NEX-5N カメラマンインタビュー プロが語る、“5”の進化

動いている様は、静止画と違った面白さ。

Get Adobe Flash player

※Web公開用にオリジナルデータを高比率圧縮しています
Vario-Sonnar T* DT 16-80mm F3.5-4.5 ZA(マウントアダプターLA-EA2使用)・3.2秒・F11・+0.7EV・ISO200・WB 太陽光

動画には動画の面白さがありますね。川のシーンを動画で撮りましたが、川のせせらぎとか、鳥のさえずりもしっかり記録できるので、よりリアリティーが増しますね。60p動画だと水の流れもかなりスムーズ。静止画の場合はシャッター速度を少し遅くして、ブレ描写で風を感じさせますが、動画撮影であれば、うねるように動いている様をそのまま撮れるので、また違った面白さが見つかります。

より快適に撮影するために、カスタムキー設定は必須。

買われた人はぜひカスタムキー設定の登録をしてほしい。マニュアル露出で撮影している人は、機能を振り分けてあげると、ワンボタンで横並びに出てきます。私の場合は、主要なところだとISO感度、ホワイトバランス、クリエイティブスタイルなんかを入れています。たとえば、風景を撮るとき被写体が風で揺れていたら、ぶらさないようにISO感度を上げて高速シャッターで撮影したり。現場で完成形を作りたいときは、画像の仕上がりを好みで設定できる「クリエイティブスタイル」を使います。あとは全体の色調をつかさどるホワイトバランスなども。よく使う機能をスピーディーに設定できるので、現場ではかなり重宝しています。

 これまで撮れなかった領域を追い求められる。

E 18-55mm F3.5-5.6 OSS・1/60秒・F11・-0.7EV・ISO100・WB オート・ピクチャーエフェクト 絵画調HDR(強)

高感度性能は、一年ごとによくなっていますね。感度をだいぶ上げても、これだけ高画質だから、これまで撮れなかったシーンまでも追い求めていける。以前ならあきらめていた時間帯、たとえば暗闇で鳥が飛翔するところだとか、そういったところでも速いシャッタースピードが切れるようになる。朝、薄暗いときから行動する動物って多いんですけど、その動きや生きている姿をぜひ記録してみたいですね。撮影の領域が広がって、撮り手側でもその性能に応えないといけないですね。