“αレンズ”特集

子どもにカメラを意識させないで撮ることができるのも望遠ズームの魅力。

焦点距離:140mm　絞り:F5.6　シャッタースピード:1/160秒

望遠ズームを生かして、小物撮影も有効。被写体との距離と焦点距離を変えるだけで背景のボケが変化するため、構図を意識しながら撮るとさらに良い。

焦点距離:160mm　絞り:F5.6　シャッタースピード:1/160秒

動物園での撮影の場合、網などの手前の障害物の写りこみが気になるもの。障害物との距離にもよるが、望遠レンズは被写界深度が浅いため、背景のボケだけでなく手前にある被写体も距離が近いほど大きくボケる。網にレンズをいっぱい近づけて撮影することで網の存在がほとんどなくなり、ワシをはっきりと写せる。注意しなければならないのは、撮りたい被写体でもその一番手前の部分にピントが合ってしまうことで（作例の場合はくちばし）、フォーカスエリアをローカルエリアにすることも必要。

焦点距離:200mm　絞り:F5.6　シャッタースピード:1/160秒

近寄れない昆虫の撮影にも威力を発揮する。300mm、最短撮影距離1.5mを活用。

焦点距離:300mm　絞り:F5.6　シャッタースピード:1/160秒

望遠レンズは夕景などでも活躍する。気に入った風景の切り取りは望遠ズームならではの効用。中望遠域を使用すれば、α本体の手ブレ補正機能との組み合わせにより、手持ちでの撮影範囲が広がる。

焦点距離:75mm　絞り:F7　シャッタースピード:1/160秒