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新製品α7R Vについて4名のトッププロにインタビュー

新次元のAF性能と有効約6100万画素の高い解像性能で切り開かれるカメラの新時代とは

α Universe editorial team

先日発表されたα7Rシリーズの第五世代α7R V。 AI処理に特化した新開発AIプロセッシングユニットをα史上初搭載。高解像モデルでありながら被写体認識性能が大幅に向上。人物の瞳の認識精度は、α7R IV比で約60%、動物に対する認識性能はα7 IV比で約40%向上しています。さらに、被写体認識精度の向上だけでなく、認識対象も拡大。α7Rシリーズとしては新たに鳥、昆虫、車/列車、飛行機に対応。静止画、動画を問わず幅広い被写体を精度よく認識できます。 今回の記事では、トッププロたちがこの新次元AFの性能を初めて体感した様子をまとめた動画コンテンツの内容(α7R Vスペシャルサイトにて公開中)を、本編では未公開のインタビューコメントなども交えてご紹介します。

*カメラで選択できる認識対象は、人物、動物/鳥、動物、鳥、昆虫、車/列車、飛行機 です。設定通りにすべての被写体を認識できるわけではありません。また、設定と異なる被写体を認識する場合があります

今回ご紹介するのは、こちらの動画撮影時にインタビューした内容です

「手前に障害物があっても、α7R Vは奥にいるエゾリスの目を認識してくれる。野生動物撮影がもっと楽しくなりそう。」

野口純一/野生動物写真家 1968年、埼玉県生まれ。北海道在住。2輪、4輪のエンジニア時代にバイクツーリングで訪れた北海道に惹かれ、2000年に移住。キタキツネの撮影をきっかけに、2002年より写真家として活動を開始。北海道を中心に国内外の野生動物を撮影し、雑誌やカレンダー等の各種媒体に作品を提供。野生動物に関する深い知識と豊富な経験に基づく的確で粘り強い撮影スタイルから生み出される、力強く美しい作品には定評がある。公益社団法人日本写真家協会(JPS)会員。

――α7R VのAF性能はいかがでしたか? 思ったよりAFの反応が早くて驚きました。木の上を動き回っているエゾリスも十分追い切ることができました。α7R Vには新しくAIプロセッシングユニットが搭載されたこともあり、手前に障害物があってもエゾリスの目をより正確にAFが識別してくれました。手前にものがあるとそちらにフォーカスしてしまうことが多いので自分でピントを調節する必要があるのですが、α7R Vではその必要がなかったのですごく撮影が楽でした。エゾリスだけでなくほかの動物撮影にも使えそうで期待できますね。

野口さんが撮影したエゾリス。動き回るエゾリスの瞳に、AF枠が粘り強く追随している。

――AIプロセッシングユニットを搭載したことにより進化した認識性能は、今後の撮影においてどのように活躍すると思いますか? 一般的には今まで動物の顔、特に目にピントを合わせるのが難しかったのですが、AF性能が進化したことで誰でも簡単にピントを合わせることができるようになり、今まで以上に野生動物の撮影も身近なものになりますね。より多くの人に撮影を楽しんでもらえるようになりそうで今後がすごく楽しみです。

インタビューに答える野口さんの様子

「AFが車を認識して追従していく。いい意味でショッキングな機能だなあと思います。」

水谷たかひと/スポーツフォトグラファー 1968年東京生まれ。1990年東京総合写真専門学校卒業と同時に渡仏。様々なスポーツイベントを撮影し、3年後に帰国。拠点を日本に移しスポーツイベントを追いかける。 2001年・個展「NEVER END」開催、同時に同名の写真集発刊。 2005年・グループ展「水谷ファミリーグラフィティー・MY SPORTS」を開催。 2014年・報道写真展「上村愛子 16年のキセキ」を千葉ニッケ コルトンプラザにて開催。同時に同名の報道写真集を発刊。 2020年・報道写真展「prelude_序曲_」を東京ポートレートギャラリーにて開催。同時に同名の報道写真集を発刊。 公益社団法人日本写真家協会(JPS)会員 一般社団法人日本スポーツ写真協会(ANSP)理事 国際スポーツプレス協会(AIPS)会員 株式会社マイスポーツ出版代表取締役

――α7R VのAF性能はいかがでしたか? 今回は走る車の撮影でしたが、車がフレームに入った瞬間にAFの被写体認識の枠が車を認識して、フレームから出るまで追随したことが印象的でした。これには非常に驚き、興奮しすぎて思わず大きい声を出してしまいました。初めて使った人はびっくりするんじゃないかなあ、と思います。

認識する被写体の種類がかなり細かく分かれているのですが、その中に車というジャンルが増えていて、普段車を撮影する機会が多い僕には嬉しいです。被写体認識の対象を「車/列車」に設定すると、車の形状に合わせて追随してくれるのですが、今回の撮影でAFがしっかり効いていることを体感できました。 AI処理に特化した新開発のAIプロセッシングユニットが搭載されて、車だけでなく様々な被写体を認識することができるようになった点が、すごくいいところだと思っています。

――α7R Vにどんなことを期待しますか? AFの性能が上がっていくことは、αシリーズが今後進化していくうえでも、僕のように素早く動く被写体を撮影するカメラマンにとっても非常に重要だと考えています。このα7R Vから第五世代ということですが、新しくAIプロセッシングユニットが搭載されたことで、容易に狙える被写体やジャンルの幅が大きく広がったのでワクワクさせられるカメラだなあと感じています。僕もこのα7R Vとともに新しいことにチャレンジできたらなあ、と思います。

