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ペトグラファー 小川晃代 氏から見たVLOGCAM™ ZV-E10 IIの魅力

ペトグラファー 小川晃代 氏

α Universe editorial team

小川晃代/ペトグラファー トリマー、ドッグトレーナー資格などの動物資格を保持するペット専門フォトグラファーで今までに3万匹以上のペット撮影を手がける。制作会社勤務を経て動物に特化した制作会社&写真スタジオ「アニマルラグーン」を設立。 写真教室の講師をはじめ、イベント企画・ペットモデルのコーディネーター等活動は幅広い。著書は「ねこの撮り方まとめました!」「ちいさいののちゃん」「手乗りねこ」「ねこきゅう」他多数。 https://al-photost.com/

――ペット撮影の際心がけていることや意識していることなど、自然で可愛らしい表情を引き出すコツについて教えてください。 わんこにゃんこの負担にならない撮影を心がけています。まずは人形を使って撮影場所を探し、撮影アングルやフレーミングが決定したらわんこにゃんこに登場してもらいます。わんこにゃんこが登場してからの撮影時間は極力短時間で終わらせられるように、瞬間を逃さずに撮る事が大切です。わんこは好きな事をしている時が一番良い表情をしてくれるので、その子の特技を撮る事が多いです。にゃんこはその子の行動を良く観察しながら少し離れた所から自然な様子を撮影したり、猫じゃらしを使って遊びながら撮影をしています。また、基本はしゃがんだ低い姿勢で、カメラはわんこにゃんこの目と同じくらいの高さに合わせて液晶モニターを使って撮影する事でしっかり表情を撮るようにしています。

――ZV-E10 IIをペット撮影で使用されていかがでしたか。率直なご感想をお聞かせください。 コンパクトで軽量なZV-E10 IIは嵩張らずに持ち運びができるのでわんことのおでかけにもピッタリです。 美しい描写力でAF性能がすごく良いため、元気に走り回るわんこもしっかり撮影出来ましたし、動画ではシネマティックVlog設定をONにすれば、映画のような質感になるのでどんなシーンでも簡単にお洒落に撮れるのが嬉しかったです。バッテリーの持ちも良く、αの他のカメラと兼用出来るので長時間の撮影にも対応できて助かりました。

――撮影時の設定や自然な躍動感を捉えるコツについて教えてください。また、実際に撮影された作品のご紹介もお願いします。 走りシーンの撮影ではシャッター速度を最低1/1000秒以上出して撮影します。動物瞳AFをONにし、連写に設定してカメラはなるべく低い位置に構えて撮っています。 あとは画面内にわんこが入り続けるようにわんこの動きに合わせてカメラを振りながら追うだけでOK! 2頭ともとても俊敏で足も速い子達なうえに、光が当たらない日陰での撮影だったのでピントが上手く合うのかが心配でしたが、カメラがしっかりと瞳を追い続けてくれたので躍動感のある一瞬を捉える事が出来ました。

ZV-E10 II,FE 24-70mm F2.8 GM II 105mm相当,F2.8,1/1250秒,ISO1000

投げたボールがバウンドした瞬間からボールを咥える前までの間を切り撮りました。ボールの動きに合わせてわんこが方向転換をしたので、わんこのポーズや表情、ボールの動きの3拍子揃った写真を撮る事が出来ました。

ZV-E10 II,FE 24-70mm F2.8 GM II 85mm相当,F2.8,1/1600秒,ISO800

飼い主さんにカメラに向かってプラー(おもちゃ)を投げてもらい、こちらに向かってくる瞬間を撮っています。プラーを咥える瞬間を撮りましたが、真剣な表情と肉球が見えた前脚がたまらないですね!速すぎて目では認識できない瞬間を切り撮る事が出来ました。

