Yokohama Brightness
α7R IVと巡るポートレート撮影の旅
Photo by Hideaki Hamada
今回の旅先は、雲ひとつない、真っ青な空が広がる月の横浜。被写体となるのは、大河ドラマ「いだてん」で、主人公の姉・エツ役としても出演した芋生悠。そんな芋生にレンズを向けるのは、国内外の雑誌や広告で活躍中の濱田英明だ。浜風吹きつける山下公園周辺と、公園から発着しているクルーズ船「マリーンルージュ」に乗り込み撮りおろし。手に持つカメラは、昨年7月に発売された、ソニーαシリーズ史上最高の解像性能と階調性を併せ持つ有効約6100万画素のフルサイズミラーレスカメラα7R IV。陽射しが降り注ぐ横浜で切り取る、輝きを放つ新進女優のポートレート。
きらめく太陽の光で写すポートレート
信じられないような暖かさが続く1月某日。山下公園に二人が到着すると、多くの言葉を交わす間も無く自然と撮影ははじまった。 今やInstagramのフォロワーは36万人、広告、雑誌など多岐にわたり活動をする作家、濱田英明。そんな濱田が今回被写体に指名したのが芋生悠(いもうはるか)だ。豊原功補や小泉今日子らが立ち上げた映画制作会社「新世界合同会社」の、第1回プロディース作品「ソワレ」に、村上虹郎と共にダブル主演も決まっている注目の女優である。 今回はあえて細かな撮影場所を決めず、光や風、景色を見渡しながら、場所を移動しつつ、カメラ片手にゆっくりと撮影を進める。青い空に青い海。青を基調とした芋生の衣装が、この日の清々しさを強調し、美しく映える。 濱田が使用したのは、フルサイズ機として初の有効画素数6000万画素を超え話題となったα7R IV。αの性能の良さは、周囲からも聞いていたという。中判フィルムカメラを多用する濱田だが、「解像感はさすが。画像の情報量も多く、白飛びしそうな部分もちゃんと色が残っている。画の表現力が高いと感じます。それと、色の印象もとても良い」と、αの画作りのこだわりを評価。この日のような輝度の高い強い陽射しでも、広ダイナミックレンジのα7R IVなら白飛びや黒潰れがしにくい。 撮影は次々進む。濱田が撮影位置をときどき誘導するが、ポーズはほとんど指示をしない。芋生と対話をしながら、その時の互いの感情やひらめきを大切に撮影する空気が伝わってくる。「その場その場で撮影場所を変えることは多い」と笑顔で話す濱田の提案で、急遽クルーズ船に乗ることに。その直感は抜群に鋭く、船に乗り込むと、冬の夕方に差しかかる陽射し、強く吹く浜風、船内の雰囲気と、素晴らしいロケーションが待っていた。おまけに冬のクルーズ船はほぼ貸切り状態。シャッターを切る速度も次第に速くなり、撮影のボルテージは一気に上がる。「光学式5軸ボディ内手ブレ補正も優秀で『この写真は1/15秒だったのか』と後から気づくほど、ブレへのストレスがなかった」と振り返る。 1時間のクルージングを終え、ふたたび公園周辺をぶらりとめぐる。濱田に人物撮影時に意識することを聞くと「眼を見ること」と答えてくれた。「眼がその人を語るので。芋生さんは、眼の動き、眼の表情を出してもらえて撮りやすかった」。瞳を自動で検出し、そのまま追随し続けるα7R IVの瞳AFは、動きながらの人物撮影でも、「眼」のピント合わせに大いに役立つ。 陽も傾いてきたところで撮影は終了。眩しく輝く横浜の夕陽に目を細め、その場に居合わせた全員が心地よい空気に包まれる。その場の暖かさや吹く風、高揚感は、αが捉えてくれたこの写真たちがしっかり写してくれていた。
最後に、今回の撮影で濱田英明氏が撮影した作品をまとめてご覧ください。
記事で紹介された商品はこちら
ワンクリックアンケートにご協力ください
αUniverseの公式Facebookページに「いいね!」をすると最新記事の情報を随時お知らせします。