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カメラグランプリ2021 大賞受賞記念
α1愛用写真家たちのコメント集
第2弾
〜受賞モデルの魅力とは〜

α Universe editorial team

2021年5月17日、カメラ記者クラブが主催する「カメラグランプリ2021」の各賞が発表された。 今回、『α1(ILCE-1)』が「大賞」を受賞。 選考は2020年4月1日〜2021年3月31日に日本国内で発売された製品を対象に、カメラ記者クラブの会員をはじめ、加盟雑誌の編集長(もしくは代表者)、カメラグランプリ実行委員が委託した外部選考委員、特別選考委員(学識経験者、カメラメカニズムライター、写真家、写真関連団体の代表等)、および特別会員のTIPA(The Technical Image Press Association:欧州を中心に24媒体およびカメラ記者クラブが加盟する写真・映像雑誌の団体)で構成され、総勢49名が行う。 今回、α1が大賞を受賞し、これに伴い届いた著名写真家たちの祝福の声と、各々の視点から受賞モデルの魅力についてコメントをいただいた。

フォトグラファー 小川和行 氏からのコメント

小川和行/フォトグラファー 1979年、神奈川県出まれ。30歳から写真を始めて、日本写真芸術専門学校卒業後の2012年、スポーツフォトエージェンシー「フォート・キシモト」に入社。オリンピック・パラリンピックをはじめ多くのスポーツイベントを取材。2018年独立しフリーランスに。ロンドンパラリンピックで受けた衝撃が忘れられず、パラスポーツを中心に国内外で取材を行う。

α1のカメラグランプリ2021「大賞」受賞おめでとうございます。 1月の発表の際の「ついにここまできたか」という興奮が忘れられません。 私はα9から、αを使い始めました。αが進化を重ね、さまざまなフォトグラファーからの意見・要望への一つの回答として完成したα9。しかしその時点ではまだ「確かに撮れるカメラ、だけどもう少しこの辺が・・・」といった部分を感じていました。とはいえ、ファインダーを見たまま撮れる、ブラックアウトフリーのシャッター、歪みない電子シャッター、リアルタイム瞳AF、小型軽量なボディ・・・それらの優位性は細かな不安を凌駕するものでした。日を重ねるにつれファームアップを繰り返し、その細かな不安すらも着々と解消されていったα9、そしてα9 II。その進化の証は日々のスポーツ取材の現場で増えていくユーザーの数に現れていきました。 スポーツの現場は風景写真などと同じく、その場所、季節、時間帯などによって、さまざまに光が変わります。撮り慣れた会場もあればそうでないところもあり、その時々によってどうしたらその被写体の躍動を表現できるのか、観察し実践していきます。そんな中でファインダーを見たままに、ブラックアウトせず且つ信頼できるAF性能は、撮り直しのきかないスポーツ撮影に大きな武器となってきました。 そしてα1。これまで十分撮れるカメラだと思っていたα9 IIが物足りなく感じるほどの完成度でした。スポーツ報道に有効約5010万画素も必要ないと思っていましたが、その解像感はスポーツ写真をよりダイナミックに見せたいという欲をかき立て、トリミングによる利便性も享受できます。信頼のAF性能も、被写体がまだ遠いところにいる時点から合わせてくれ、顔のアップになるほどの近距離まで不安なく撮影でき、さらにリアルタイムトラッキングが常にフォローしてくれるので、安心感は大きいです。逆光でも安心して任せられます。ピントを外したらそれは自分が悪いと素直に言えるほどに、カメラは盤石のものになりました。カメラがここまでになると、今度はこのカメラを使ってどんどんチャレンジした写真を撮っていかなければいけない、逆にそんなプレッシャーすら感じます。 α1を色々な方に手にしていただき、新たな表現への挑戦を共にしていけたら嬉しいなと思います。

α1,FE 400mm F2.8 GM OSS 400mm,F2.8,1/10000秒,ISO100

自然写真家 寺沢孝毅 氏からのコメント

寺沢孝毅/自然写真家 自然写真家。1960年、北海道生まれ。22歳のとき移住した天売島に住み続け、絶滅危惧種のウミガラスやケイマフリの調査・保護活動を続ける。天売島を「小さな地球」と見立てて人や自然環境の撮影を続けるほか、極力から熱帯までの海洋環境や海鳥を中心に取材し、地球の素顔を伝える活動に取り組む。画像と音を使った講演活動「Photo & Sound Live」を全国展開中。この1年に『BIRD ISLAND TEURI』『EARTH SONG 地球の絶景と守りたい生命』『火山と生きる海鳥 千島列島探検記』(TERRA images)を出版のほか児童書の著書多数。映像作品としてNHK「ワイルドライフ」天売島編を撮影する。 https://terra-images.jp