――クリエイティブルックを使用された感想について教えていただけますか。 色味や雰囲気の違う10種類のクリエイティブルックから、その場に合ったルックを使うと、簡単にエモーショナルな写真を撮る事が出来ます。実際に目で見たよりもシックな雰囲気で仕上がったり、逆にポップな感じに仕上がったりと、後からの加工いらずにボタン1つで好みの雰囲気に撮れるため重宝しています。中でも私が良く使うのはFL、IN、ST、NTですが、今回は撮影するシチュエーションやわんこのポーズに合わせてFLとINで撮影しました。どちらも同じ室内空間で撮影していますが、雰囲気が全く違う作品になっていますのでご覧ください。

(FL)

ZV-E10 II,E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS II 75mm相当,F5.6,1/320秒,ISO2500

レザーのソファーと黒縁の窓が印象的な空間はFLで。メリハリが出るFLを使う事で海外にいるかのような雰囲気に仕上がりました。

(IN)

ZV-E10 II,Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA 82mm相当,F1.8,1/640秒,ISO125

もぐもぐおやつシーンは静かでしっとりとした雰囲気に仕上げたかったのでINで。コントラストと彩度を抑えたマットな質感は私好みです。

――こちらの作品は、とてもぼけが美しく印象的です。実際に使用されたレンズなどについて教えていただけますか? ヨーロッパのような街並みに佇むわんこをFE 85mm F1.4 GMで撮影しました。背景が赤・黄・緑ととってもカラフルな街並みでキレイだったのでF値をどうしようかと迷いましたが、開放値のF1.4で撮りました。 ピントが合った面はシャープに、その前後はとろけるようなぼけ味。わんこの表情が際立った美しい作品になりました。

ZV-E10 II,FE 85mm F1.4 GM 127mm相当,F1.4,1/640秒,ISO100

――こちらの作品は、やや暗い環境で撮影されたかと思います。ZV-E10 IIの暗所性能はいかがでしたか。 街灯の暖かい色味を感じる写真を撮りたかったので夕暮れ時に撮影しました。暗い環境下の撮影ではピント合わせに苦労しますが、動物瞳AFがしっかりとわんこの瞳を捉えてくれたので、ストレスなくシャープな写真を撮る事が出来ました。入れ込みたい背景がある時には、今回の椅子のようにわんこが乗れる物があると便利です。背の低いわんこが少し高い位置にいることでバランスの取れた写真を撮ることが出来るんです。

ZV-E10 II,Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA 82mm相当,F1.8,1/640秒,ISO800

――シネマティックVlog設定で撮影いただきましたが、この機能を使用されたご感想を教えてください。 わんこにゃんこのイメージ動画を撮りたい時はシネマティックVlog設定を使わない手は無いでしょ!と断言できるくらい、気に入っています。 設定を「入」にするだけで、横長のアスペクト比になる点、フレームレートが24fpsになって映画のような質感になる点、そして好みの色味で撮れるいくつかの「Look」と「Mood」が選べる点が気に入っています。今回、Lookは映画のような仕上がりの「CLASSIC」にし、Moodはシチュエーションによって変えてみました。動画の冒頭のわんこが走っているシーンとプールシーンはクールな色合いの「OCEAN」に、それ以外は環境に適した色合いにしてくれる「AUTO」で撮っています。 動画撮影では手ブレが一番NG。今回ジンバルは使わずに撮影していますが、ZV-E10 IIの手ブレ補正のおかげで嫌なブレを感じる事の無い作品に仕上がりました。

――最後になりますが、ZV-E10 IIはどのような方におすすめできるモデルでしょうか。 ZV-E10 IIは写真も動画もどちらも妥協したくない!という方におすすめです。 普段そこまで動画撮影をしない私でも簡単にお洒落な動画が撮れたので動画撮影には絶対おすすめのカメラです。更に写真撮影も描写力、AF精度が最高なカメラなので、わんこにゃんこのとっておきの写真と動画の両方を残したい方におすすめのカメラです。それに加え持ち運び楽々の軽量コンパクト!何かと荷物が多くなってしまう飼い主さんにもピッタリなZV-E10 II。カメラを始めたいけど何を使うか迷っている方はもちろん、お出かけの時用のサブカメラとしても最適な一台です。

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