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-81人の女優の“ピース!”な
素顔写真展-
カメラマン渡辺達生
インタビュー

6月17日(金)〜7月7日(木) ソニービル6F
「ソニーイメージングギャラリー 銀座」にて、
渡辺達生写真展「ピース!」を開催。

1995年から21年間、週刊ポストの表紙を撮り続けてきた、「女性グラビア」という分野における第一人者・カメラマン渡辺達生による、『ピース!-81人の女優の“ピース!”な素顔写真展-』が6月17日から東京・銀座ソニーイメージングギャラリーで開催される。
ピース!写真を撮ることになった経緯や、写真展の見どころ、今使用しているカメラのイ ンプレッションなど、カメラマン渡辺達生氏に話を伺った。

――女性グラビアを撮ることになったきっかけはなんですか?

『週刊サンケイ』で撮り始めていた頃、知り合いのつてで、当時小学館から創刊された雑誌『GORO』で撮影をさせてもらえるようになりました。そのときに、篠山紀信さんが女性を撮影し、長濱治さんが男性の撮影をしていて。ある日、編集者の島本脩二さんに呼ばれて「おまえは女性を撮ったほうがいい」って言われて、初めて撮ったのが当時15歳の片平なぎささんの水着シーンでした。そこからずっと女性の撮影が中心になりました。

――なぜ“ピース!”の写真を撮りはじめたのでしょうか?

ある女の子の水着撮影で“ピース!”写真を撮影したのが最初でした。泣き顔はどんなに仲が悪い女性でも撮れますが、笑顔は仲が悪いと絶対に見せてくれない。まして歳の離れたおじさんに16歳の女の子が笑顔を見せてくれるわけがありません。どうしたら自然に笑ってくれるかなって思いながら撮影をしている中、自然と“ピース!”が生まれたんです。僕の現場って暗いシチュエーションがまったくない。いつもお互いにケラケラ笑いあったりしながら撮影しているんです。
その現場を楽しむこと。まずはそこから始めれば、何を撮影するにしても何も怖くなくなります。

―今回の写真展では、81人もの女優さんの素顔の“ピース!”が見られるとのことですが、
その見どころは?

ピース写真はどんな人でもひとり1枚しか撮影しません。うまくいっても失敗しても、そのときの一枚だけ。「失敗したからもう一枚撮らせて」なんて言うのは格好悪いでしょ。年齢に関係なく僕は相手の笑顔を見せてもらうために、本当に何でもやっています。おじさんが16歳の子を笑わせようと必死になっているのだからその姿はある意味滑稽なのかもしれません。でもこの瞬間にそのすべてを捧げた、奇跡の一枚を楽しんでいただければうれしいですね。

―最近は仕事でαを使っていただいているとか?

まず、初代のα7は発売されてすぐに買いました。もともと持っていたレンズが使用できるうえ、なんだか楽しそうなカメラだなって思って。最初はプライベートで使用していたのですが、α7RⅡからは仕事でも使用しています。僕らグラビア関連のカメラマンの間では、αを使うプロがとくに増えている気がします。実際、僕の弟子たちでも使用している人は増えていますね。

――どのようなレンズをお使いですか?

『FE 24-70mm F2.8 GM』『FE 70-200mm F4 G OSS』『 FE 85mm F1.4 GM』です。
昔は70-200 mm と300 mm が多かったけど、最近は歳をとったので300 mm はあまり使用しません(笑)。その代わりに70-200 mm と24-70 mm を使用することが多くなりました。仕事はズームレンズを使う機会が多いけど、どちらのレンズも描写がいいですね。『 FE 85mmF1.4 GM』は作品を撮るときに使いますね。

――最後に、今使っているα7RⅡの使用感を聞かせてください。

画質のクオリティが高く、軽量でコンパクトだよね。僕はメインが手持ち撮影で、あまり三脚を使用しないタイプなので、100gの差でも一日の撮影でけっこう疲れるんです。左手で被写体の衣装を直しながら右手だけでカメラ持って撮るってシチュエーションも多いですし、リズムを取りながらシャッターを切るためかなり動き回ります。このような撮影スタイルの天敵は“手ぶれ”なんですね。α7RⅡの手ぶれ補正機能(光学式5 軸手ブレ補正機能)はすごく効いてくれていますよ。2〜3 段分は確実に撮れる、という安心感がある。これは非常に助かります。
αは35 mmデジタル一眼の最先端をいっていると言っても過言ではないでしょう。さらに言うと「未来を感じるカメラ」であることは間違いありません。もっとこうなればいい、こういう機能がほしい、など、使い手としてのリクエストもたくさん伝えさせてもらっていますが、それはαに期待しているからこそです。これからどんな進化を遂げていくのか、まだまだ見届けさせてもらいますよ(笑)。

α7RⅡで撮影された写真

プロフィール
渡辺達生
1949年生まれ。成蹊大学経済学部卒業。在学中に『週刊サンケイ』、小学館の『GORO』で女性グラビア写真を始め、『写楽』『週刊ポスト』『週刊文春』『週刊プレイボーイ』、さらに月刊誌、CM、レコードジャケット等で活動。現在も時代を代表する一流女優たちを撮り続けている。

渡辺達生 写真展 ピース!
-81人の女優の“ピース!”な
素顔写真展-
6月17日(金)〜7月7日(木)
ソニーイメージングギャラリー 1・2

ギャラリー情報 住所:東京都中央区銀座5-3-1 ソニービル6階
開館時間:11時〜19時
※ギャラリー1、2を同時入替の場合は、最終日15時閉館
※年末年始は短縮営業(ソニービルの営業時間に準ずる)
電話番号:03-3571-7606
定休日:なし(1月1日、年2回の法定点検日を除く)
入場料:無料

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編集後記

写真展ポストカード
ポストカード撮影のメイキング風景

写真展のメインビジュアルが「イラストなの?」とよく質問があるそうですが、これは実際に渡辺さんご自身がピース!している実写とのこと。撮影現場を「とにかく楽しむ」。この姿勢が、こんなところからも感じられますね。

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