これまで様々な自然風景を撮影されてきた写真家の萩原氏。 今回は企画展で展示された「Baby’s〜森の赤ちゃん〜」の作品を中心に、α7R IVで動画作品を撮影する魅力を語っていただいた。
萩原れいこ/写真家 沖縄県出身。学生時代にカメラ片手に海外を放浪。後に日本の風景写真に魅了されていく。隔月刊「風景写真」の若手風景写真家育成プロジェクトにより、長野県志賀高原 石の湯ロッジでの写真修行を経て独立。中西敏貴、萩原史郎、萩原俊哉に師事する。志賀高原や嬬恋村、沖縄県をメインフィールドとして活動中。撮影のほか、写真誌への執筆、セミナーや撮影会講師なども行う。2021年、全国各地にて個展「Heart of Nature」「Baby’s〜森の赤ちゃん〜」を開催。著書は「美しい風景写真のマイルール」(インプレス)、「風景写真まるわかり教室」(玄光社)など。
こちらの作品は、企画展「Baby’s〜森の赤ちゃん〜」の展示に合わせて制作した動画作品で、5月より各地のソニーストアのαプラザにて展示しておりました。新芽やつぼみなど、自然の中で育まれる赤ちゃんの姿にフォーカスし、日々営まれる命の輝きを捉えました。人と同じように植物や動物なども命を育み、家族が愛を紡いでいます。そのようなメッセージをカタチにして伝えたいと思い、撮影に挑みました。メインフィールドである群馬県嬬恋村や、長野県にて撮影しています。自分の生活圏内でほぼ撮影していますが、その中で粛々と生きている小さな尊い営みに、改めて気がつくことができました。 まず、冒頭のシーンは鼓動をイメージして撮影しました。森の中にある小さなせせらぎの水面がキラキラ反射していたので、望遠レンズを使用しピントリングをゆっくり動かして徐々にフォーカス。まるで超音波画像のように見えたので、あえて所々ブラックアウトさせて、鼓動と成長を表現しています。
α7R IVは「透明感のある色」と「空気感を閉じ込める」点が特に気に入っており、写真撮影のみならず、動画撮影でも同じように色や空気感を表現できて嬉しく感じます。“光”を内包する透明感あふれる色彩が、時間軸をもって動き出す瞬間には感動しました。α7R IVで撮った写真が動き出すような感覚です。目の前の風景をただ撮影するだけでなく、頭の中のイメージを物語のように紡ぎ出すことができる喜びを感じています。 そして、有効約6100万画素の高解像がもたらす安心感は絶大です。高解像は精密に描写するだけでなく、目に見えない風や香りなどの空気感も表現してくれるため、見る人に心地良い感覚を与えてくれます。また、滑らかな高階調で自然界の美しい色合いやグラデーションを表現でき、ダイナミックレンジが広いので日の出などの逆光でも安心して撮影できました。 今後撮りたい景色はたくさんあります。絶景だけでなく、世界はささやかながら美しい瞬間に溢れていて、それを見つけたときの感動、心のゆらめきは幸せそのものです。自分が「美しい」と感じるものを素直に表現していきたい。それができるのがα7R IVだと思っています。自分の幸せだけでなく、誰かの笑顔にも繋がるかもしれないと、近頃強く感じています。 撮りたいテーマは多々ありますが、ひとつのカタチにしたいと考えているのが「空と海」です。私の色彩感覚を育んでくれた、七色に輝く沖縄の空と海。その素晴らしさを撮影して伝えたいと思っています。繊細で絶妙な夕空のグラデーションや、さざ波や潮の香りも感じさせてくれるような空気感を表現したい。α7R IVだからこそできる表現です。涙が出るほど美しい空と海を、いつか皆様にご覧いただけるように撮影に励みたいと思います。
「萩原れいこ 作品展 Baby’s 〜森の赤ちゃん〜」 開催期間:2022年1月29日(土)〜2022年2月11日(金) 会場:αプラザ 大阪 ※ソニーストア 大阪内 https://www.sony.jp/ichigan/plaza/osaka/
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