最高峰の画質を誇るG Masterと
機動力抜群のG Lens
F2.8 WORLD
Sony SELECTION
ズーム全域開放F値2.8は高性能レンズの証だ。ソニーのG MasterのF2.8シリーズはいち早く第二世代になり、大幅な小型・軽量化をしつつ画質を向上させた。最近はより手軽に使えるF2.8としてGレンズにもF2.8シリーズが登場した。G MasterとGレンズから代表的な2本を選び、特徴を紹介しよう。
<用語解説>G Master :ソニーEマウントレンズの最高峰シリーズ。高い解像感と滑らかなぼけという相反する2つの性質を両立している。動作音も小さくスムーズだ。G Lens :ソニーEマウントレンズの高性能シリーズ。多彩な焦点域と使い勝手の良いF値を持ち、アマチュアからプロまで幅広いユーザーのニーズに応える。
<Sony F2.8 Lineup>
Lens 01 : シーンを選ばない圧倒的な解像力と滑らかなぼけFE 70-200mm F2.8 GM OSS II
<SPECIFICATION>レンズ構成:14群17枚 絞り羽根枚数:11枚(円形) 最小絞り:F22 最短撮影距離:0.4m(W)、0.82m(T) 最大撮影倍率:0.3倍 フィルター径:φ77mm 外形寸法(最大径×全長):約88×200mm 質量:約1,045g発売日 2021年11月26日オープン価格
望遠レンズのズーム全域でF2.8は必要か?答えはYesである。夕暮れ時の鉄道撮影ではシャッター速度を稼ぎつつ精細に描写し、ポートレートではピント面は繊細に、背景は滑らかに描き出す。軽量かつ高性能なこのレンズは撮影対象を選ばず、撮影者の自由な表現を支える。高い要求にも応えてくれるレンズである。
被写体を浮かび上がらせる滑らかで大きなぼけ
望遠+F2.8による滑らかなぼけは被写体を際立たせてくれる。余計なものが入り込まないようにしつつ、ぼけの量を自在にコントロールできるのがこのレンズの魅力だ。
緻密な描写で中央から周辺までクリアに再現する
風景撮影で絞って使うと中央から周辺までしっかり描写してくれる。等倍で鑑賞するとその繊細さに驚くだろう。描写性能が高いのでα7R Vなどの高画素機と相性が良く、大きくトリミングしても十分な解像感が得られる。
Lens 02 : 機動力の高いボディで日常を高画質に写し取るFE 24-50mm F2.8 G
<SPECIFICATION>レンズ構成:13群16枚 絞り羽根枚数:11枚(円形) 最小絞り:F22 最短撮影距離:0.19m(W)、0.30m(T)(AF)、0.18m(W)、0.29m(T)(MF) 最大撮影倍率:0.30倍(AF)、0.33倍(MF) フィルター径:φ67mm 外形寸法(最大径×全長):約74.8×92.3mm 質量:約440g発売日 2024年4月19日オープン価格
広角24mmスタートでズーム全域F2.8というスペックは撮影対象を選ばず、実に使い勝手が良い。しかも驚くほど小型・軽量。そのコンパクトさは一度手に取って実感してほしい。暗い条件下でも手持ちでぶれずに撮れる上に、18cmまで寄れるため、室内撮影でも使いやすい。ズーミングしてもF値が変化しないため、動画撮影でも活躍する。ボディに付けっぱなしで日常のスナップや旅行、ポートレート、明るさを生かした星空風景など、あらゆるシーンで活躍してくれるオールラウンドレンズだ。
気軽に使えるのでふとした一瞬を逃さない
旅行の際はできるだけ荷物を減らし、撮影も気負わずに行いたい。そんなときはこのレンズがぴったりだ。サッと撮影した何気ないシーンも作品にしてくれる。
夜空に淡く流れる彗星も高画質に写せる
肉眼では捉えにくかった紫金山・アトラス彗星だが、F2.8の明るさを生かし、写し取った。開放でも周辺までしっかり写してくれる描写力は星空写真でも威力を発揮する。
記事で紹介された商品はこちら
ワンクリックアンケートにご協力ください
αUniverseの公式Facebookページに「いいね!」をすると最新記事の情報を随時お知らせします。