ソニー「α」の軌跡 第4回
写真家・山岸伸氏が感じた圧倒的な解像感と俊敏なオートフォーカス
写真家・山岸伸氏が南の島・沖縄で感じた光と風。α7R IIIだからこそ撮れた写真とは?
山岸伸/やまぎし・しん 1950年3月22日生まれ。広告、ポスター、カレンダー、各レコード会社ジャケット撮影、写真集、表紙撮影、グラビア撮影、DVD制作など多方面で活躍中。
自分自身の可能性を広げてくれる数少ないカメラ
ポートレート写真家として第一線を走り続ける山岸伸氏。普段からミラーレス一眼を使用している。そんな山岸氏にとってソニーのα7R IIIはどのようなカメラだと感じるのか。
「α7R IIIはひとことで言うと、その場の空気やにおいをすべて写し込めるカメラだと思います。約4240万画素のセンサーと裏面照射型の恩恵があり、とても高精細ながらもダイナミックレンジが広い写真が撮れます。現場で僕が感じた空気の揺れや光のバランスをしっかりとカメラが受け止めてくれる。これほどまでに高画素モデルを使用すると、微細なブレも写り込んでしまいますが、三脚が使えない海際の撮影でも5.5段分の強力なボディ内手ブレ補正機能があることで、ブレを感じることなく撮影できます。そういう安心感を感じることが、作品性のある写真を撮ることにつながっています」
そう話してくれた山岸氏。ほかにも注目すべきはAFの精度だという。
「α9のときにもそう思いましたが、とにかくAFがとてもいい。合わせたいポイントにスッと合焦してくれ、さらに精度も抜群。こうなるとMFで合わせることは、まずないです。さらに瞳AFがかなり優秀で、まさに『カメラまかせ』でも納得のいく精度でピントを追い続けます。普段から背面モニターを見ながら撮影しているのですが、オートフォーカスポイントが被写体を追いかけて移動する様は見ていて面白いですね。AFをカメラに委ねることで、画角の整理や光を読むこと、さらにモデルの表情などに集中できる。現場で自分の写真を客観的に見つめる『余裕』が生まれることで、次のシーンなどのイメージもつきやすいですね。このカメラを使っていると、新しいことにチャレンジしたいという気持ちにさせてくれる。そういうカメラは、そんなにありませんね。まだまだ使い込みたいと思わせるカメラです」
そう笑顔で話してくれた山岸氏。「α」と山岸氏が起こす化学反応をこれからも見てみたい。
山岸伸氏とαの世界を感じ取れる写真展がSony Imaging Galleryで開催決定
期間:2018年10月19日(金)〜11月1日(木)
場所:Sony Imaging Gallery
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