AX700は撮影現場ではどのように使用されていますか?
今の映像制作の現場はカメラを複数台入れることが多いです。たとえばウィンタースポーツ関係ではデジタル一眼カメラ、アクションカメラ、空撮用のドローンなど、機材の特性を生かして素材を撮影していきます。AX700はそうした撮影機材を複数台入れる現場で重宝しています。
以前、AX700を固定カメラとして使用した際に、思わぬハプニングなど貴重なカットが撮れていたことがありました。そういった使い方をするためには、長時間回しっぱなしにしても熱で止まることもなく、バッテリーが持つということが重要です。AX700は最大サイズのバッテリーが2つあれば、1日中かかる現場でも十分足ります。
しかもセンサーが1.0型で適度なサイズであり、像面位相差AFに対応しているので、AFに任せておいてもフォーカスを外すこともあまりありません。
スタッフにカメラを持たせて撮影することもあるのですが、編集の段階で、広い画が欲しいとなったときに、AX700で使える素材が撮れていたということもありました。
適度に手ブレ補正が効きます。でもこれがデジタル一眼カメラだと形状の問題もあり、手持ち撮影だとどうしてもブレが出てしまうシーンがあります。それを避けるためにジンバルにデジタル一眼カメラを装着して使おうとすると、現場でのセッティングに時間がかかってしまいます。そのためAX700がちょうど良いのです。