動画には動画の面白さがありますね。川のシーンを動画で撮りましたが、川のせせらぎとか、鳥のさえずりもしっかり記録できるので、よりリアリティーが増しますね。60p動画だと水の流れもかなりスムーズ。静止画の場合はシャッター速度を少し遅くして、ブレ描写で風を感じさせますが、動画撮影であれば、うねるように動いている様をそのまま撮れるので、また違った面白さが見つかります。
買われた人はぜひカスタムキー設定の登録をしてほしい。マニュアル露出で撮影している人は、機能を振り分けてあげると、ワンボタンで横並びに出てきます。私の場合は、主要なところだとISO感度、ホワイトバランス、クリエイティブスタイルなんかを入れています。たとえば、風景を撮るとき被写体が風で揺れていたら、ぶらさないようにISO感度を上げて高速シャッターで撮影したり。現場で完成形を作りたいときは、画像の仕上がりを好みで設定できる「クリエイティブスタイル」を使います。あとは全体の色調をつかさどるホワイトバランスなども。よく使う機能をスピーディーに設定できるので、現場ではかなり重宝しています。
高感度性能は、一年ごとによくなっていますね。感度をだいぶ上げても、これだけ高画質だから、これまで撮れなかったシーンまでも追い求めていける。以前ならあきらめていた時間帯、たとえば暗闇で鳥が飛翔するところだとか、そういったところでも速いシャッタースピードが切れるようになる。朝、薄暗いときから行動する動物って多いんですけど、その動きや生きている姿をぜひ記録してみたいですね。撮影の領域が広がって、撮り手側でもその性能に応えないといけないですね。