焦点距離: 18mm / F値: 5.6 / シャッター速度: 1/160秒/ WB:マニュアル 3900K / 露出補正:0.0EV
第一印象は、わぁ!小さい!です。ここまでコンパクトだとは予想していませんでした。これはもう衝撃。そして薄い。実際このカメラを手にして、まず片手で持って歩きながら目についたものを撮ってみました。NEX-3のグリップ部分の厚みは、女性の手の大きさにちょうどよくて、ぐっと握るのではなく挟むようなきれいな持ちかたができるので、ネイルをした手にもマッチしそうだし。持ち歩いていると、「そのカメラ、何?」と、注目される。持ち歩いている姿が絵になるみたいで、これは女性には嬉しいですよね。
で、こんなに小さいのに、いろいろ高性能なんですね、このカメラ。たとえば私にとって魅力的なのは、撮っているときから細かなピントをピシッと確認できる液晶画面。明るい屋外でもクッキリ見えます。その場の明るさに液晶画面が反応して、自動で見やすくコントロールしてくれるんですね。
普通、こういう写真だと、細部のピントがあっているかどうかはパソコンの画面で確認するまではわからなくてけっこうストレスでした。でもNEX-3なら、撮りながら液晶画面ですみずみまでチェックできます。
焦点距離: 55mm
F値: 5.6
シャッター速度: 1/640秒
WB:マニュアル 3600K
露出補正:0.0EV
焦点距離: 18mm / F値: 3.5 / シャッター速度: 1/320秒/ WB:AUTO/ 露出補正:+2.0 EV
NEX-3は、ボディを手にとると、出かけていって写真が撮りたくなるカメラですね。写真が好きになるといろいろなものに目がいくようになって、たとえば、それまで気づかなかった光の美しさや自然の魅力に気づくようになります。そして「もっとステキに撮ってみたい」、「ここに行って、こんな写真が撮りたい」というモチベーションが自然にわいてきます。ものごとをじっくり観察するようになるし、行動的になる。私はこれを、“自分力”がアップしていくことだと思っています。
NEX-3はその「自分力アップ」をどんどん後押ししてくれるカメラだという気がします。
手前のケーキは果物の質感までくっきり。奥はふんわりとぼかす。一眼ならではのボケ味を、このサイズで味わえます。
焦点距離: 55mm
F値: 5.6
シャッター速度: 1/100秒
WB:AUTO
露出補正:+1.7EV
焦点距離: 55mm / F値: 5.6 / シャッター速度: 1/100秒/ WB:AUTO/ 露出補正:+1.3EV
ちょっと写真に慣れてきたら、誰もがこだわりたくなるのが明るさとボケ味。そして色合いですね。ボケ味をくるくるとダイヤルでコントロールできるのが、NEX-3のすごいところですね。たとえば“女子っぽいかわいい写真”の一例ですが、草木を撮るときも、明るめに、背景をぼかして、ちょっと青っぽく。それだけでだいぶ印象の違う写真になります。NEX-3は、画面を見ながらこのコントロールホイールをくるくる回することで調整できるのがうれしい。F値がいくつとかシャッター速度がいくつとか、全然意識しないで「見た目」の感覚で調整できるんです。
この青みがかった色合いも、数字ではなく、液晶を見ながらコントロールできます。
焦点距離: 54mm
F値: 5.6
シャッター速度: 1/30秒
WB:マニュアル 3500K
露出補正:0.0EV
山本まりこさん撮影・編集(WEB公開用にオリジナルデータを高比率圧縮しています)
音楽:岡村美帆「風にのせて」
風景を動画で撮ってみるのもおすすめ。風をうけてさわさわとそよぐ木々や、水のせせらぎ、足元におちた木もれ日など、かすかな動きを動画で撮るのも楽しいですよ。この動画は、木もれ日をやさしげに撮影できて感動!です。影の部分が黒くつぶれたり光の部分が白く飛ぶことがなく、地面の質感を残したまま、やわらかい木もれ日として表現できました。それからピント。いままでのデジタルカメラの動画機能は、ピントの精度がちょっともどかしかったのですが、NEX-3はオートで素早くピントを合わせてくれるのでストレスなく楽しく撮影できます。静止画を撮っていて急に動画が撮りたくなったときもワンタッチで便利。
色合いや明るさで雰囲気を変え、“女子っぽい”作品に仕上げた、山本さんの作品集です。