2020.07.01 記事更新
写真家 福田健太郎氏
福田健太郎 with FE 16-35mm F2.8 GM
そのレンズが、世界を一変する
『悠久の森』
α7R IV | FE 16-35mm F2.8 GM
至高のレンズだからこそ、届けられる風景がある
秋の気配に誘われて、コンパクトなこのレンズとともに山を登り始めて1時間ほど。爽やかな風に揺れる高山植物、チングルマの綿毛が広がる風景に出合うことができた。眩しい太陽の光に透かしてみると、生き生きとした表情で、一層の輝きを放っている。G Masterであればこそ、絞り値は迷わずF2.8を選択。開放でも細密な綿毛の描写、澄んだ彩りの色再現と気持ちのよい階調表現。そして滑らかな美しいぼけ味。至高のレンズが小さな生命の優しい姿を届けてくれた。
1973年、埼玉県川口市生まれ。幼少期から自然、風景、その土地に暮らす人々に憧れ、18歳のとき写真家を志す。写真家 竹内敏信の助手を経て、1997年より活動を開始。日本を主なフィールドに、生命に溢れる万物の姿を追い求め続けている。写真集に「泉の森」、「春恋し〜桜巡る旅」など。