ポートレートフォトグラファー
魚住誠一氏
雨上がりの青山界隈にて
α99 II+SAL50F14Z
魚住氏がα99 IIにレンズSAL50F14Zのみで
撮りおろした新作ポートレートをお届けします。
魚住氏がα99 IIにレンズSAL50F14Zのみで
撮りおろした新作ポートレートをお届けします。
明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い申し上げます。
こんにちは。ポートレートフォトグラファーの魚住誠一です。
さて新年早々ではありますが、ウオズミ的に気になって仕方がなかった“α99 II”で、ようやく撮影できる機会に恵まれたので早速撮ってまいりました。昨年12月に発売されたこのカメラですが、ウオズミが見たり聞いたりしている限り、ソニーさんからは「AF&連写が凄くなったから、スポーツなど動きものを撮ってね!」というメッセージを強く感じておりますが、それはそれで、このカメラの一番の進化ポイントだと思いますから、もちろん異論はありません。ただ僕も含めて、銘玉揃いのAマウントレンズ(特にウオズミ的には大口径の単焦点ツァイスレンズ)で女の子を撮ったらどんな感じよ?と気になっている方も、数多く居らっしゃるんじゃないかと秘かに思ってました。はい。もちろん僕はとても気になってました(笑)
初代のα99も持っているので、最初にIIを握ってみてボディがコンパクトになっていることにちょっと驚きました。コンパクトにはなっているんだけど、グリップ感は握りやすくてホールディングが心地よい。さらにファインダーを覗き込むと、これも広々とクリアーで大変見やすい。シャッターのストロークも、まぁこれは撮り手によって感じ方は様々なんですけど、ウオズミ的には浅過ぎず深過ぎずの、いい塩梅のストロークで気持ち良い。こういう機能とは違う、道具として感触の出来が良いカメラだと、撮影前からワクワク感が高まるから、自然と撮影意欲も高まるんですよね。これお読みになられている方も、今、頷かれたのではありませんか?
それとさっきも言ったのですが、Aマウントレンズには、Eマウントレンズに負けず劣らずの絶品な味わいのある名レンズが、いくつも有るんですよね。今回の撮影では特にウオズミが気に入ってる「SAL50F14Z」で撮ったのですが、他にも試したいレンズ色々ありますね。
モデルさんは、昨夏からウオズミが注目している槙田紗子さんにお願いすることにしました。透き通るような、綺麗な瞳が印象的なモデルさんです。
撮影当日は朝から強い雨で、約束の撮影時間になってようやく止んだ感じでした。このモノクロの写真は、雨が止んで間もなく、窓から差し込む自然光で撮ったα99 IIファーストショットです。どうでしょうか?モノクロだと描写の質感勝負になるので、わざとモノクロで撮ってみたのですが、ウオズミは素晴らしいなっと感じました。肌のやわらかな質感、瞳の透明感、ダイナミックレンジが広いことが効いてる立体的な描写。撮影前からワクワクしていた気分が、この1枚目の描写力を見て一気に上がりました。断言しましょう。このカメラは絶対にポートレート撮影でも大活躍するカメラです。もちろんSAL50F14Zの力も大いにあるのでしょうけど。ではテンション高く、雨上がりの青山通り界隈でウオズミが撮影したα99 II撮りおろし新作を、是非ご覧ください。
そうそう、雨上がりって薄曇りだから太陽の光がやわらかくなることに加えて、雨が降って濡れた街角が、独特のしっとり感を演出してくれるのでお勧めです。もしもまだ未体験という方は、一度雨上がりのポートレート撮影お試しくださいね。
MODEL:槙田紗子 Makita Sako
女優、振付師、WEB連載など、マルチに活躍中!
主演舞台「クリスマウスの夜」(2016年)
振付 PASSPO☆・サンミニ他多数
WEB連載 ホンシェルジュ
ヘアメイク:森泉謙治
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