α1のカメラグランプリ大賞受賞、誠におめでとうございます。この機材を最初に手に取ったとき、その小さな筐体に、未体験の高機能の数々が詰まっていることが信じられませんでした。この数カ月間、そこに秘められた比類なき性能を体感してきた私にとって、このニュースは最高にうれしく、必然の受賞とも感じています。 α1を使いはじめてすぐに、私は野鳥に対応した「リアルタイム瞳AF」を確かめました。FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSSを付けて、梢にとまるシジュウカラにピントを合わせると、小さな瞳を正方形の枠が正確に囲んで合焦したことを知らせました。「飛ぶ」と直感して瞬時にシャッターを切ると、真正面から飛んで迫る小鳥にピントが食いついて離さない感触なのです。びっくりして確認すると、被写体がフレームアウトするまでの12カットすべてにピントがきていました。その画像を見たとき衝撃で言葉も出ませんでした。 動体を追従する驚異的なAFはもとより、最高約30コマ/秒のAF/AE追随高速連写、小型軽量の機動力、ブラックアウトフリーなど、数々の高機能が結集した高い完成度のカメラだからこその結果だと確信しました。意図せず被写体が周辺に寄ったとしても、有効画素約5010万画素の恩恵で、トリミングで救える利点も絶大です。この撮影で、α1は不可能を可能にする機材だと実感した私は、さらに究極の瞬間撮影に挑んで結果を得ています。 α1は動画撮影でも中心的役割を果たしています。私はα7S IIIを2台導入したのを機に、静止画と動画を一体化し、各長所を生かす表現に取り組んでいます。α1には強力かつ自然な手ブレ補正が備わっているので、超望遠レンズを装着して手持ちで飛翔する鳥を追うような撮影ができます。そうした高速な動作を4K画質で秒間120フレーム記録をすれば、高精細スローモーションで表現することが可能です。優れたリアルタイムトラッキングを生かせ、そのうえ愛用するFE 200-600mm F5.6-6.3 G OSSや広角レンズなどレンズのラインアップが豊富なので、野生生物や生息環境の撮影に向いています。身近なサポート体制の安心感も、αシステムを使う理由の一つです。 メインの機材であるα1にα7R IVやα7S IIIなどを加え、それらボディと目的に応じて上手にレンズを組むことで、静止画・動画の両方を効率よく撮影できる体制を築けました。どんなに困難な撮影であっても、自身の操作感性が機材性能にピタリとはまれば、α1は想像しないような結果を出してくれます。α1のポテンシャルを引き出す挑戦が楽しくてしょうがありません。

α1,FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS 600mm,F6.3,1/2500秒,ISO4000

天体写真家 沼澤茂美 氏からのコメント

沼澤茂美/天体写真家 天文宇宙関係のイラスト、天体写真の仕事を中心に、内外の写真雑誌、天文雑誌、書籍の執筆、NHK天文宇宙関連番組の制作・監修、プラネタリウム番組の制作などを手掛ける。パラマウント映画社「スタートレックDeep Space9」の特撮映像素材、ポスター制作を担当した。 取材活動は世界7大陸に及ぶ。代表的なNHK取材として1989年南米チリの「ラス・カンパナス天文台での長期ロケ」、2003年「南極での皆既日食撮影」などがある。 また、世界最大規模の星の祭典「胎内星まつり」の企画運営を37年間継続。昨年は無観客ネット生中継開催を成功させる。村上市天体観測施設「ポーラースター神林」、胎内市胎内自然天文館の建設監修を行なう。2011年新潟市国際コンベンションセンター「朱鷺メッセ」で開催された「にいがた宇宙フェスタ」の企画制作を担当する。2004年環境大臣賞受賞。著書多数。

α1、カメラグランプリ大賞受賞おめでとうございます。 最初に手にしたときの感覚は、従来機とまったく違和感がなく、フラッグシップといった特別な主張が表面に現れていないところに非常に好感が持てました。しかし、その内面のすごさは最初にシャッターを押したときにはっきりと感じ取ることができました。これがカーボンファイバーを使用した新しいシャッターカーテンによるものかは別にしても、とにかく今まで体験したことのない静かで短い、ドアを軽くノックするようなシャッター感覚。これはシャッターの耐久性や安心感をもたらす非常に心地よい感覚です。 私は主に星空を撮影していますが、最も重要なのが高感度特性と階調特性(ダイナミックレンジ)と言うことになります。高感度特性は良好、解像度は有効約5010万画素あるため微星も高いレベルで解像してくれます。解像度と感度特性の相反する特性が高次に上手く融合した、きわめてバランスの良い基本性能を実感することができます。15ストップの階調特性は撮影後のRAWデータの調整に大きな影響を及ぼし、暗部に隠れたディティールの表現はこれまでのαの中でもトップクラスで、撮影後の新たな発見が1コマごとに体感できます。 それから、これは予想外だったのですが、8Kの星空映像が実に素晴らしいです。高感度映像撮影はα7Sシリーズが得意としていますが、α1も、f1.8程度のレンズを用いると動画撮影時の最高感度ISO32000で、肉眼で見た星空以上の写りを示してくれます。その星像は非常に鋭い点像を示し、本当の星空を見ているかのような錯覚に陥る感じです。肉眼では見えないような人工衛星や流れ星も余すことなく記録してくれ、改めて8Kがもたらすリアリズムに感嘆するばかりです。 これらの新しい特性をどのように生かしていこうか、好奇心を喚起してくれるそんなカメラに出会えたことに感謝です。

α1,FE 12-24mm F2.8 GM 12mm,F2.8,30秒,ISO3200

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