭くしてディスプレイの占有面積を極限まで高めた、いわゆる「ほぼ全画面」のデザインを採用するスマートフォンも増えていますが、そうしたトレンドに対するソニーモバイルの考えを教えていただけますか? 

市野:ベゼル領域を狭くしディスプレイを大画面化するトレンドは認識しております。しかし、我々としては、体験価値や持ちやすさを最も重要視しておりますので、それらを保ちながら本体前面の画面占有率を高めるということに取り組んでいます。今回の新製品ではどのモデルでも従来機と比べて大画面化し、上下のベゼルも狭めています。
どこまで画面占有率を高めるかは他の機能とのトレードオフともなりますが、我々はトータルでの体験価値を重視し、バランスを取った形です。もし表示領域を広げた結果としてカメラやスピーカー、アンテナなどに必要な領域に干渉してしまうと、カメラ画質や音質、アンテナ感度などが犠牲になりかねません。我々が提供したいトータルなユーザー体験を実現することを前提に、現時点で最適と考える画面サイズのバランスが、今回の形状となります。もちろん今後も、さらなる設計改善や新技術採用などにより、体験を保ちながらさらにバランスを向上させていきます。

なるほど。大切なのはトータルバランスということなのですね。では、その上で、ディスプレイの「画質」についても聞かせてください。サイズ以外の表示性能ではどういった点が改善されているのでしょうか?

井上:『Xperia XZ2 Premium』では、4K HDRの美しい映像をより効果的に楽しんでいただけるよう、輝度を従来比で約30%向上させています。
市野:HDR対応によって、明暗がしっかり表現されると、色の再現性だけでなくディテールの表現力も向上し、映像のリアリティーが高まります。また、従来製品では、楽しめるHDRコンテンツに限りがありましたが、今回は3製品とも、HDRの動画を撮影することができるようになったことに加え、既存のSDR(標準ダイナミックレンジ)映像のコンテンツをHDR相当に変換して表示する、「HDRアップコンバート機能」も搭載。これによって、ほとんどの映像をHDR画質で楽しむことができるようになっています。さらに、『Xperia XZ2 Compact』では従来のコンパクトモデルから大幅な高解像度化も実現しておりますので、表示性能が飛躍的に向上しました。

そのほか、映像の臨場感を高めるために行っている工夫はありますか?

市野:内蔵スピーカーの音圧が『Xperia XZ2 Premium』では30%、『Xperia XZ2』『Xperia XZ2 Compact』では20%、従来機種から向上しています。また『Xperia XZ2 Premium』と『Xperia XZ2』に、新機能「ダイナミックバイブレーションシステム」を搭載しました。視覚、聴覚に加え、触覚の刺激を重ね合わせ複数の感覚に同時に訴えかけることで、今までになかった臨場感を生み出すことに成功しています。
井上:技術的には、新開発の大型振動モジュールを内蔵し、視聴コンテンツの音をソニー独自のアルゴリズムでリアルタイムに解析して、音に合わせて本体を動的に震わせています。近年は音楽を楽しむ際に、YouTubeなどでMV(ミュージックビデオ)を再生する事も増えましたが、そうしたコンテンツで特に威力を感じていただけると思います。もちろん、音楽コンテンツだけでなく、映画やゲーム、自分で撮影した動画などでも有効です。まずはぜひ、店頭などで体験してみていただきたいですね。
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手になじむ新生Xperiaの
アーチ形状に込めた想い

ソニー株式会社
デザイナー 石田

今回、従来モデルから大きくデザインが変わった理由について教えてください。これまでの数世代はフラットでスリムなデザインを採用していましたが、今回、背面中央が膨らんだ、立体的なフォルムになりました。なぜなのでしょう?

デザイナー 石田:皆さんも実感されていると思いますが、SNSやインターネットのさらなる普及によって、人とスマートフォンの接する時間が年々長くなっています。ここ10年で約8倍、1日にして5.5時間もの長時間、スマートフォンに触るようになっているという調査結果があります。そこで、我々は新しいXperiaをデザインするにあたって、人とスマートフォンの間に、シームレスで心地よい関係を創り出せないかと考えました。

それが今回採用された、背面が大きくカーブした新デザインの狙いなんですね。

石田:コンセプトは「Ambient Flow」です。Xperiaに内包されたテクノロジーが、ユーザーとの生活に溶け込む様を表現しました。このコンセプトは、ハードウェアの形状だけでなく、カラーリングや素材、表面仕上げ、ユーザーインターフェースまでを含めた、Xperia全体のデザインコンセプトにもなっています。

