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カメラグランプリ2023 大賞受賞記念

愛用写真家たちのコメント集 第2弾
〜受賞モデルの魅力とは〜

α Universe editorial team

2023年5月17日、カメラ記者クラブが主催する「カメラグランプリ2023」の各賞が発表された。 今回、『α7R V (ILCE-7RM5)』が「大賞」を受賞。 選考は2022年4月1日〜2023年3月31日に日本国内で発売された製品を対象に、カメラ記者クラブの会員をはじめ、加盟雑誌の編集長(もしくは代表者)、カメラグランプリ実行委員が委託した外部選考委員、特別選考委員(学識経験者、カメラメカニズムライター、写真家、写真関連団体の代表等)、および特別会員のTIPA(The Technical Image Press Association)が選考にあたる。 今回、α7R Vが大賞を受賞し、これに伴い届いた著名写真家たちの祝福の声と、各々の視点から受賞モデルの魅力についてコメントをもらった。

ペトグラファー 小川晃代 氏からのコメント

トリマー、ドッグトレーナー資格などの動物資格を保持するペット専門フォトグラファーで今までに3万匹以上のペット撮影を手がける。制作会社勤務を経て動物に特化した制作会社&写真スタジオ「アニマルラグーン」を設立。写真教室の講師をはじめ、イベント企画・ペットモデルのコーディネーター等活動は幅広い。著書は「ねこの撮り方まとめました!」「ちいさいののちゃん」「手乗りねこ」「ねこきゅう」他多数。 https://al-photost.com

α7R Vのカメラグランプリ大賞の受賞、おめでとうございます! αシリーズの歴代のカメラを使い続け、今はα7R Vをメイン機で使っている私にとって 今回の受賞はとても嬉しく、誇らしく思います。注目していたAFは「知性を手にした、新次元AF」のキャッチコピーの通りに進化し、暗い場所や小さく写した被写体もより高い精度で認識するようになりました。動く被写体を撮る私にとってとても頼りになる進化です。 また毛の一本一本まで美しく写し出す高精細な描写力は被写体のかわいさ、力強さ、美しさを最大限に引き出してくれます。α7R Vは私のペット撮影人生の中で最も頼りになる相棒です。

α7R V,FE 85mm F1.4 GM 85mm,F5.6,1/200秒,ISO640

天体写真家 沼澤茂美 氏からのコメント

天文宇宙関係のイラスト、天体写真の仕事を中心に、内外の写真雑誌、天文雑誌、書籍の執筆、NHK天文宇宙関連番組の制作・監修、プラネタリウム番組の制作などを手掛ける。パラマウント映画「スタートレックDeep Space9」の特撮映像素材、ポスター制作を担当した。撮影取材は5大陸に及び、近年では2017年「アメリカ皆既日食取材」(NHK)、2016年「インドネシア皆既日食取材」(NHK)、2013年末NHKスペシャル「アイソン彗星」カリフォルニア取材を行った。代表的なNHK取材として1989年南米チリの「ラス・カンパナス天文台での長期ロケ」、2003年「南極での皆既日食撮影」などがある。2010年以降ナショナルジオグラフィックツアーの依頼で「イースター島皆既日食」や「西オーストラリアバーヌルル国立公園」「スピッツベルゲン島皆既日食」などのツアーに同行する。また、世界最大規模の星の祭典「胎内星まつり」の企画運営を36年間継続し、神林村立(現村上市)天体観測施設「ポーラースター神林」、黒川村立(現胎内市)胎内自然天文館の建設監修を行なっている。2011年新潟市国際コンベンションセンター「朱鷺メッセ」で開催された「にいがた宇宙フェスタ」企画制作を担当する。ライフワークとして赤外写真、モノクロファインプリントの表現を追求している。2004年環境大臣賞受賞。著書多数。

α7R Vカメラグランプリ「大賞」受賞おめでとうございます。 αの高画素機シリーズであるRを冠した5代目のモデルα7R V。α7R IVと同じく、有効約6100万画素、1画素の大きさは3.8ミクロンと小さいため、感度やダイナミックレンジの点で不利ではないかという不安がよぎりましたが、α7R IV同様、高感度特性や耐ノイズ特性などは、天体写真に十分活用できるものであり、ダイナミックレンジは15ストップと、最高レベルの階調表現を示します。 特に天体撮影用に注目したい点として、バルブ設定時の露出時間をプリセットできるバルブタイマー機能、手持ちの星空撮影を可能にする光学式5軸ボディ内手ブレ補正、バリアングル機能とチルト機能の双方の機能を併せ持つ「4軸マルチアングル液晶モニター」などが挙げられるのですが、私が特に驚いたのは手ブレ補正機能の素晴らしさでした。 α7R Vで採用された光学式5軸ボディ内手ブレ補正は、それまでの手ブレ補正と次元を異にしている感があります。いろいろなシチュエーションで撮影してみた結果、広角〜超広角レンズを用いた星空撮影では、露出時間約1秒の手持ち撮影を行った場合、10コマ中ほぼすべてのカットで星が点像に写っており、露出2秒では約30%の確率で星がブレずに点像に写っていることが確かめられました。以前の機種では同様の撮影で星が点像に写るのは10コマ中1カットあるかどうかという状況だったので、この結果は驚くべきものがあります。ここに来てようやくフルサイズの星空の手持ち撮影が実用段階に達したと強く感じます。手持ちの星空撮影で、きちんとした作品が撮れるなら、撮影領域は大きく拡大され、今まで撮ったことのないような作品が生み出せるのではないかと期待せずにはいられません。それから、あまり表に記載されていない内容として、メモリーカードのフォーマットの高速化が上げられます。本機のフォーマット時間、たとえばU3 V90 128GBの初期化は3秒弱で完了します。今まではα7R IV、α1ともに、約6秒かかっていたので、この高速化は大変うれしい進化と言えるでしょう。 α7R Vは、最新のカメラとして画質や機能などの点で大きな進歩が感じられます。正常進化を遂げた本機が、どんな新しい世界を見せてくれるかがとても楽しみです。