「AFが野鳥をとらえてくれるので、撮り逃しがない。初心者だけでなく、野鳥撮影に慣れてきた人にも使いやすい一台。」

嶋田忠/自然写真家 1949年、埼玉県大井村(現ふじみ野市)に生まれる。武蔵野の自然の中で野鳥とともに過ごす。 日本大学農獣医学部卒業後、動物雑誌「アニマ」(平凡社)創刊に参加。以後、野鳥を中心に独自の世界を開拓している。 1980年、北海道千歳市へ移住。1993年より7年間、テレビ朝日・ニュースステーション特集「嶋田忠の野生の瞬間」シリーズのため、海外で映像作品を制作。 2000年より、NHKの自然番組をハイビジョンにて制作。最近は北海道を中心に、海外の極楽鳥など、熱帯雨林の生きものもデジタルカメラで撮影している。 2014年12月、千歳市蘭越に常設ギャラリー、嶋田忠ネイチャーフォトギャラリーをオープン。 写真集:『カワセミ 清流に翔ぶ』『火の鳥 アカショウビン』『カムイの夜 シマフクロウ』『凍る嘴 厳冬のハンター ヤマセミ』『雪の妖精 シマエナガ』『LAST PARADISE 精霊の踊る森』他。 写真、映像作品の受賞:太陽賞、日本写真協会年度賞、日本絵本賞大賞、アメリカ国際映像フェスティバル自然部門ゴールドカメラ賞他。 日本写真家協会、日本写真協会、日本鳥学会、日本野鳥の会、日本鳥類保護連盟会員

――α7R VのAF性能はいかがでしたか? すごく使いやすかったです。 私は普段から野鳥を撮影しているのですが、鳥って動きがとても素早くてファインダーで鳥を捉えてフォーカスポイントを合わせていると時間がかかってしまい、鳥が逃げてしまうことがあります。 しかし、今回使ったα7R Xはフォーカスエリアをワイドにした状態でちゃんと野鳥をAFが捉えて追いかけてくれたから、撮り逃すことなく構図に集中できました。フォーカスを合わせるのはとても大変なので野鳥を撮り始めた人だけでなく、慣れてきた人にとってもすごく大事な機能ですね。

――AIプロセッシングユニット搭載により進化したAF性能はどのような撮影で活躍すると思いますか? 野鳥が水浴びしているところを撮ってみたいですね。 水浴びをしている鳥にフォーカスを合わせようと思っても、周囲に飛び散った水滴を追いかけてしまうことが今までとても多かったんです。 でも、α7R VはAIプロセッシングユニットにより認識精度が向上したAFで、鳥にしっかりとピントを合わせ続けてくれるのではないかと期待しています。

「人物が画面の中で小さくなっていっても、それでも瞳にAFが食らいついていく。感動しました。」

桃井一至/写真家 1968年生まれ。1987年写真家・長友健二氏に師事。3年間のアシスタント生活のあとフリーランスカメラマンに。現在、写真撮影をはじめカメラ関係書籍の執筆を行い、テレビ番組にも出演している。(社)日本写真家協会会員。撮影ジャンルは人物・海外風景など多彩。

――α7R VのAF性能はいかがでしたか? まずモデルさんを撮影していて驚いたのですが、人物がカメラから遠くに離れて小さくなっていったときでも、しっかりとカメラが人物を認識していました。今まで人物の顔をAFが認識していたシーンでも、α7R Vはしっかりとすばやく瞳にピントが食らいついていました。被写体が離れていても人物の瞳をAFが拾ってくれて、しっかりピントが合うのはポートレート撮影においても安心感につながります。 僕はもともとα7R IVを使っていたのですが、シャッターの小気味良さやモニターの見え方が相変わらず良いですね。加えてファインダーの見え方も向上していますよね。α7R Vは従来機の良いところはそのままに、さらに進化もしていて安心して撮れますね。

――今回新たに認識対象となった昆虫も撮影いただきましたが、α7R Vの昆虫に対する認識性能はいかがでしたか? 昆虫って小さいうえに動きも素早くて、今までは画面の中に入れるだけで精一杯でした。フレームに入れたうえで測距点やフォーカスエリアを気にしていたんです。 ですがα7R Vなら被写体をフレームにさえ入れれば、あとはカメラがどうにかしてくれます。AFが昆虫を捉えて、自動で追いかけてくれます。今までと比べて、かなり楽に撮影を楽しめました。僕に限らず、昆虫ファンの方、初心者の方も気軽に撮影を楽しめるのではないかな、と思います。

――今回、初めてα7R Vをお使いいただいた感想を教えてください このモデルが第五世代の一号機ということで、かなり期待していました。 実際使ってみても、AF性能がかなりブラッシュアップされていて、追いかけも滑らかで人物の瞳に素早くフォーカスされることを実感しました。

今回は新開発AIプロセッシングユニット搭載により進化したAFシステムを中心に、4名のトッププロの感想をご紹介させていただきました。ほかにも、α7R Vで撮影したトッププロの珠玉の作品やセミナー情報などをα7R Xスペシャルコンテンツにて公開しています。 https://www.sony.jp/ichigan/a-universe/special_a7RM5/

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