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フットワーク軽く「撮りたい」を叶えてくれるマルチなレンズ FE 24-50mm F2.8 G

スナップフォトグラファー 鈴木知子 氏

α Universe editorial team

鈴木知子/スナップフォトグラファー 神奈川県横浜市出身。東京工芸大学短期大学部卒業後、広告撮影プロダクションに入社。写真家、柳瀬桐人氏(他)のアシスタント経験後、コマーシャルフォトを中心に活動。現在フリーランスとして地元横浜に事務所を構え、カメラ片手に日々奮闘中。近年は雑誌への作品提供やフォトコンテストの審査、セミナー講師、写真ハウツー書籍の執筆も行なっている。1日1枚の写真で綴るライフワークの横浜を中心としたスナップ写真を、ブログにて毎日更新中。 http://suzucamera.exblog.jp

機動力が肝となるスナップ撮影

スナップ撮影では偶発的な一瞬を撮影するため、歩きながら魅力的なシーンや被写体を探すことが多くなります。「機動力」を意識して、コンパクトで描写性能に優れたレンズがベストです。またほぼ手持ちの撮影なので、光量が少ない場所でも明るい写真が撮りやすく、シャッタースピードが稼げるF値の小さいレンズも大切なポイントになります。 今回新しく発表されたGレンズは、開放F値がF2.8の大口径レンズです。最大径74.8mm×長さ92.3mm質量約440gととてもコンパクトで軽量。24mmから50mmと焦点域は限られますが、日常をスナップする撮影では最適と感じました。また最短撮影距離が短いため花の撮影やテーブルフォトにも使え、さまざまな表現が楽しめます。個人的には絞りリングがあるので、直感的にF値が変えられる点も気にいってます。

α7 IV,FE 24-50mm F2.8 G 24mm,F2.8,1/250秒,ISO100

開放F2.8と明るいレンズなので、光量の少ない室内や夜景撮影でもシャッタースピードを速くすることができます。この写真を撮った時は、高所から街並み、条件が良ければ夜景を撮ろうと思い、高層ビルの展望フロアに向かいました。薄曇りだったこともあり、イメージ通りの写真が撮れず断念。そこで諦めるのではなく、一度窓から離れて全体を見渡して見つけたシーンがこの作品です。ガラスや金属のリフレクションによって、近未来的な印象に。手持ちでの撮影はフットワーク軽く動きながら、まわりを観察することで、あらたな表現が見つかるのです。絞りはF2.8に設定することで、ISO感度をあげずに撮影することができました。都市スナップではコンパクトな機材であれば、首から下げていても負担になりづらく、シャッターチャンスにも瞬時に対応できるというメリットがあります。

ボディとのバランスも良く、撮りたい画を叶えてくれる

α7 IV,FE 24-50mm F2.8 G 50mm,F4.5,1/2000秒,ISO100

私は普段、α7 IVをメインに使っていますが、このボディとのバランスはとてもよく、気軽に持ち運びしやすいサイズ感だと感じています。機動性に優れていることが、個人的には一番の大きな魅力。このカモメのショットはテレ端の50mmで撮影していますが、カメラのポテンシャルを引き出せるAF性能に嬉しくなりました。レンズが確実に被写体を追従してくれます。ただこの一枚を撮る前後に、カモメだけでもかなりの枚数を撮影しています。長時間の撮影時には機材はできるだけ軽くして、機動力を高めたいですね。

α7 IV,FE 24-50mm F2.8 G 40mm,F8,1/500秒,ISO100

Gレンズということもあり、とても美しい描写性能です。ズーム全域また画面中心から周辺部分までの解像性能もクリアで鮮明です。色の表現も偏りがなく個人的にはとても好きな描写です。ここでは「ゆらぐ心」を表現したく、印象的な空の色にするためクリエイティブルックをF Lに設定しました。逆光撮影でも、フレアやにじみは見られませんでした。

α7 IV,FE 24-50mm F2.8 G 50mm,F2.8,1/50秒,ISO400

こちらは夜のはじまりをイメージさせる時間帯に、ビル群の窓あかりを背景にして室内でスナップしました。開放F2.8に設定し、窓のあかりを大きくなめらかなぼけでとらえることができました。ここでは「一日の仕事を終え、ホッと一息つく心情」を表現したいと思いました。街をめぐりながら、いろいろなシーンや被写体に出会います。広角側で街並みや建造物、被写体に寄ってディティールを写しとる、背景を大きくぼかすなど、このレンズ一本でもマルチな活躍をしてくれます。 個人的にはこのレンズを使って、人物をいれたスナップが撮影したいですね。あとは機動力をいかした手持ちでの夜スナップが撮りたいです。日常のスナップだけでなく、旅行にも最適。風景、ポートレート、テーブルフォトなどの近接撮影もできるので、いろいろなシーンや被写体が撮りたい方に、おすすめしたいレンズですね。 Eマウントレンズのラインナップに本レンズが加わり、さらに充実しましたね。豊富なラインナップに、次はどのレンズを手に入れるか悩まされます。うれしい悲鳴ですね。個人的には、小型軽量のズームレンズに惹かれます。昨年はズーム全域でハーフマクロ撮影が可能な
FE 70-200mm F4 Macro G OSS IIが発売され、とても驚きました。今後も今までになかったレンズの登場に期待しています。

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