*ソニー測定条件。静止画撮影時

α7R V,FE 14mm F1.8 GM 14mm,F1.8,30秒,ISO1250

写真家 福田健太郎 氏からのコメント

1973年、埼玉県川口市生まれ。幼少期から自然、風景、その土地に暮らす人々に憧れ、18歳のとき写真家を志す。写真家 竹内敏信の助手を経て、1997年より活動を開始。日本を主なフィールドに、生命に溢れる万物の姿を追い求め続けている。写真集に「泉の森」、「春恋し〜桜巡る旅」など。 公益社団法人 日本写真家協会会員(JPS) 公益社団法人 日本写真協会会員(PSJ) https://www.youtube.com/c/KentaroFukuda https://www.instagram.com/kentarofukuda508

記念すべき40回目を迎えた「カメラグランプリ2023」、大賞受賞おめでとうございます。 初代α7Rを発売と同時に購入して、早10年。大賞の栄冠を授かった第五世代のα7R Vは、完成形に辿り着いてしまったと感じるほど素晴らしく、大きな飛躍を遂げました。 有効約6100万画素の35mmフルサイズセンサーを搭載し、その圧倒的な解像性能を引き出すにはシビアなピントが求められます。そこで、新開発AIプロセッシングユニットを搭載した、次世代のAFシステムがいち早く投入されたことはうなずけますし、鈍感な私でも気づくほど、AFの賢さには驚かされました。 発売から半年あまり。自然や風景と向き合い、α7R Vで撮影を続けましたが、ファインダーや液晶モニターの見やすさ、フィーリングのよいボタン・ダイヤルによる快適操作、ボディ内手ブレ補正の効果が強化され、美しい色再現の素晴らしい画質で、高解像な写真を確実に生み出してくれます。トップクラスの性能と機能が備わり、細かなところまで研ぎ澄まされ、本当にいいカメラです。 AFシステムのさらなる進化もしかり、αのワクワクする未来はこれからも続くと信じ、それを楽しみにしていますが、安心と信頼ができるα7R Vは、総合的に考えてずっと長く使い続けて行ける、価値あるカメラだと私は確認しました。

α7R V,FE 70-200mm F2.8 GM OSS II 151mm,F3.2,1/1250秒,ISO400

鉄道写真家 山下大祐 氏からのコメント

1987年兵庫県出身。 日本大学芸術学部写真学科卒業。鉄道広告、鉄道誌、カレンダー撮影等を中心に活動しカメラ誌等で連載執筆。鉄道を舞台にデジタル・銀塩問わず写真作品作りに注力している。 αアカデミー講師、日本鉄道写真作家協会(JRPS)会員。 2018年 αプラザ写真展「鉄路の瞬(またたき)」札幌・大阪・名古屋 2018年 個展「SL保存場」富士フォトギャラリー銀座 2019年 αプラザ写真展「鉄道の美しいところ」大阪、福岡、札幌、名古屋 2021年 個展「描く鉄道。again」南森町アートギャラリー 2022年 αプラザ写真展「鉄道ビジュアリズム」大阪、福岡、札幌、名古屋

カメラグランプリ大賞受賞おめでとうございます。 α7R IVから2世代続けての受賞となり、イメージングの世界でのαの影響力が多大であることをひしひしと感じています。 少し考えてみました。α7R Vの強さはなにか。 高い解像度に裏打ちされた画質の良さでしょうか。瞳・顔のみならず人物の姿勢やより多くの被写体を認識できる知性でしょうか。ピントが合うスピード、携行しやすいボディサイズ、はたまたカスタム性の高さでしょうか。 きっと、使う人・使うシーンによっていずれの要素にも強さがみえるでしょう。 そうα7R Vの強さは、全部強いことなんです。 そういうカメラだからこそ頂点に選ばれる。そう信じています。 写真は結果が全てではないですが、こうしてα7R Vがひとつの結果を残したことは、ユーザーである私にとっても大変嬉しいことで、今日からまたカメラを持つ手に力が入るというものです。

α7R V,FE 70-200mm F2.8 GM OSS II 95mm,F5,1/1000秒,ISO200

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