第39回応募終了間近 「日本の自然」写真コンテスト 前回受賞作品の紹介
「いつまでも守り続けたい日本の自然」をテーマに、風景や動植物、人間の営みなどをストレートに表現した作品を評価する「日本の自然」写真コンテスト。今回で第39回を迎えます。 プロ・アマチュア、年齢を問わず、どなたでも応募でき、部門はプリント・デジタルの二部門があり、プリント部門は3/28(月)まで、デジタル部門は3/31(木)まで応募を受け付けています。 ※デジタル部門はwebから応募可能で、応募料は無料です。 今回は、前回の第38回の受賞作品から一部の作品と講評をご紹介します。前回の作品の傾向を参考にしていただき、素敵な作品をお持ちの方はぜひ、応募してみてください。
第39回「日本の自然」写真コンテスト 【応募部門と賞】 ●プリント部門 最優秀賞(1点) :副賞 100万円、賞牌 特選 (3点) :副賞 10万円、賞牌 朝日新聞社賞(1点) 、森林文化協会賞(1点) 、全日本写真連盟賞(1点) :副賞 各5万円、賞牌 優秀賞(10点) :副賞 1万円、賞牌 入選 (20点) :記念品、賞牌 都道府県一賞(若干名):記念品、賞牌 ※在住する都道府県内で撮影した作品が対象 ●デジタル部門 最優秀賞ソニー4K賞(1点) :副賞 50万円クーポン、賞牌 ソニーネクストフォトグラファー賞(1点) :副賞 40万円クーポン、賞牌 ※ソニーネクストフォトグラファー賞は1991年4月1日以降生まれの30歳以下の方が対象 優秀賞 (5点):副賞 3万円クーポン、賞牌 入選 (30点):副賞 3千円図書カード、賞牌 *クーポンは、ソニーストアでのみご利用いただけます。 応募規定はこちら ※コンテスト主催者のページに遷移します https://www.photo-asahi.com/contest/1/878/entry/ デジタル部門の応募はこちらから ※コンテスト主催者のページに遷移します https://photo-asahi.mitte-x.istsw.jp/contest.html?cn=12
前回 第38回「日本の自然」写真コンテスト受賞作品紹介
【プリント部門】受賞作品の一部
最優秀賞「ゴールデンウェーブ」 新藤喜悦(宮城県)
海水面に霧が発生する気嵐(けあらし)が現れた寒い冬の朝、黄金色の海と連続する波を楽しむたった一人のサーファーが絶妙な風景を作り出した。壮大な地球と波の力、スケール感にも圧倒される。自然との対話、そこに生きる人間の存在感も引き立っている。
特選「Spring sign」 高橋怜央(北海道)
桜が咲く頃に見られるイボタガの成虫を、落ち着いた雰囲気で美しく撮影している。独特な羽の模様をきれいに見せるライティングと背景に柔らかく桜の花を写し込む構図は素晴らしい。
特選「チームワーク」 増田晋一(東京都)
コロナ禍の苦しい時ゆえに、ニホンザルの6匹の子ザルが無邪気に遊ぶ様子が心に染みる。暗めの背景も効果的だ。生きる楽しさがあふれる子ザルの姿は自由に動いて制御できないからこそ面白く、ほほえましい。
特選「ファイティングポーズ」 鈴木小百合(静岡県)
夜間潜水し、水中でイカの赤ちゃんを捉えた作品。浮遊しながらピントを合わせるのは相当難しいはずだ。ライティングとアングルは完璧で、イカの動きや透明感が素直な驚きをもたらした。撮影者のチャレンジが結実した作品だ。
朝日新聞社賞「可愛いだけでは生きていけない」 和田宣生(北海道)
余計な物が背景になく、白い雪の中のエゾクロテンのユーモラスな表情に目が留まる。目をぎゅっとつぶり、ぺろっと舌を出したタイミングが絶妙。生態を撮った写真とはひと味違う、心温まる視点が魅力的だ。
森林文化協会賞「月夜のささやき」 浅野良(福島県)
高感度に強いデジタルカメラの特徴を生かした夜間の風景撮影は楽しい。浄土平湿原ではクマの出没もあり無理は禁物だが、月明かりに浮かぶワタスゲの輝きは幻想的だ。再生を待つような静かに流れる時を感じさせる。
全日本写真連盟賞「高原レタス」 瀧しま修じ(埼玉県)
模様の美しさ、形と色、人の暮らしも融合した写真。遠めから写すことで畑の文様がデザイン画のようにも見えてくる。青いトラックが手前にあることで画面が引き締まった。人の営みも自然の一部と捉えて、命や食にまで想像が膨らむ風景だ。 その他のプリント部門受賞作品は、主催者のページよりご覧いただけます。 https://www.photo-asahi.com/contest/1/784/result/958/
【デジタル部門】受賞作品の一部
最優秀賞 ソニー4K賞「交剣知愛」 柳楽航平(北海道)
真っ白な背景のスタジオで撮影されたような雰囲気と、シンメトリーの雄のエゾシカの姿が交錯して、不思議な世界に引き込まれるようだ。雄が戦うシーンそのものは珍しくないが、何度もチャレンジして、思い描いていた構図で完璧に捉えた異色の作品だ。
ソニーネクストフォトグラファー賞「桜島と火山雷」 中川湧輝(鹿児島県)
地球の鼓動を感じさせる火山雷と溶岩のダイナミックな世界。闇の中に赤と青の光が走り、自然の力強さに圧倒される一枚だ。一日中待っても桜島の噴火が起きるのか起きないのか分からない状況でも、通って粘って撮影した姿勢が見えてくる。
優秀賞「思春季」 藤田紀久雄(北海道)
優秀賞「暗闇のダイヤモンド」 森大輔(北海道)
優秀賞「伝説の名馬」 佐藤直也(青森県)
優秀賞「黎明の刻」 冨岡茂雄(埼玉県)
優秀賞「世代を繋ぐ瞬間」 森田康平(東京都)
その他のデジタル部門受賞作品は、以下のページでご覧いただけます。 https://www.photo-asahi.com/contest/1/784/result/959/ 「日本の自然写真」コンテストは、プロ・アマチュア問わず、撮影機材も問いません。スマートフォンで撮影された作品でもご応募いただけます。また、デジタル部門は応募料が無料。以下からエントリーできますので、素敵な作品をお持ちの方はぜひ、応募してみてください。 デジタル部門 応募はこちらから 3/31(木)23:59まで ※利用登録が必要ですので余裕をもってエントリーください。 https://photo-asahi.mitte-x.istsw.jp/contest.html?cn=12
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