model:水野杏美(cruva)
Hair&make:ほんなかずみ(RHYTHM)
α7, Carl Zeiss Planar T*45mmF2
フォトグラファー
西村彩子
αとオールドレンズの組み合わせで人物を
魅力的に撮るフォトグラファー
model:水野杏美(cruva)
Hair&make:ほんなかずみ(RHYTHM)
α7, Carl Zeiss Planar T*45mmF2
αとオールドレンズの組み合わせで人物を
魅力的に撮るフォトグラファー
にしむら・さいこ 98年木村直軌氏に師事。2003年個人事務所SELF:PSY’ S設立。広告・写真集などでポートレート撮影を中心に活躍。
西村彩子さんは雑誌を中心に活躍するフォトグラファー。以前はバンドのツアーに同行して、年間100日以上もライブ撮影を行なっていたが、現在はテレビ誌、ビジュアル誌などでアイドルグループ・俳優・ミュージシャンなど、誰もが知っているような人気者のポートレート撮影をメインに活動している。限られた時間で被写体の飾らない表情を抑えるのを得意としていて、タレントからの信頼も厚く、ファンからの評判もいい。フィルムからデジタルに移行した当初はデジタル一眼レフを使っていたが、現在はソニーαとオールドレンズの組み合わせで表紙や巻頭グラビアを撮影している。
――αを使うようになったきっかけを教えてください。 西村 フィルム時代はハッセル、ローライ、コンタックス645など、カールツァイスレンズのカメラを好み、ネガフィルムで撮影し自分でプリントをしていました。デジタルカメラが主流になってきて、私もデジタルの仕事が多くなってきたのですが、私の買えたデジタルカメラと当時のソフトと技術では、誰が撮っても同じような描写、同じような仕上がりになってしまうのが嫌で嫌で。日に日に写真に面白さを感じなくなってきて、フォトグラファーを辞めたいと思うことすらありました。悶々としたまま撮影してる頃(2014年1月)にパリで撮影するお仕事をいただきました。初めてのパリをツァイスのレンズで撮りたい!その想いでオールドレンズが使えると聞いたα7 を購入し、マニュアルも読まずにそのまま使い始めました。スケジュール空き時間の少ないロケでしたが、初めてのパリは見るものすべてが新鮮だったし、ロケハン時や仕事前後の朝や夜に夢中で撮影をしました。α7 とPlanar2/45のGレンズの組み合わせはフィルムライクな描写で撮っていて楽しかったし、パリの街に合っているなぁと感動しました。フィルムの時にレンズによって表現を変えていた感覚が蘇りました。
――それ以降はαがメイン機になったのですね。 西村 仕事では人気タレントの表紙や巻頭ページを撮ることが多いのでα7 IIとオールドレンズの組み合わせで撮っています。
――プライベートでもαを持ち歩いていると聞きました。 西村 α7 はパリから帰ってからほぼ毎日使っています。何かに出会った時にすぐ撮れるようにいつも持ち歩いています。3年間で数えきれないほどシャッターを切りました。人に会うのが好きなので、プライベートで誰かと話している時でもとにかくずっと撮っていたい。どんな顔しているんだろうとか、ふと顔を上げた時、こういう癖があるんだなとか。とにかく人が大好きなので撮っていたいんです。もちろん仕事でも使いながらどこが気持ちいいのか落としどころを考えています。
α、特にα7 IIにオールドレンズだなんて、カメラに詳しい人にはいろいろ言われますけど、これが私のお気に入りのスタイルなので、これだけはやめる気はありません(笑)。
4月15日発売の「コマーシャル・フォト」5月号では、α7、α7 IIで撮影したポートレートを紹介。女性フォトグラファーとしてαをどう活用しているのか。また、ファンを喜ばせるポートレートの秘訣についても解説してもらう。
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