スタンドライトが50mmとほぼ同じ大きさに写るよう撮影距離を変えた作例。
スタンドライトのディテールはほとんど変わらないが、35mmで撮ったものは50mmに比べて撮影距離が近いためタイプライターのディテールが違う。また、背景の部屋の写る範囲が広い。
又、同じF値(絞り値)でも50mmに比べ背景のボケが弱い。35mmで撮る場合、背景の写し込みも含めた描写に向いている。一方、50mmで撮る場合には被写体を中心に背景を入れるというよりは被写体を引き立たせるためのボケとして効果的。
35mm F1.4で撮影( 撮影距離は50mm と同じ)。焦点距離が短いため画角が広くなっている。被写界深度は深く、この例では背景が描写できている。
50mm F1.4で撮影(撮影距離は35mmと同じ)。焦点距離が長いため、画角が狭くなっている。被写界深度は浅くなるため、背景を自然な感じでボカすことができる。