大型フラッシュを利用することで、内蔵フラッシュでは作れない被写体の陰影を作ったり、光の質をコントロールしたりできます。たとえば、部屋の天井等に光をバウンス(反射)させることで、自然な印象の写真に仕上げることが可能です。そのほかにも、ハイスピードシンクロ機能を使えば日中の明かりの元でも絞り値をコントロールして背景のぼかし具合を調整できます。また、機種によっては、撮影前にフラッシュの光が適切に写真に反映されるかどうかも確認できます。
フラッシュの発光部を天井や壁などに向けて撮影します。光をバウンス(反射)させることで、光が拡散して柔らかくなり、自然な印象の写真にすることができます。
フラッシュを真上に向ける場合は、フラッシュに内蔵されたキャッチライトシートを引き出すと、人物の目に光が写りこみ、表情をより生き生きとさせることができます。
シャッター速度を速くしてもフラッシュが使えます。背景のぼけ具合を調整できます。
外部フラッシュは内蔵フラッシュ以上にさまざまな機能を搭載しています。ここではHVL-F60Mを例に、よく使うバウンスについてご紹介します。
縦位置での撮影時にも天井に発光部を向けることができます。縦位置撮影時は左右どちらにカメラを傾けてもOKです。
背面の壁を利用したバウンスもOK。発光部を背面に向けることができます。発光部は頭上にくるので、撮影スタイルに影響はありません。
バウンスをしても影が強めだと感じる場合は、付属のバウンスアダプターを装着するとより柔らかい雰囲気にできます。発光強度も自動的に調整します。
天井に光を反射させることで、外でよく目にする上からの光が多くなり、もっとも自然な印象の写真になります。
壁に光を反射させることで、横から来る光を作ることができ、窓から差し込むような自然な印象の写真になります。
手軽にクオリティーの高い写真が撮りたい、お子さんやペットなどを家庭で気軽に綺麗に撮りたいという方におすすめなのが小型のフラッシュです。カメラに装着しても存在感を被写体に強く与えないので、被写体となるお子さんやペットをあまり緊張させずに撮影できます。小型とはいっても、内蔵フラッシュよりも大光量で、天井や壁面へのバウンス撮影も可能です。かわいい物をよりかわいらしく撮影する。そんな柔らかい自然な光を演出してくれます。
小型フラッシュを使うと、手軽にバウンス撮影が可能です。縦位置の写真を撮る場合は、発光部をバウンスにセットして、壁を反射面として利用します。