Majestic TRAIN- 威風鐵道 -
鉄道写真家 中井精也 氏 × FE 400mm F2.8 GM OSS Vol.9
ドラマチックな鉄道写真をコンセプトに、中井氏が撮る心に響く鉄道風景をデジタルカメラマガジンとのタイアップ企画として毎月コラム形式でお届けします!
みなさんこんにちは、鉄道写真家の中井精也です。
今回はG Masterの最高峰ともいえるFE 400mm F2.8 GM OSS!待望のヨンニッパを携えて、厳冬の秋田へと向かいました。
僕の大好きな秋田新幹線こまち号のE6系電車が、極寒の中を疾走する姿を写したいと思ったからです。はたして、どんな姿をみせてくれたのか?
最初にご覧いただくのは、こちらの1枚です。
訪ねたのは、奥羽本線大張野駅近くの奥出踏切。ここは大きなカーブの頂点に踏切があるため、上り下りの両方向の列車を、安全かつ手軽に狙うことができる撮影ポイントです。ちなみにこの写真は上り列車、トップの写真が下り列車を撮影したものです。
新幹線で踏切!? と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実は秋田新幹線の盛岡〜秋田間は、新幹線の車両が在来線に乗り入れているので、そう多くはないものの、いくつかの踏切が存在するのです。
FE 400mm F2.8 GM OSSを使うのは今回が初めてでしたが、ファインダーを覗いた瞬間に「キレイだっ!」と思わず声が出てしまうほどに明るく、ピントの山がしっかりと読み取れることに驚かされました。
それにしてもこのFE 400mm F2.8 GM OSS。
大口径の超望遠レンズを使い慣れた人であれば、その軽さに驚くことでしょう。AFの追従性、MF時のピントの読みやすさ、使用感、そして描写力。そのすべてが圧倒的でほれぼれしてしまいます。
余談ですが、こういうレンズは報道やスポーツ写真のためというイメージが強いとは思いますが、鉄道や風景写真にもとてもマッチしたレンズだと思います。
このレンズでなければ表現できない繊細な描写を可能にする、まさにアーティスティックなレンズだと感じました。
次にご覧いただく写真はこちらです。
場所は刺巻〜神代間のカーブです。2倍テレコンバーター(SEL20TC)を装着 して800mm相当までクローズアップ。真正面からド迫力のカットを狙います。 猛吹雪だったため視界が悪く、MFに切り替えてピントを追いましたが、開放F値が2.8という圧倒的な明るさのおかげで、ファインダーでのピントの山も読みやすく、迫力あるカットを撮ることができました。
反対方向から狙ったカットになります。列車が巻き上げた雪煙のおかげでロマンチックな作品になりました。
今回初めて使ったレンズ「FE 400mm F2.8 GM OSS」ですが、本当に圧倒的と言える性能でした。そうそう簡単には手に入れられる価格でありませんが、ある意味、一生モノのレンズだと感じました。
そして、何度撮影しても惚れ惚れしてしまうE6系こまち号。また、違う季節でも「FE 400mm F2.8 GM OSS」で撮影してみたいと思いながら帰路へと着きました。
いつもならここで「来月もこの場所で」と挨拶で締めくくるところですが、いよいよ2019/2/28〜3/3までCP+が開催されますね!
僕は初日から毎日、ソニーブースでセミナーを行います。皆さんにソニーブースでお会いできることを楽しみにしております!!
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