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Gear Impression機材インプレッション
待ち望んでいた新機種が想像を超えてユーザーの期待に応えてくれていたことに、この先もずっとファンでいたいと思わざるを得ない。
ボディを握ってみるとグリップが握りやすくなっていて私のように短時間でたくさんの撮影をするフォトグラファーにはアドバンテージになると感じた。更に、待ち望んでいたバリアングル液晶モニターは、縦構図でのハイ・ローアングルを好む私の撮影の可能性を広げてくれた。また、撮影した写真をもう少し大きく切り取りたいと思った時も、有効約3300万という画素数のおかげでトリミングをしても十分なサイズを保つことができる。家や展示会で写真を飾りたい場合にもそれは優位に働くだろう。待ち望んでいた新機種が想像を超えてユーザーの期待に応えてくれていたことに、この先もずっとファンでいたいと思わざるを得ない。
絞りを開放にしてファインダーを覗いた時のゾクリとする描写は中毒になるほどだ。
長く愛用しているDistagon T* FE 35mm F1.4 ZAと、昨年導入したFE 135mm F1.8 GM。この2本は全く画角が違うのにも関わらず私の撮影現場では同等に必要な2本だ。35mmで風景を入れつつ人物を残す場合は開放でも人物にエッジが立つ描写で広く状況を捉えることができる。135mmは奥行きや圧縮効果をもたらした人物撮影に最適で、絞りを開放にしてファインダーを覗いた時のゾクリとする描写は中毒になるほどだ。また純正ならではのオートフォーカスの速さは頭の中に次々と湧くイメージを正確に追いかけてくれる。間違いなく次の旅でもこの2本を相棒として選ぶ。