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あらゆるシーンで役立つF2.8ズームレンズ「FE 24-50mm F2.8 G」「FE 16-25mm F2.8 G」

フォトグラファー wacamera 氏

α Universe editorial team

wacamera / フォトグラファー 営業として広告業界で7年勤務後、フリーランス商業カメラマンとなって13年目。ウエディング撮影から家族撮影を経て、現在は関西地域で外国人観光客の撮影を主に、国内外問わずあらゆるジャンルで観光局やホテルのプロモーション撮影や自身の作品撮りを行う。得意とするのは色鮮やかな人物と景色が融合したスナップ。一児の母でもある。 https://twitter.com/wacamera https://www.instagram.com/wacamera/

持ち運びしやすいコンパクトなF2.8ズームレンズ

非常に持ち運びがしやすかった、という印象が強いです。特に片手に傘、片手にカメラという不安定な状況でも軽さが味方をしてくれるとはこのこと。動きもスムーズで難なく撮影に集中できましたし、普段よく使うF1.4のレンズを少し絞った感覚で使えました。 梅の満開の知らせを聞いて、雨が降るか止むかの危うい中、近くの梅林に出向き、傘をさしながら、ぬかるんだ足元の中での撮影しました。もう一方はポルトガルの教会と書店で撮影。教会ではプロジェクションマッピングが行われており、音楽と相まって厳かながらも感動的な時間が流れていました。

幅広い撮影シーンに使える「FE 24-50mm F2.8 G」

α7C II,FE 24-50mm F2.8 G 48mm,F2.8,1/100秒,ISO400

梅という花は、撮られたことのある方はご存知だと思うのですが、桜と違って 枝が強く主張してきます。それは梅だけを撮影する分には気にならないことも多いのですが、ポートレートに梅を加えるのは、位置関係、梅と人物のバランスが大切です。モデルさんの顔や体に強い枝が重ならず、紅梅の前ぼけ、そしてモデルさんの頭の近くにも梅がある、その条件に合う場所をカメラ片手に探しました。何度も「ここはどうかな?」と試しに撮影して、時にはモデルさんに顔の向きを変えてもらい、良い場所を見つけました。24-50mmというのはいわゆるやや広角から標準までをカバーする、写真家にとって幅広く使える便利なレンズです。個人的には広角レンズでモデルさんの顔を画面に大きく配置するよりは35-50mmくらいで収め、かつ梅で画面を埋めたかったため48mmで撮影しています。また梅と梅の間にいるモデルさんの顔にフォーカスを当てる際も迷いなくスッとピントがあったのも印象的でした。

α7C II,FE 24-50mm F2.8 G 50mm,F2.8,1/400秒,ISO400

ポートレート作品と同じタイミングで、人物以外も撮影してみようと梅にカメラを向けました。前述したようにこの日は雨天曇天。かつ白梅は雨に濡れて透明感がありました。背景が白い空だったり、公園の向こうに見えるビルの壁面が映り込んでいるとどうしても白梅の存在感が薄くなっていくため、背景がなるべく暗くなる場所、つまり影になっている場所を探しました。この間「背景が明るすぎるんだよねぇ」とぶつぶつ独り言を言いながら10分ほどうろうろしたことを覚えています。

人の目の領域を超えた世界を切り取る「FE 16-25mm F2.8 G」

α7 IV,FE 16-25mm F2.8 G 16mm,F2.8,1/25秒,ISO640

私が好きなレンズに24mmの広角の単焦点があります。普段使いする35mmとは違い一回り広い世界を見せてくれます。慣れるまでは広すぎる…と思ったこともありましたが広角がハマる瞬間というのが街を歩いていると多々あり、その楽しさを知ってしまうとクセになります。このレンズは16mmから25mmという、人の目の領域を超えた世界を切り取ってくれるため建築物の内部撮影には絶対に欠かせないだろうと踏んでいました。欧米諸国では必ずと言っていいほど至る所に装飾の美しい教会やアーチ状の建物があります。標準域のレンズより1枚の写真で天井から足元まで残そうと思うと16mmが最適ですし、その絵には圧倒されるものがあります。今回はこの教会内部で画面下の方にいる人物は入れず天井から壁面に映し出された水面の揺らぎのプロジェクションマッピングを収めました。映像を楽しむために館内は非常に暗かったのですが、F2.8という明るさに助けられ、目で見ていた通りの露出で撮れたと思います。F2.8で撮るとぼけ感が出てしまうと思われるかもしれませんが、遠景撮影で使用レンズが広角の場合はぼけを感じにくくなるのも特徴的です。

α7 IV,FE 16-25mm F2.8 G 16mm,F2.8,1/100秒,ISO400

広角レンズを使う最大のメリットは、大きく広がる被写体を1枚に捉えられることにあると思います。例えば赤い階段の写真は標準レンズで撮ると周りは入れられず階段しか写せません。階段だけの記録写真であればそれでも良いかもしれませんが、旅の思い出、周りの情景を共に残したい場合、広角で撮ることでより伝わる写真になるのです。この写真も周りの本棚や窓が写っていることで美しい本屋さんだということがわかるようになっています。

α7 IV,FE 16-25mm F2.8 G 16mm,F2.8,1/30秒,ISO500

今回の作品の中にぼけ感が出ているのは梅のシーンではありますが、どちらのレンズもぼけは美しく、やわらかく出ていました。ピントがあっている場所と背景のぼけ、その差が 大きすぎず小さすぎず、立体感を生むバランスがとても心地よいと感じました。またコンパクトな軽量レンズだからこそ気になっていた画質については、解像感も必要十分で、便利ズームを使っていることを忘れてしまうほどでした。 日常的に家族や友人の写真を撮っている方や、なるべく荷物を軽くして旅行に行きたい方、初めてのズームレンズを買いたいけどどれが良いか迷ってしまうという方におすすめ したいレンズです。せっかく軽いカメラを買ってもレンズが重たいなどのお悩みも解消!これらのコンパクトなレンズはソニーのミラーレス一眼のボディにフィットする軽さ。例えば友達とキャンプに行く時、家族と動物園に行く時、室内でお祝いするお誕生日ケーキのロウソクを吹き消す時、海外旅行に行く時、などなど性別年齢を問わず、幅広いユーザーのあらゆるシーンで役立つことでしょう!

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