そうした本体デザインについて、デザイナーとして特にこだわった点、見てほしい点がありましたら教えてください。

石田:まずは背面の美しい曲面に触れてほしいですね。今シーズンのモデルで新たに3Dガラスを採用することでメタルフレームとの継ぎ目のないシームレスな造形を可能にしています。またガラス素材は今回新たに搭載されたワイヤレスチャージとの親和性が高い素材になっています。

内部構造を大幅に見直すことで、従来は背面の隅に配置されていたメインカメラをセンター部分に配置することができました。カメラとディスプレイの中心軸がそろったことで、より自然な撮影ができるようになったことも新デザインのメリットの1つです。

カメラのほか、指紋センサーも背面センターに移動しましたね。

石田:従来モデルでは、指紋センサーでロック解除した後に、ホームポジションへの持ち替えが必要になっていましたが、新モデルでは、ホームポジションで本体を握ったままで自然に指が添えられる、使いやすい位置に指紋センサーを移動しました。背面中央に配置しているので、右手でも、左手でも、同じように利用できます。

市野:画面オフの状態から、指紋センサーに触れると、画面オンとロック解除が同時に行われ、すぐに使用を開始できます。電源ボタンの操作やディスプレイのタップやスワイプといった操作も必要ありません。加えて、本体を持ち上げるだけでスリープが解除されて画面がオンになる機能も新搭載していますので、より自然な操作性になりました。

実際に試してみると、特別な操作をせずに自然に指を添えるだけでいいので、「ロックを解除する」というアクションの手間が従来以上に軽減されたように感じました。では最後に、それぞれ見た目の印象が大きく異なる3モデル、それぞれのデザインに込めた意図を教えてください。

石田:3製品に共通するCMF(カラー・マテリアル・フィニッシュ)のテーマは、“Flow of Light”。日常にあふれる心地よい光のように、もっと自然に環境に溶け込む存在を目指しました。3モデルの商品性に合わせ、それぞれ異なる光の効果を表現したカラーと質感に仕上げています。

具体的には『Xperia XZ2 Premium』は光の反射をテーマに、アルミフレームとクロムミラー調の3Dガラスによって、プレミアムモデルにふさわしい上品なたたずまいを実現しました。『Xperia XZ2』は光の透過をテーマに、ガラス面にハーフミラー処理を施し、光や角度によって表情が変わる、ガラスならではの奥行き感を表現しています。『Xperia XZ2 Compact』は光の拡散をテーマに、手になじむラウンドフォルムを活かす、さらりとしたフロスト調の質感を与えています。

手になじむ新生Xperiaのアーチ形状に込めた想い にいいね

かつてないほど
凝縮された
スマートフォンが
ついに実現

最後に、新モデルに対する思い、読者の皆さんに伝えたいメッセージなどを一言ずついただけますか?

石田:プレミアムモデルである『Xperia XZ2 Premium』には、デュアルカメラ、AUBE、4Kディスプレイ、大型スピーカー、ダイナミックバイブレーションシステムなど、ソニーの最新テクノロジーがこれでもかと言わんばかりに詰め込まれています。これをサイズに限りのあるスマートフォンのボディに収めるという作業は、相当な高難度でしたね(笑)。ここまで“詰まった”スマートフォンはかつてなかったのではないかと思います。この凝縮度をぜひ体験していただきたいです。
市野:それについては、本当に社内の各方面に多大な苦労をかけました(笑)。そんな無茶を形にできたのは、設計からメカ、デザインまでが一丸となって取り組んでくれたから。ちなみに、そうした多機能の中で、個人的に気に入っている機能がダイナミックバイブレーションシステム。触覚が加わるだけで、驚くほど“体験”が変わります。先ほど、井上も言っていましたが、ぜひ店頭でお試しください!
後藤:やはりカメラ担当としてはデュアルカメラに思い入れがあります。今回、4K HDR撮影への対応や、暗所画質の改善などによって、これまでなら「スマートフォンでは無理」と諦めていたようなシチュエーションでも、美しい写真や動画が残せるようになりました。新しいXperiaで、そうした日常を記録して、家族や友人と共有していただけるととてもうれしいです。
井上:『Xperia XZ2 Premium』は、我々がデュアルカメラでお届けしたい体験について社内で何度も議論を重ねながら、その体験を実現するためにプロセッサーを新規開発するなど、腰を据えて取り組んだ製品です。苦労のかいあって、世界初の4K HDR動画撮影&再生対応や超高感度デュアルカメラなど、ソニーの最先端技術をふんだんに盛りこんだ物ができたと自負しております。『Xperia XZ2』『Xperia XZ2 Compact』も含め、我々の総力をすべて盛りこんだ自信作です。どうぞよろしくお願いいたします!!
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